四文屋(すすきの店)

東京新井薬師発祥焼きとんの人気店

四文屋(すすきの店)

札幌に焼き鳥店は数あれど、「焼きとん(やきとん)」の店は多くありません。北海道には「豚」を使った室蘭やきとりなどの存在があるからかもしれません。

ここでは、今や札幌で焼きとんといえばこの店!とまでされる「四文屋(しもんや)」をご紹介します。

札幌にも6店舗(写真は琴似店)

札幌にも6店舗(写真は琴似店)

実はこの「四文屋」、東京の焼きとん屋です。
中野の新井薬師に本店を構え、東京都内で30近い店舗を展開する人気店として知られます。

芝浦の東京中央卸売市場食肉市場、いわゆる「芝浦屠場」から新鮮な食肉が広く流通する東京では旧来から(低価格な)豚の内臓系を焼き鳥と同じ串物として食べさせる店が多くあり、独自の「焼きとん」文化を作り上げてきました。

看板は「焼とん」

看板は「焼とん」

そんな東京の人気店である「四文屋」が札幌にも進出、本場の焼きとんを食べさせてくれます。
多店舗展開を得意とする四文屋らしく札幌市内にも現在6軒が営業(当記事公開時)、各店名には「薬師 四文屋」とあり、本店の看板を背負っていることがわかります。

四文屋の看板メニューはもちろん「焼きとん」(一本100円税抜、メニュー表記は「焼とん」)。
定番のシロやレバーに、カシラ・タン・ハツ・ガツ、テッポウ・小袋など十数種類が用意されています。

おすすめの「手羽ねぎ」

おすすめの「手羽ねぎ」

焼き鳥も(メニューでは「焼とり」)もも肉やつくねなどが一揃い。中でもおすすめは「手羽ねぎ」。柔らかい肉にネギのアクセントがマッチして、とても100円の串物とは思えないほど。

高品位な「ホエイ豚」もあり、「ホエイ豚みそ焼」は他の串と同じ100円で食べられるのがお得に感じる一本です。

牛も人気「赤身の三点盛」

牛も人気「赤身の三点盛」

豚・鳥に加えて「牛」も人気で「牛赤身冷製三点盛」はミスジなどが入ることもありながら600円と格安に提供されています。
“もっきり” で飲める「赤ワイングラス」(350円)で楽しみましょう。

その他、焼きとん屋ならではの「もつ煮込」「煮込豆腐」(各350円)に居酒屋定番の「ポテトサラダ」(250円)、口直しには「キュウリ・長芋の浅漬け」(各200円)などのおつまみもしっかりそろいます。

定番の「煮込豆腐」

定番の「煮込豆腐」

お酒は各種が用意されますが、名物は「梅割焼酎」(350円)。
東京下町の定番酒である「キンミヤ(金宮)」をコップになみなみ、そこに梅シロップを受け皿に溢れる分だけ追加してくれる焼きとんの名店でよく見られるスタイルです。

ただし25度のストレート焼酎ゆえ、一人3杯限定のスペシャル酒になっています。

名物の「梅割焼酎」

名物の「梅割焼酎」

すすきのの2店舗は15時に開店し24時までの営業ですが、市内他の4店舗はランチ営業があります(閉店は22:30)。
ランチタイムには四文屋自慢の肉類を使った「ホエイ豚丼」「牛ステーキ丼」などを500円(税抜)から食べられます。

札幌市内の6店舗は以下の通りです(琴似店以外は全て中央区、店データには代表として「すすきの店」を記載しています)。

どの店も基本「四文屋メニュー」になっているので同じ味が楽しめます。都合の良い場所を選ぶとよいでしょう。

札幌駅前店(北4西1、011-233-1567)
北2条店(北2西3、011-218-7324)
狸小路店(南3西5、011-271-6811)
すすきの駅前店(地下鉄すすきの駅直結、011-512-0345)
すすきの店(南5西5、011-521-4567)詳細は下記参照
琴似店(西区琴似2-5、011-215-8780)

※「すすきの店」はグルメサイト などによっては「ススキノ店」の表記もありますが、ここでは店頭の看板通りの表記で統一しました。

その他の写真

店データ

店名
四文屋(すすきの店)
住所
札幌市中央区南5条西5丁目 ASIL SAPPORO 1F
電話番号
011-521-4567
営業時間
15:00〜24:00
定休日
無休
アクセス
地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
予算
2〜3,000円

おすすめメニュー

  • 焼とん各種:100円(税抜)
  • 焼とり各種:100円〜
  • 牛赤身冷製三点盛:600円
  • ホルモンみそ焼(ホエイ豚):100円
  • もつ煮込み・煮込豆腐:350円
  • 梅割焼酎:350円