札幌のうなぎや
「ひつまぶし」も味わえる市内トップクラスの鰻店
全国には「鰻(うなぎ)」料理で有名な地域が何カ所もあります。
江戸前料理として発展した東京はもちろん、かつて養鰻業で栄え、鰻の名所としても知られる浜松を擁する静岡。さらには「ひつまぶし」で有名な愛知、大阪を中心とした「関西風うなぎ」や「せいろ蒸し」なども味わえる福岡などがよく知られます。

この看板が目印
このような名所と比較すれば、札幌の鰻料理店はかなり控えめな軒数しかありませんが、中には全国レベルの鰻料理が食べられる店もあります。
今回ご紹介する「札幌のうなぎや」はまさにその一軒です。
JR札幌からは学園都市線で約10分。新川駅下車後は徒歩で数分という、札幌の中心部からは少し離れた場所に店を構えます。
店内はテーブル席とゆっくり座れる座敷。ランチにディナー、その日の食事内容で使い分けることができる造りです。

見事な「うな重」
この店の「うなぎ」の特徴は、しっかり蒸されて中はふんわりながら表面は程よく焼きが入っており、その食感のバランスが見事なこと。
さらにタレはややあっさり系で、その醤油の旨みがうなぎの味を活かしています。
濃い味が好みの方には、醤油さしに入った追加のタレが供されます。
もうひとつの特徴は、薬味として「わさび」が添えられること。これはタレに醤油の風味が活きているため、わさびがよく合うからです。
「蒲焼」にわさびをつけていただくと、その旨みを引き立ててくれて、お酒のよいおつまみにもなります。もちろん「白焼」には言わずもがなです。
お酒はこの店のうなぎによく合う日本酒や、ワインも揃えています。
特に日本酒の「東光」(山形県米沢市)は、サイドメニューの「う巻き」や「うざく」にもよく合うキレの良い飲み口です。

サイドメニューの「うざく」
さらに名古屋名物の「ひつまぶし」も用意されており、これは通常のうな重とは異なり関西風の蒲焼きの本格的なものです(6〜8月は除く)。
「ご飯に混ぜて、薬味で、ダシ汁をかけて」と、3度の味わいが楽しめるのも本場風。

「骨せんべい」もこの店の楽しみ
鰻重でしっかり食事するもよし、うなぎ会席コースで贅沢をするもよし。店主厳選のお酒で一献、名古屋風のひつまぶしまで味わえる。
そんないろいろな楽しみ方のできる店が、ここ「札幌のうなぎや」。
札幌で一押しの鰻店です。
※ テイクアウト、デリバリーは店(011-726-0355)にお問い合わせください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 札幌のうなぎや Webサイト
- 住所
- 札幌市北区北27条西16丁目4-10
- 電話番号
- 011-726-0355
- 営業時間
- 11:30〜20:00(L.O.19:00)
- 定休日
- 月曜日(祝日・夏季は営業あり)
- アクセス
- JR新川駅 徒歩3分
- 予算
- 4〜5,000円