すすきので一人飲み、お寿司でも食べたいが敷居が高いのがちょっと心配。
そんなときはここ「回転寿司ぱさーる」がおすすめです。

その理由は店内がカウンターのみ（20席）でグループや家族連れが少なく、同じような「一人飲み」のお客さんが多いから。

そしてもう一つ。
一般の回転寿司店はほとんどがチェーン店になっていますが、この店は違います。
ゆえに仕入れの目利きがそのまま店の味に反映します。それは実際に食べて、値段を見れば納得できるはずです。

場所はすすきの交差点から東に歩いて2分ほど。大通り（国道36号線）に面しており、店の前には「ぱさーる」の電光看板があるので見つけやすいでしょう。

おすすめは「晩酌セット」（1,500円、以下全て税込）。
目的はこれだけ、というお客さんも少なくないこの店の人気メニューで、お酒（ビール・日本酒・ハイボール。酎ハイ）2杯に刺身が3点、巻物が1本分（6切れ）。

注文するとすぐに出て来る、まさに一人飲み向き「黄金のセット」です。
刺身は「マグロ赤身・〆さば・タコ頭」が定番（写真では1〜2切れに見えますが数枚ずつ重なっています）。
これに寿司を2〜3皿というパターンが多いでしょうか。
自分の好きなネタでもよし、「本日のおすすめ（にぎり）」とボードに書かれたものから選ぶもよし、この気軽さがこの店の魅力といえるでしょう。

「ぱさーる」の主な寿司タネの値段は以下のとおり。

150円：いか、たこ頭、玉子、手巻き
200円：サーモン、まぐろ（赤身）、〆さば
250円：甘えび、えんがわ（かれい）、とろサーモン
300円：本まぐろ赤身、生ほたて
400円：平目、ずわいがに、中とろ、いくら
500円：活つぶ、活ほっき
600円：ぼたんえび、大とろ、うに
…などなど。

各１皿2貫の値段で、１貫ものはその旨表記されています。
300円以上は１貫（半額）でも注文できるので、いろいろ食べたいときなど都合の良いシステムになっています。

回転寿司といっても、最近の人気店同様寿司は回っておらず、注文は手元の用紙に書いて渡すシステムです。

寿司の回っていないレーンの上には「人気」ランキング表が置かれたりします。順位はサーモン、しめさば、玉子の順のようです。

さらに“ワースト”のランキングを発表しているのもユニークなところ。ちなみにその常連はシャケポンやアボカド、オクラとのこと（確かに珍しい寿司ですね）。

ホワイトボードに書かれている「本日のおすすめ（にぎり、おつまみ）」は要チェック。

回転寿司と銘打つ以上、安いは当たり前。値段以上のコスパが重要であり、目利きが仕入れるこの厳選メニューこそが、安いだけではない「ぱさーる」の売りポイントなのです。

旬の「生」もの（サバ・イワシ・ホッケなど）や「季節」ものなど、その時しか食べられないネタがそろっています。両方のいいとこ取りなら「生シシャモ」などが入っていることもあります。

この日は「秋シャコ」（１貫250円）がありました。さすが旬だけあって、食感も味も楽しめるもの。

「生ズワイガニ」（１貫300円）もあえて「生」で提供する意味を感じさせてくれる甘みたっぷりの一品です。

「マグロの中おち」もマグロの濃厚な旨みを味わえ、これが２貫（軍艦）で250円とはとても思えません。

「本日のおすすめ」は遅い時間には売り切れが続出するので、これらを狙うならなるべく早い時間での訪問がベターといえます。

この日は「晩酌セット」に厳選の3品で2,300円。
お酒も「パーフェクトクラシック」に釧路の地酒「福司」をコップにたっぷり。
文句なし！のコスパでした。

すすきので「軽くお寿司を食べたい」、そう思ったときはここ「回転寿司ぱさーる」の暖簾をくぐってみてください。一人ならなおさらおすすめ。そのリーズナブルさに納得、きっと満足の時間を過ごせることでしょう。

※ テイクアウトも可能です。詳細は店にお問い合わせください（011-242-5567）。