仙龍
岩見沢の名店が札幌に進出
岩見沢で60年以上の歴史を誇る老舗のラーメン店が昨年(2020年4月)札幌に移転、その味を札幌でも楽しめるようになりました。
店の名は「仙龍(せんりゅう)」。場所はすすきの中心部から西に少し離れた場所にあります。
店内はカウンターが7席、入口左に券売機があるのでまずは食券を購入しましょう。
岩見沢以来の人気メニューは「広東メン」。野菜たっぷりのあんかけラーメンです。
野菜は白菜・ニンジン・玉ねぎ・ピーマン・キクラゲなど。そのほかプリプリの海老と豚肉(野菜の下にもたくさん入っています)丼の真ん中にはゆで卵。見た目にもなかなかのボリュームを感じさせます。
野菜に纏うあんかけの餡は塩味で程よいとろみがあり、スープは対照的にサラリとした醤油味(塩も注文可能)になっています。
麺はカウンターに「北海道産小麦100%使用特注麺」との説明書き、札幌ラーメン系の加水多めで黄色くプリプリのタイプです。こだわりの麺だけあって、餡やスープともよく絡みます。
食べ始めは塩味の餡で野菜を味わい、醤油味のスープと麺を啜ればそれぞれの味が楽しめます。
食べ進むと次第に塩と醤油が混ざり合い、新たな味に変わっていく。
そんな塩と醤油のコンビネーション、そして麺を加えた三位一体の味わいこそが、この店の「広東メン」の “キモ” といえるでしょう。
この あんかけ を使ったバリエーションが「チャーメン」、いわゆる「あんかけ焼きそば」です。
岩見沢では人気のメニューだったものの、移転後しばらくは券売機にボタンが見当たりませんでした。その後要望も多かったのか、現在は無事復活しています。
広東メンと同様の野菜と餡、そして別に添えられた醤油味のスープの組み合わせはまさにこの店ならではのキモといえる味。トッピングの紅生姜や軽く焼きの入った麺との相性も抜群です。
なおこの店のチャーメンは酢がはじめから入っているので、苦手な場合は伝えた方がよいかもしれません(多分先に確認してくれます)。
その他札幌といえばの「味噌ラーメン」も、この店では元々札幌っぽい麺を使っていることもあって、オーソドックスな完成度の高いラーメンになっています。
札幌であんかけ系のラーメンを食べるなら、ここ「仙龍」を思い出してください。
特に寒い冬の日でも、あんかけ効果で最後まで熱々のスープが味わえる。札幌でこの店をおすすめする大きな理由です。
その他の写真
店データ
- 店名
- 仙龍 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南5条西7丁目9-4 ドミ18ロイヤル1F
- 電話番号
- 011-839-5926
- 営業時間
- 11:30〜15:00、16:30〜19:30
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合営業あり要確認)・第3日曜日
- アクセス
- 地下鉄南北線すすきの駅 徒歩7分
- 予算
- 〜1,000円