とんかつ屋方
「とんかつ」でお洒落に“ちょい呑み”
札幌に「とんかつ専門店」はあまり多くありません。
大手グルメサイトで検索しても、札幌グルメで人気の「ラーメン」は約900軒、「カレー」は約600軒に対し、「とんかつ」はわずか80軒足らず。
チェーン店も多いので、実質の軒数はもっと少ないでしょう。営業形態(店造り)としては、家族やグループでも利用しやすいレストランタイプの店舗が多いことも特徴です。
そんな札幌に一際オシャレなカウンターでとんかつを楽しめる店があります。
その名は「とんかつ屋方(やかた)」。
場所は地下鉄東西線西18丁目から南に歩いて5〜6分、外から店内が見える入りやすい店構えです。
寿司や天ぷらの専門店のような高級感あるカウンターの造りなので料理も高価なのかと思えば、意外なほどリーズナブル。これは店のコンセプトとして『とんかつを多様な楽しみ方で』を掲げているからです。
「ごはんとともにガッツリ食べたい」という場合にも、「とんかつでちょっとお酒を味わいたい」といったニーズにも対応できるように、とんかつは「量」で刻んだ値段設定にしています。
例えば「ロース」が小160g 、中は180g 、大は200g、さらに特大230g。
「ヒレ」は小150g、中190g、大240g(の3種類)となっており、自分の食べたい量で注文することができます。
とんかつに使う豚肉は、ご主人の目利きで厳選したブランド豚(余市の「ワインポーク」真狩村の「真狩ハーブ豚」など)を使っており、それぞれの特徴を味わえます。
「ロース」は脂の旨みが特徴であり、「ヒレ」はその柔らかさが魅力です。
この店ではともにわずかなピンク色を残して揚げており、肉のジューシーさを存分に味わうことができます。これも肉質が良ければこそです。
とんかつが揚がる少し前にはお盆に胡麻の入ったすり鉢、塩、漬物などが出されます。
胡麻を擦ってしばらく待ちましょう。
とんかつ店の重要なポイントである「ごはん」にもこだわっており、米・味噌はご主人の故郷である福岡から厳選したものを取り寄せて使っています。
この日の米は福岡県のオリジナル米「夢つくし」、味噌は福岡県田川郡の安藤商店「無添加麦味噌」でした。
とんかつでお酒を飲みたい場合、「ごはん」や「味噌汁」は要らないこともあるでしょう。
この店ではどちらも別メニューなっており必要に応じての注文ができます。
とんかつ以外にちょっとした「おつまみ」も用意され、「ロース脂身の素揚げ」「福岡のらっきょ」「祖母手作りの梅干し」などもあります。
さらにおかわり自由の「キャベツ」も特製のソース(+からし)や自家製ドレッシングと混ぜてもお酒に合うおつまみになります。
お酒もビール・ワイン・焼酎・日本酒に加えて「とんかつにあうハイボール」なども用意されています。
デートなどでお洒落にとんかつを楽しみたい、とんかつでちょい呑みがしたい。
そんなときはもちろん、一人飲みでも物腰柔らかくて気さくなご主人との会話が楽しめるここ「とんかつ屋方」は知っておいて損のない一軒になるはずです。
その他の写真
店データ
- 店名
- とんかつ屋方 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南2条西19丁目291-67 サードアベニュー 1F
- 電話番号
- 080-8627-2647
- 営業時間
- 11:30〜14:00、17:30〜19:45(L.O.)
- 定休日
- 月・火曜日(祝日の場合は営業)
- アクセス
- 地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩6分
- 予算
- 2〜3,000円