手打ちそば みなと

食事も昼飲みも楽しめる隠れ家蕎麦店

手打ちそば みなと

蕎麦屋に行く目的はいろいろあるでしょう。
そばをガッツリ食べたい、ごはんとのセットものが食べたいという場合。

逆に食事は軽く済ませたい、という日もあるかもしれません。
さらには蕎麦屋酒(蕎麦前)を味わいながらゆっくりした時間を過ごしたい、店主との会話もできたらなお良い、などなど。

夜だとまさに穴場の雰囲気

夜だとまさに穴場の雰囲気

そんな希望を全てかなえてくれる店が今回ご紹介する「手打ちそば みなと」です。
場所はすすきのから少し西に向かった東本願寺のすぐ南側、周りには飲食店は少ないまさに隠れ家的な雰囲気の店です。

入店すると女性主人(美奈さん)が明るい笑顔で迎えてくれます。
店主一人での切り盛りなので、店内はカウンター6席に4人がけのテーブルが2卓と席数は少なめ。ゆったりと配置されているので窮屈さは全くありません。

この店のそばは「お食事めにゅ〜」にも記載しているように「挽きぐるみ粉を使った二八そば、少し太めの手打ちそば」です。
そのメニューはシンプルながらトッピングでいろいろ楽しめるシステム。

太めの手打ち二八そば

太めの手打ち二八そば

まず冷たいそばが「もりそば」(750円、以下全て税込)と「ざるそば」(800円)。
温かいそばが「かけそば(750円)・かしわそば(900円)・親子そば(950円)」となっていますが、お好みトッピングとして「たぬき(50円)・長いもとろろ(150円)・野菜かきあげ(150円)」など10種類ほど用意されています。

意外にありそうであまり見かけない「たっぷりねぎ」(80円)というトッピングもあり、ねぎ好きにはたまらないそばがアレンジできます。

おすすめの「もりそば」

おすすめの「もりそば」

蕎麦の香りと味を楽しむなら「もりそば」がおすすめ。
説明通りの太めで(挽きぐるみ粉なので)色も濃いめ、のど越しではなく「噛んで味のある」そばです。

「そばがき」のような味わいなので、そばつゆやトッピングの「大根おろし」(50円)などと組み合わせればお酒によく合うおつまみにもなりますトッピングを組み合わせた酒肴もこの店ならでは)。

「かけそば」も人気

「かけそば」も人気

太くコシのしっかりしたそばは温かいつゆにも好相性なので、「かけそば」も人気です。
両方食べたいという要望も多いようで「かけそば と もりそば」(1,200円)というメニューも用意されています。

「半盛り」もあります

「半盛」もあります

その他、「日替りセット」(1,100円)は具材が変わるアレンジそばとごはんの組み合わせという定食スタイル。その食べ応えはガッツリ系のニーズにも応えてくれるでしょう。

もちろん「大盛」(350円増し)もOK、さらには軽い食事やいろいろ組み合わせたいときには「半盛」(300円引き)対応も可能です。

骨まで食べられる「さんまの梅煮」

骨まで食べられる「さんまの梅煮」

元和食の料理人だったというご主人だけに、その一品料理はどれもが丁寧な作りを感じさせてくれるもの。

お酒を頼むと出てくるお通しも手抜きなし。この日のおつまみ「さんまの梅煮」(300円)は骨まで食べられるほどの仕込みぶりです。

これは逸品「三升漬」

これは逸品「三升漬」

おすすめの一品が「三升漬(さんじょうづけ)」
北海道ならではの郷土料理であり保存食で、ご飯のお供にはもちろん、酒肴としても好適なもの。
ここではピリ辛に仕上がった三升漬を豆腐に乗せて出してくれますが、これが何と300円!

この味と値段を考えれば “逸品” と言ってもよいほどでしょう。
熟成により味に深みを増してくるのも三升漬の楽しみなところ。あれば注文必須のメニューです。

さらに定番のおつまみとして人気なのが「鶏皮ぽん酢」(500円)。

定番人気メニューの「鶏皮ぽん酢」

定番人気メニューの「鶏皮ぽん酢」

注文を受けてからカリッと揚げてくれる鶏皮の下にスライス玉ねぎ、上には刻み葱、そしてポン酢がかけられています。

「全部混ぜ合わせて食べてね」とご主人。
しかし揚げたてのカリカリ感も捨て難く、何個かはビールのおつまみにいただきます。

そして言われたとおりよく混ぜてみると、徐々に鶏皮がしんなりと。すると今度は日本酒によく合うおつまみに変わりました。“一皿で二度おいしい” 、なるほど人気になるわけです。

珍しい「そばビール」

珍しい「そばビール」

お酒は各種用意されていますが、珍しいのは「そばビール」(780円)。蕎麦の旨味と苦味を楽しめるユニークなビールです。

日本酒(400円〜)はメニューに乗らない「おすすめ日本酒」(600円)もあり、何が飲めるかはその日のお楽しみ。気軽に尋ねてみましょう。

この日は秋田の銘酒「一白水成」もありました

この日は秋田の銘酒「一白水成」もありました

ランチタイムから夜までの通し営業なので、比較的空いている昼下がりにゆっくりと蕎麦前を味わえます。気さくなご主人とお喋りをしながらゆったりとした時間を過ごせるのも、ここ「手打ちそば みなと」の魅力といえるでしょう。

「お土産そば」はメニューにプラス100円で用意できます。
「お土産生そば」(1,600円、2人前つゆ付き)もあります。ご注文は(011-532-3710)まで。

その他の写真

店データ

店名
手打ちそば みなと Webサイト
住所
札幌市中央区南8条西8丁目521-36 瀬比亜館1F
電話番号
011-532-3710
営業時間
11:30〜20:00
定休日
水曜日
アクセス
札幌市電東本願寺停留所 徒歩3分
予算
2〜3,000円

おすすめメニュー

  • もりそば:750円(税込)
  • かけそば と もりそば:1,200円
  • 日替り そばセット(店内掲示):1,100円
  • 酒肴各種(店内掲示):300円〜
  • そばビール:780円
  • 日本酒各種:400円〜