京都鳥せゑ 札幌本店
京都伏見の酒蔵から直送の銘酒が味わえる
「京都鳥せゑ 札幌本店」とは一風変わった店名ですが、京都伏見で300年以上の歴史を誇る名門酒蔵「山本本家」が経営する鳥料理居酒屋「鳥せい」のフランチャイズ店です。
京都伏見は日本の酒造りの歴史に大きく関わり、現在も国内有数の酒どころとして知られます。
かつては「伏水(ふしみず)」と呼ばれたほど良質の水に恵まれた地域であることも、酒造りが発展した大きな要因でした。
そんな伏見には「七名水」と呼ばれる7つの伏流水がありますが、そのひとつ「白菊水(しらぎくすい)」は山本本家の敷地内に湧き出ています。
この名水を仕込み水として醸された酒が、この蔵の主要銘柄「神聖(しんせい)」です。
山本本家では酒蔵の一棟を改装、「鳥せい」という鳥料理と蔵出しの清酒を楽しめる店としたことで、地元のみならず観光客が集まる人気の店になりました。
現在は「鳥せい」と「鳥せゑ」のダブルブランドで、京都を中心に全国でのフランチャイズ展開を行なっています。
その一軒が「京都鳥せゑ 札幌本店」です。初代店長が京都の本店で修行して、自らの郷里である北海道に店をオープン。現在は2代目の店長ですが、方針は変わらずブランド鶏の料理に山本本家の日本酒のみを取り扱うなど、あくまで “京都ブランド” にこだわっています。

名物の「うす造り」
名物料理は「うす造り」(860円、以下全て税抜)。
新鮮な銘柄鶏をサッと湯通しした、きれいなピンク色の鶏肉です。

「おまかせ串セット」を京都老舗の薬味で
串物は、「おまかせ八串セット」(1,320円)が定番で、まずこの店の焼き鳥を知るのにおすすめ。人数が多い場合は「十二串セット」(1,960円)もあります。
薬味には、京都から取り寄せる「七味家本家」の七味唐辛子と山椒が用意されます。これを好みで選んで、あるいは両方使って味わうのが “鳥せゑ流” の焼き鳥です。
じっくり煮込まれた「鳥スープ」(240円)もおすすめ。この店の鶏の良さがよくわかる一品で、日本酒のおつまみにもなります。

銘酒「松の翠」
日本酒は山本本家の「神聖」が、純米酒から純米大吟醸酒までフルラインアップ。
特に純米大吟醸の「松の翠(まつのみどり)」は表千家の御用達として知られ、その茶事の際に使われる銘酒です。
さらに京都の高級料亭でも地元を代表する清酒として採用されて、その宴席に彩りを添えています。
一人飲みにはカウンターがおすすめです。
「ほろ酔いセット」(17:00〜18:30限定)はお通しに焼き物5本、生ビールまたは生の原酒一杯というAセット(980円)と、人気の「うす造り」がついたBセット(1,620円)があります。
一人飲みの時にはぜひどうぞ。
テイクアウト情報は参考サイトで。
店データ
- 店名
- 京都鳥せゑ 札幌本店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南4条西4丁目 すずらんビル別館 5F
- 電話番号
- 011-213-0968
- 営業時間
- 17:00〜23:00(L.O.22:30)、金土祝前日〜24:00(L.O.23:30)
- 定休日
- 日曜日
- アクセス
- 地下鉄すすきの駅 徒歩1分
- 予算
- 3〜4,000円