札幌 新倉屋
昭和の雰囲気漂う喫茶スペースが魅力
“札幌で喫茶店に入るならこんな店” ということで、ご紹介したい一軒が「札幌 新倉屋(にいくらや)」です。
元々は、小樽で創業120年以上の老舗和菓子店「新倉屋」からの暖簾分けで(現在は「小樽新倉屋」として別会社)、札幌でも60年近い歴史を誇ります。

名物の「花園だんご」
小樽以来の名物は「花園だんご」(1本100円、以下全て税抜)で、黒あん、白あん、抹茶、ごま、正油という5種類のラインアップ。
独特な形をしたあんこは、小樽の2代目主人が考案した「山型一刀流」という塗り方によるもので、札幌でもその伝統をしっかりと守っています。

ファンの多い「北海最中」
そのほか、全国的にもファンの多い「北海もなか」(180円)に加え、「スイートポテト」(150円)や「シュークリーム」(105円)などの洋菓子系まで幅広く販売していることも新倉屋の特徴といえるでしょう。
そんな新倉屋をおすすめする理由は中2階にある「喫茶スペース」。
これが何とも「昭和」の雰囲気が漂い、懐かしさを感じさせてくれるからです。
ソファー風の椅子に低いテーブル。あえて作ったわけではなく、古いものがそのまま残っていい味を出している。そんな空間になっています。

デザート付きの「ホットサンド」
朝は9時の開店で、喫茶店らしく「モーニングサービス」も用意されます(11時まで)。
普通にトーストとコーヒーのセットもありますが、独特なのは「新倉屋モーニング」(500円)。
花園だんごの「正油」と「ごま」にコーヒーという組み合わせで、朝から脳が活性化すること間違いなしのおすすめメニューです。

喫茶店らしい「ナポリタン」
ランチにはフードメニューも選べます。
「ホットサンド」(600円、サラダ・デザート付き)に「ナポリタン」(800円、サラダ付き)、「特製ソース焼きそば」(750円、スープ付き)などの心惹かれるメニュー揃いです。

これも魅力の「特製ソース焼きそば」
喫茶利用時のおすすめは、“元祖” を謳う「クリームぜんざい」(650円)。
十勝産小豆に求肥、そして上にはソフトクリームという鉄板の組み合わせで、この店の人気デザートになっています。

おすすめの「クリームぜんざい」
なお、ソフトクリームとクリームぜんざいは持ち帰りも可能なので、ホテルに帰る前に他の甘味とともに買ってみるのもよいでしょう。
最後に一つ付け加えておくと、昭和の喫茶店らしく?「全面喫煙可」になっているので、嫌煙の方はご注意ください(当記事作成時)。
その他の写真
店データ
- 店名
- 札幌新倉屋 本店
- 住所
- 札幌市中央区南2条西6丁目3
- 電話番号
- 011-281-5191
- 営業時間
- 9:00〜19:30(L.O.19:00)
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 地下鉄大通駅 徒歩5分
- 予算
- 〜1,000円