タンタン
独自の辛口タンタンメン
今回は札幌で独特の担担麺を食べられる店をご紹介しましょう。
その名も「タンタン」。
場所は西区西野で最も近い地下鉄の駅でも徒歩20分以上という住宅地にあります。
そんなロケーションながら昼時には待ち客が出るほどの人気店として、ちょっと知られた店になっています。
札幌に「坦々麺」の店は何軒かありますが、多くは東京四川飯店の流れをくみ「麻(痺れ)」と「辣(辛さ)」を売りにしています。そして「芝麻醤(チーマージャン)」を使い練り胡麻の風味を活かしているものが一般的です。
しかしここタンタンの「元祖 タンタンメン」は全く違うタイプのものなのです。
塩系のサラッとしたスープに唐辛子の辛味が効いており、具材はとき卵にたっぷりの挽肉、刻んだニンニクが適度なアクセントになっています。
麺は黄色い中太縮れ麺。やや硬めに茹でられ、プリプリの食感を楽しめます。
知る人ぞ知る神奈川県川崎市のソウルフード「元祖ニュータンタンメン」を彷彿とさせますが、札幌では他には見かけない独特のスタイルです。
味の特徴はひと言でいえば「辛さ」ですが、決してそればかりを売りにしているわけではなく、味のよく出たスープとふんわりの卵・挽肉が全体のバランスをうまく取っています。
辛さは「普通」から「中辛〜激辛」までを選べるようになっています。
一般的なイメージよりは少し辛めの作りで、「中辛」でも勢いよく啜れば噎(む)せてしまうほどなので、辛さが苦手な人はご注意ください。
ランチタイムには「ラーメン定食」があります。
「タンタンメン・味噌・塩・正油」の各ラーメンにプラス100円で「ハム・目玉焼・小ライス(+キャベツ・沢庵)」が付くというお得なセットです。
目玉焼はオンザライス。半熟の黄身を割ってスープをかけて、とき卵と挽肉も乗せてみましょう。
このオルジナルライスが、タンタンメンの辛さを和らげてくれるおすすめの食べ方です。
テーブルには各種調味料、GABANやお酢などもあるので、途中で加えてアレンジを楽しんでみてもよいでしょう。
タンタンメンが人気の店ですが「広東メン」や「ぎょうざ・チャーハン・中華丼」などメニュー豊富な中華食堂であり、驚くことにご主人がかつて修行したという「鰻」まで食べられます(うな重)。
ここ「タンタン」は駅からも遠く少し行きにくいかもしれませんが、他にはない名物「タンタンメン」は一食の価値あり!なので、ぜひ一度訪ねてみてください。
なお、「7」の付く日はタンタンメンが850円→700円となる「感謝デー」です。
その他の写真
店データ
- 店名
- タンタン
- 住所
- 札幌市西区西野3条6丁目7-31
- 電話番号
- 011-665-7113
- 営業時間
- 11:30〜17:30
- 定休日
- 火曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線発寒南駅 徒歩20分
- 予算
- 〜1,000円