宮川本廛 大丸札幌店
老舗江戸前うなぎの味が楽しめる
「うなぎ」は全国各地でそれぞれに発展している日本を代表する料理のひとつですが、元々 「江戸前」とは鰻の代名詞だったとされるように、東京のうなぎは特に長い歴史を誇ります。
そんな東京のうなぎ料理店として有名な一軒が、築地に店を構える「宮川本廛(みやがわほんてん)」。明治26年(1893年)創業と100年以上の老舗であり、東京を中心とした関東圏には「宮川のれん会」という系列を持つほどです。
大丸札幌店は「宮川本廛」の姉妹店で、その老舗の味を札幌にいながらにして楽しめます。
札幌は国内の大都市の中ではうなぎ専門店が少ないので、貴重な店といえるでしょう。
東京にあるうなぎの名店は蒲焼や鰻重を注文してから提供されるまで、3〜40分はかかるのが常識。それは注文を受けてから蒸し・焼きにかかるからです(店によっては割きから)。
「宮川本廛 大丸札幌店」でも注文時に「30分以上かかります」と言われます。
これ即ち名店の証明です。安心して待ちましょう。
老舗うなぎ店での待ち時間は、お酒をゆっくり楽しむ時間でもあります。
どの店でも「きも焼き」や、店ごとに自慢の「お新香」などをつまみながらお酒を味わうのが定番になっています。
お酒はオリジナルブランドでお燗用の「酒 宮川」と、冷酒の「大吟醸 宮川」が用意されています。
うなぎのタレにもよく合うキレの良いお酒です。
「おすすめ」のセットで提供される「季節のお通し」はまさに酒肴の盛合わせ。
うなぎの楽しみには「白焼き」も外せません。
タレをつけずに焼いたうなぎをわさび醤油でいただく、まさにうなぎの質と調理の技術が問われる料理です。
この店の白焼きは何ともふっくらな焼き上がりで、口に入れるとほのかな脂の旨味を感じ、そのまま溶けてしまいます。さすがは老舗の技といえるでしょう。
さて、注文してから約30分、お待ちかねの「うな重」が登場します。焦げ目の少ないきれいな焼き上がりは宮川本廛ならではです。
タレもとかく甘い店が多い中、さすが老舗らしく辛口のスッキリした味に仕上げています。
ご飯も固めに立った状態に炊かれているので、タレがしっかりとしみ込んでいます。
うなぎとご飯との相性も抜群で、あっという間に食べ終えてしまうでしょう。
「宮川本廛 大丸札幌店」はJR札幌駅直結の大丸レストラン街にあるので、出張や旅行で札幌を訪れた時や電車の待ち時間がある時などにも便利に使える江戸前うなぎの名店です。
※ テイクアウトにも対応しています(011-828-1251)
大丸地下1館には販売店舗もあります。
その他の写真
店データ
- 店名
- 宮川本廛 大丸札幌店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北5条西4丁目7 大丸札幌 8F
- 電話番号
- 011-828-1251
- 営業時間
- 11:00〜22:00(L.O.21:00)
- 定休日
- 不定休(大丸に準じる)
- アクセス
- JR札幌駅直結
- 予算
- 4〜5,000円