味百仙

全国に名を轟かす札幌の名居酒屋

味百仙

札幌の居酒屋を語るとき、外すことのできない名店。それが「味百仙(あじひゃくせん)」です。
札幌の居酒屋ナンバーワン!」という声も少なからず、大手口コミサイトでも札幌の居酒屋ジャンルで堂々の第一位にランク(2019年7月現在)されています。

その名は札幌〜北海道にとどまらず、全国の酒好き・居酒屋通の熱い注目を常に集めます。中には、この店だけのために札幌に来るファンもいるほどです。

右のすぐ先が札幌駅

右のすぐ先が札幌駅

場所はJR札幌駅の北口を出てすぐのビル、地下一階にあります。
カウンター6席に、6〜7人が座れる大きめのテーブル席があり、小上がりも畳敷きに座布団だけという店内は、いたって普通の居酒屋という造り。洒落っ気は全くありません。

いい店は「お通し」も旨い

いい店は「お通し」も旨い

それでも連日満員というこの店の人気の理由は、お酒と料理の質の高さです。
日本酒の自慢は、まずその品揃え。「十四代・而今・磯自慢・醸し人九平次」などの人気銘柄はもちろん、「東洋美人や東一」など通好みの酒も多く、しかも保管状態は完璧といえるもの。

日本酒の保管状態は完璧

日本酒の保管状態は完璧

よく「銘酒揃え」を謳っている居酒屋で、飲んでみると明らかに老ねている(ひねる=劣化する)と感じる酒に出会うこともありますが、ここのお酒はその冷蔵設備に加えて回転の良さもあるのでしょう、常にフレッシュです。

それらを手頃な値段で提供してくれます。

刺身「盛り合わせ」(その1)

刺身「盛り合わせ」(その1)

料理は北海道ならではの海鮮物を中心に、この店のオリジナル酒肴が数多く用意されています。
まず、刺身は日替わりで旬のものが十数種。迷った時には「盛り合わせ」がおすすめです。

刺身「盛り合わせ」(その2)

刺身「盛り合わせ」(その2)

定番の「まぐろや平目」に加えて、北海道ならではの「帆立や北寄」などの貝類、さらにこれも北海道らしい「チップやタコ頭、蝦蛄」など、どれもがご主人の目利きを感じさせるもの。そして「しめさば」はその締め具合に腕の確かさを示す逸品です。

そして、名物料理が「じゃがいものバター煮」
これこそが、「味百仙」の名を全国に轟かせた一品なのです。

名物「じゃがいものバター煮」

名物「じゃがいものバター煮」

グルメ漫画として一世を風靡した「美味しんぼ」。その中(67巻「ジャガイモ嫌い」)で味百仙とこの料理が実名で登場しました。

主人公の山岡さんが、「札幌の味百仙で教わった」ことになっています。
美味しんぼでは、実在店が別名で登場するケースはありますが、実名登場は珍しいことでした。

この「じゃがいものバター煮」は、かつお出汁にバターや塩などでジャガイモをじっくりと煮込んだもの。皮をむいたままの綺麗な形で煮上がりますが、力を加えればホロリと崩れる状態です。

ジャガイモの甘みにバターの風味が加わって(じゃがバターでも相性はお墨付き)、その奥から和風出汁の旨みが顔を覗かせる。そんな味わいの料理です。

タタミイワシの乗った「ポテトサラダ」

タタミイワシの乗った「ポテトサラダ」

その他、最初の一品におすすめの「ポテトサラダ」やこれも名物のひとつ「牡蠣ゴルゴンゾーラオイル漬け」ともにお酒によく合うように一仕事を施しており、多くのお客さんが注文する定番メニューになっています。

これも人気の「牡蠣ゴルゴンゾーラオイル漬け」

これも人気の「牡蠣ゴルゴンゾーラオイル漬け」

道外から訪問したなら「生ラム炭焼き」もぜひ!の一品。
その絶妙の焼き具合は、その辺のジンギスカン店では味わえないラム肉の本当の旨味を引き出しています。

「生ラム炭焼き」は絶妙の焼き加減

「生ラム炭焼き」は絶妙の焼き加減

刺身から一品料理まで、どれもハズレがないというものばかり。それに合わせる銘酒もたくさんそろってるここ味百仙は「札幌に来たら必ず寄っていただきたい」というほどのおすすめ居酒屋です。

なお「じゃがいものバター煮」はメニューには表記なし、前日までの要予約になりますのでご注意を。

その他の写真

店データ

店名
味百仙 Webサイト
住所
札幌市北区北7条西4丁目 宮澤興業ビル B1F
電話番号
011-716-1000
営業時間
16:30〜22:00
定休日
日・祝日
アクセス
JR札幌駅北口 徒歩1分
予算
5〜6,000円

おすすめメニュー

  • 刺身盛り合わせ:一人前2,200円〜(税込)
  • じゃがいものバター煮:メニュー表記なし(要予約)
  • ポテトサラダ:550円
  • 牡蠣ゴルゴンゾーラオイル漬け:770円
  • 生ラム炭焼き:1,100円
  • 地酒各種:550円〜