札幌で今注目の塩ラーメン おすすめ店5選!

札幌で今注目の塩ラーメン おすすめ店5選!

札幌は言わずと知れた “ラーメンのまち”
中でも「味噌」はご当地ラーメンとして全国にその名を轟かせます。
そんな “味噌ラーメン王国” ともいえる札幌で、あえての「塩」ラーメンで勝負する店も存在するのです。

典型的な「塩ラーメン」のイメージ

典型的な「塩ラーメン」のイメージ

今回はそんな札幌で、今注目を集める塩ラーメンの店を厳選してご紹介しましょう。
それぞれ、ひとかたならぬこだわりを持っているお店ばかりですよ!

麺屋 翔:“神の塩” が札幌に凱旋

札幌で今大きな注目を集めている「塩ラーメン」店なら、2025年4月に開店した「麺屋 翔(しょう)」の名を挙げないわけにはいきません。
その理由はこの店、東京西新宿に本店を構え、“神の塩” とまで呼ばれる「塩ラーメン」を売りにする人気店だからです。
さらに店主は札幌の出身で、東京で大きな成功を収めた上で満を持しての “凱旋” オープンともいえるでしょう。

店内はカウンターのみの造りで、入口横に券売機があります。
(店のオススメが位置することの多い)左上TOPボタンには “迷ったらこれ食べてみて” というコメントが!
今回はもちろんこれを注文。

食券を渡してしばらく待つと、目の前のカウンターにその丼が置かれました。

高品位な塩ラーメンらしいルックスにしばし見とれます。

まずは透明なスープをひと口。

その瞬間、香ばしさと旨みが口の中にフワッと広がりました。

表面に浮く鶏油と出汁のコク深い味わいも感じます。
その秘密の一つが、の厳選食材である(十勝地区)「中札内鶏」の胴ガラを使うこと。“コクと旨み” の深さはここ札幌店ならではです。

麺は細めのストレート

“ツルん” とした口当たりで食べやすく、塩味のスープによく合います。

具の「チャーシュー」“鶏と豚” の組み合わせ。
さらに味付けの良い「メンマ」に、これもツルんとした食感の「ワンタン」(2個)。
そして1個丸ごとの「味玉」に、具材のトップには「九条ネギ」
これらの具が “全部入り” となるのが「特製塩ラーメン」なのです!

店名:麺屋 翔 札幌店
住所:札幌市中央区北2条西2丁目33-2 マーシャルビル 1F
電話番号:011-205-3047
営業時間:10:00〜15:00、18:00〜22:00
定休日:無休(休みの場合はSNSにて通知)
アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩3分

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らーめん 信:あの超人気塩ラーメンの元祖

すすきので「塩ラーメン」を食べるなら、「らーめん 信(nobu)」はおすすめの一軒です。
その理由はこの店、同じすすきので「しょうが(しお)ラーメン」を看板に超人気の「ラーメン 信月(しんげつ)」の創業者が手がける店だから。

まさに “元祖” の塩ラーメンが食べられる店なのです。
看板メニューはもちろん「塩ラーメン」

透明スッキリながらコクのある塩味スープは「信月」同様なもの。
そしてラーメンの頂上にもあの「生姜」が置かれます。
(ただしこの生姜はトッピング扱いなので、食券購入時には忘れずに!)

黄色く口当たりの良い縮れ麺メンマの切り方味付け、チャーシュー、“逆色”(外が赤) のナルトお麩。これらもお馴染みのルックスです。

あっさりした塩スープを味わいつつ、生姜をスープに溶かせば、キレとコクの “味変” を楽しめます。

 

この味が朝(9時開店)から中休みを挟み、深夜(2時、金土は3時)までというロングラン営業のスタイル。“朝ラー” も “締めラー” もOK!という札幌、すすきのでラーメン好きにはまさに “外せない一軒” なのです!

店名:らーめん 信
住所:札幌市中央区南7条西4丁目2-7 ライトビルⅡ 1F
電話番号:011-205-0606
営業時間:9:00〜14:00、17:00〜翌2:00(金土は〜翌3:00)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩7分

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らーめん逍遥亭:体に優しい塩ラーメン

市電の走る電車通りの西5丁目。通りに面したビルの地下に「味の名店街」として人気の飲食店が入るグルメスポットがあります。
その中でラーメン店なら「逍遥亭(しょうようてい)」です。

道東釧路にそのルーツを持ち、札幌で独自路線のラーメンを展開する店で、かつて札幌エスタの「ラーメン共和国」にも「塩屋ゆうじろう」として出店していました。
暖簾にもその店名が書かれているように、この店でも「塩」にはこだわっているようです。

トップメニューには自信作である「塩麺」があり、もちろんこれを注文。

程なくしてカウンター越しに登場した「塩麺」澄んだスープ中細の縮れ麺、具にはチャーシューメンマ木耳ネギと目を引く赤い「クコの実」

スープに使うこだわりの塩には「ボリビアの天然岩塩」
3億年前の地層から産出された塩で、鶏・鰹・野菜で取るスープにその豊富なミネラルまろやかさを加え、さらに釧路らしく鮭の魚醤を使って味の深みを演出します。

麺は釧路らしい中細で、キトサン(+岩塩も!)を練り込んだ “体に優しい” オリジナル麺です。
(店の入り口横の壁にはこれらの説明文が貼ってあります → トップ画像参照)

チャーシューは提供前に炙ってくれるので、その香ばしさと旨味が楽しめます。

丁寧に刻まれたネギに加え、大葉の香り。
そしてラーメンには珍しい「クコの実」も “体に良い” ものとして添えているようです。

カウンターのみの店ながら「おつまみ」もいろいろで昼飲みも楽しんで、締めにはもちろん自慢の「塩麺」で。そんな楽しみ方ができる一軒です!

