北海道を代表する蕎麦店といえば、まず「東家（あずまや）」の名があがります。
総本店を釧路の「竹老園（ちくろうえん）」とし、道内に50軒以上の系列店を持つ一大勢力です。

札幌では竹老園から独立した「東家本店」を中心とした札幌東家グループなどがその伝統を守り続けています。

今回ご紹介するのはその一軒である「東家 丸井今井店」。
地下鉄大通駅直結のデパート「丸井今井」1条館の地下にあって、天候にかかわらずアクセスしやすく、気軽に伝統の味を楽しめることがこの店を取り上げる理由です。

丸井今井の地下にあるとはいえ、レストラン街ではなく少し分かりにくい場所なので、客層は丸井今井を利用する地元客が中心になっています。

その分、入店しやすく通し営業なので（都合の良い）時間を選んで使えることも魅力といえるでしょう。
店内は50名ほどの収容力があり、L字型のカウンターもあって一人でも使いやすい造りになっています。

ここでは東家の名物を一度に楽しめるセットがおすすめ。
「そば膳」は、更科と手打ち両方のそばが小盛りで提供されます。
それぞれに専用のつゆが用意されることにも、この店のこだわりを感じます。

そして東家名物の「そば寿司」に天ぷら・玉子焼きという充実のセットです。
そのほか3種類のそば（天ぷら・とろろ・いくらおろし）にそば寿司と「そばいなり」がセットになった「そば三昧」もあります。

これらはお酒のおつまみとしても好適なので、3種類の日本酒が楽しめる「利き酒セット」（お通し付きもあり円）は特におすすめの組み合わせです。

そばの単品メニューでは「かき揚げそば」が、かき揚げの サクサク感の魅力で人気を集めています。

大通の地下通路直結で雪も雨も気にせずアクセスでき、通し営業なので買い物ついでの食事、昼下がりの 一人飲みなど、「東家 丸井今井店」はいろいろな使い方のできる便利な蕎麦店です。

なお「東家 丸井今井店」では「お土産」としてテイクアウトが可能な料理があります。
「天ざる」「そば寿司」など、詳細はお店にお問い合わせください（011-205-1511）。