立ち食いうどん 木の葉天狗
こだわりの“立ち食い”うどん
※ 当記事は開店直後のもので、現在朝営業は行っておりません。営業時間、メニュー等は2024年7月現在のものに更新しました。
「立ち食いうどん 木の葉天狗」は2021年5月、札幌駅から創成川を北に向かった東側にある倉庫に店を構えました。
店名どおり “立ち食いうどん” の店ですが、タダの立ち食いうどん店ではありません。
徹底したこだわりから生まれた「うどん」を提供しているのです。
そのこだわりとは。
営業は朝の9時から14時まで。まずは「朝うどん」が楽しめます。札幌では朝にラーメンを食べる「朝ラー」の店は何軒か見かけますが、「朝うどん」の店はほとんどありません。
さらにメニューが「肉うどん」のみ、ということ。
券売機のボタンは肉うどんの「温」「冷」、それぞれの「並・中・大」に「肉追加」とシンプルです。
その「うどん」は北海道産「きたほなみ」に全粒粉をブレンドして、独特の香りと味・コシを実現しています。少し縮れがあり、ツルっとしたのど越しよりはそのコシと食感を味わうタイプでしょう。
「出汁」は香川の名品「伊吹のいりこ」と讃岐の醤油を使い、黄金色に澄んだ旨味の強いつゆに仕上げます。
そして「肉」は道東産の良質な豚肉を秘伝のタレで低温調理しており、その柔らかさと口当たりがうどんとよく合います。タレは出汁との相性を考え讃岐醤油や赤ワイン、いりこ、鯖節、椎茸、昆布などを独自のバランスで調合したものとのこと。
九谷焼の豆皿で提供される「薬味」も生姜は高知直送、厳選した有機白胡麻に万能ネギは自社農園(6〜12月)で栽培したものと手抜きなし。さらに山梨の「ほうとう」や「吉田うどん」の薬味として知られる「すりだね」まで用意するという徹底ぶりです。
最初は出汁をそのままで。そして薬味を少しずつ入れてみれば見事な “味変” が楽しめます。
最後に「すりだね」を混ぜると “ピリ辛” うどんに早変わりです。
食べてみて感じるのは、これらの “こだわり” を徹底するために、まず「肉うどん一品に集中」というスタイルを取ったのだろうということ。
店のインスタグラムには「天狗三部作」その一作目が “立ち食いうどんの店” とあるので、今後はメニューや店舗が増えるのかもしれません。
そんな期待の店「木の葉天狗」のうどん、一度お試しになってみてはいかがでしょうか。
その他の写真
店データ
- 店名
- 立ち食いうどん 木の葉天狗 Webサイト
- 住所
- 札幌市東区北10条東1丁目1-15 片岡倉庫内
- 電話番号
- 未公開
- 営業時間
- 11:00〜15:00
- 定休日
- 日曜・月曜日
- アクセス
- 地下鉄東豊線北13条駅 徒歩5分
- 予算
- 〜1,000円