店名:らーめん逍遥亭
住所:札幌市中央区南1条西5丁目16 プレジデント松井ビル100 B1F
電話番号:011-231-3934
営業時間:水・金曜日11:00〜21:00、火・木・土曜日11:00〜16:00、月曜日17:00~21:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅1番出口すぐ(昭和ビル裏口正面)

<詳細記事はこちら>

麺厨房あじさい モユク札幌店:本場函館塩ラーメンの代表格

北海道で「塩」ラーメンといえば「函館」が有名です。
そして函館でその “ご当地” ラーメンを長年牽引してきた一軒が「麺厨房あじさい」
創業は昭和7年(1932年)。90年以上もの歴史を持ち、函館(五稜郭近く)本店のほか道内に計4店、沖縄店も含めた合計7軒の店舗を展開しています。

札幌でも、かつては札幌駅直結のエスタにあった「ラーメン共和国」に出店していましたが、エスタの閉館(2023年8月)により撤退となりました。
しかし同年7月、新たに狸小路に開館した商業施設「モユクサッポロ」の地下2階レストランフロアに「モユク札幌店」をオープンしています。

モユク札幌店は商業施設の店舗ゆえやや小さめ(15席)ですが、そのロケーションなりの使い方もあります。
その一つがモユクサッポロとして掲げる「ちょいのみ」のすすめ。
同フロア内にある各店が、気軽にちょい飲みを楽しめるメニューを用意しているのです。

ここ「あじさい」での同プランメニューは「ちょい呑みセット」
「瓶ビール+半ラーメン(塩or 正油)+ザンギ」で税込1,500円というお得感のあるメニューです。
この日のラーメンはもちろん「塩」を選択して注文(食券制)。

席に着くとすぐに「瓶ビール」(サッポロ黒ラベル)を持ってきてくれます。

さらに「ザンギ」も登場。

横幅15cm前後と思える大きなサイズで、ビールとの相性も文句なし!
添えられた「蝦夷山椒塩」やマヨ系調味料・レモンなどで味変も楽しめます。

ハーフサイズの「塩ラーメン」は函館らしく名産の昆布出汁豚・鶏ガラ、さらには天然の岩塩まで使うというこだわり。

透明感の中に、しっかりとしたコクも感じさせてくれます。
麺は中細のストレート系。のど越し良く塩味のスープにもよく合います。
その他、チャーシュー・メンマ・ナルト・麩・ネギ・カイワレとトッピングも充実。

軽く飲んだ後にはまさにジャストなサイズ感です。
同フロア(の他店)でのちょい飲みの後、「あじさい」の塩ラーメンで締める。
そんな楽しみ方はいかがでしょうか?

店名:函館麺厨房 あじさい モユク札幌店
住所:札幌市中央区南2条西3丁目20 モユクサッポロ B2F
電話番号:011-212-1617
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:15)
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩3分

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らぁめん 千寿:味噌の名店で「塩」を味わう

大通公園8丁目の少し北側にある「らぁめん 千寿(せんじゅ)」は市内でも屈指の人気のラーメン店です。
ビルの地下にあるので、少し見つけにくいですが、「らぁめん」の幟が目印になります。

この店の人気は「味そ(味噌)らぁめん」ですが、ここではこの店の常連に多くのファンを持つ「塩 らぁめん」をご紹介しましょう。
「塩 らぁめん」を注文すると、野菜を炒める際(味そとは味付けが違うのか)単独で鍋を振るっているようです。

そして目の前に置かれた「塩 らぁめん」。そのスープは今回ご紹介する他店のような “透明系” ではなく、その色はやや濃いめ

これこそがこの店のベーススープの味わいなのです。
「味そ」で感じるコクの深さも、この塩ラーメンのスープで明らかになるでしょう。

もちろん「麺」も味噌同様、札幌の味噌ラーメンとしては比較的口当たりの良いもので、むしろ「塩」にはピッタリともいえます。

味噌ラーメンが人気の店であえての「塩ラーメン」。食べてみれば、きっとその価値がわかるはずです!

店名:らあめん 千寿
住所:札幌市中央区大通西8丁目2-39 北大通ビル B1F
電話番号:011-281-1101
営業時間:11:00〜18:30(L.O.18:00)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅1番出口 徒歩5分

<詳細記事はこちら>

 

札幌で「塩」ラーメンを味わおう!

札幌で “今現在、注目度の高い塩ラーメン” を厳選してご紹介しました。
強調したいのは「どの店も「札幌で味噌ラーメンに対抗するだけのこだわり」を持っているということです。

ここで取り上げたおすすめ店に行ってみれば、「札幌の塩ラーメンもいいものだ!」。
きっとそう思われるに違いありません。