そば処 丸長本家
知る人ぞ知る「蕎麦屋のラーメン」
“ラーメンのまち” 札幌で、蕎麦屋ながら「ラーメン」が隠れた人気。
そんな店が今回ご紹介する「そば処 丸長本家(まるちょうほんけ)」です。
場所は狸小路の9丁目、既にアーケードが無くなっているエリア。その一角に「ラーメン」の幟が見えるでしょう。

「ラーメン」の幟を掲げていたほど
「丸長本家」は昭和28年(1953年)北海道赤平で開業、その後現在の地に移転しました。
店主が「家の近くにこんな店があってほしい」という思いを込め、地元の蕎麦屋として、食堂として、居酒屋としても愛され続けています。

「丸長神社」もあるユニークな店構え
それだけにメニューが豊富で常時100種類以上をラインアップ。
メインの蕎麦はもちろん、丼ものや定食、一品料理にお酒のおつまみ類も充実しています。
そんな中から今回は「ラーメン」をご紹介します。

テイクアウトにも対応する「豊富なメニュー」
このラーメン、札幌では “知る人ぞ知る一品” で、隠れファンの多いことで知られます。
メニューも「正油・塩・みそ」の3味をそろえ、それぞれに「野菜」「チャーシュー」「野菜チャーシュー」があります。まるで専門店かと思うような充実ぶり。

懐かしさ漂う「正油ラーメン」
基本の「正油ラーメン」は懐かしさを感じさせるシンプルな作り。北海道らしいナルトにスープの染みこむ焼き麩、脂身の少ないチャーシュー。そして中太で軽く縮れた黄色い麺、まさに札幌のオーソドックスラーメンです。

札幌らしい「縮れ麺」
スープもあっさりの正油味に蕎麦屋の「かえし」を活かしているのでしょうか、表面に浮いた油とともに独特のコクを出しています。

あっさりながらコク深い「スープ」
サイドメニューとして「ミニどんぶり」があり、「玉子丼」や「カレー丼」などと一緒に味わうこともできます。
もちろん本業の蕎麦も「更科そば」、無添加の「つゆ」にこだわり、それぞれのメニューに活かしています。

「ミニそば」あげ玉トッピング
「そば・うどん」も “ミニ” として温 or 冷、トッピング(揚げ玉など)を一品追加できるサイドメニューを用意。ラーメンにも追加可能なので「ラーメン&そば」の両方を味わうことができます。
一品料理や各種の酒肴も充実。通し営業なので、ランチ等の混在時間帯を外してゆっくり昼飲みを楽しんだり、夜の居酒屋使いもおすすめです。
「ちょい呑みセット」はまさにこの店らしいメニューで、ワンドリンクにおつまみ3品の「Aセット」1,100円に始まり、選べるお酒の種類とおつまみが増える(4品)の「Bセット」1,600円。さらにお酒の種類が増えて、おつまみ5品にそば・うどん・ハーフラーメンから締めの麺が選べるというフルラインアップの「Cセット」2,100円までがあります。
この日は「Cセット」、ドリンクは「生ビール」を選択。
以下、おつまみが続々。
まずは「鴨のそばつゆ煮」。
続いて「タコの山かけ」。
「本日の小鉢」この日は「オクラおろし」。
「丸長の唐揚げ串」
「とりチリ」
そして「ハーフラーメン」(写真は「正油」)。
以上、量も質も満足な内容のセットでした。
このように、昼夜いろいろな楽しみ方ができる。これぞ「丸長 本家」ならではの魅力といえるでしょう。
その他の写真
店データ
- 店名
- そば処 丸長本家 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南3条西9丁目
- 電話番号
- 011-241-0455
- 営業時間
- 11:00〜23:00、土日祝11:00〜22:00
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩7分
- 予算
- 〜1,000円