手打ちそば きっ川

「板そば」と「丼」の黄金コンビ!

手打ちそば きっ川

今回は「手打ちそば きっ川(きっかわ)」をご紹介します。
場所は豊平区月寒東の住宅街、「手打ち蕎麦」の幟が無ければ通り過ぎてしまう一般住宅のような外観。「えっ、ここにお蕎麦屋さん?」と思わずにはいられないでしょう。

地下鉄駅からは徒歩10分ちょっと

地下鉄駅からは徒歩10分ちょっと

最寄りの駅(地下鉄東西線南郷13丁目・18丁目)からも徒歩10分以上かかりますが、開店後にはすぐ席が埋まってしまうほどの人気の店なのです。

この看板が少ない目印

この看板が少ない目印

人気の理由は “外一(蕎麦粉10:つなぎ1)” で手打ちするそば。それを「板そば」で提供すること。
山形の郷土料理として知られる「板そば」ですが、札幌ではなかなか食べられません。

外光の差し込むカウンター

外光の差し込むカウンター

この店では「板もり」(税込750円)として大きな板木箱に手打ちのそばを盛って提供しています。

大きな木箱の「板もり」

大きな木箱の「板もり」

まずはその板箱のサイズに驚くかもしれません。通常の「せいろ」などと比べれば倍はあるかと思われる大きさです。

蕎麦の「香り」と「のど越し」も楽しめます

蕎麦の「香り」と「のど越し」も楽しめます

その「そば」は色がやや濃いめで平打ちの “田舎風”。蕎麦粉の割合が多いので蕎麦の香りがふわっと漂います。田舎系のそばにしては口当たりが柔らかく、のど越しも楽しめます。

「丼」との組み合わせ(「板」のサイズに注目!)

「丼」との組み合わせ(「板」のサイズに注目!)

そして人気の理由がもう一つ。「丼」です。
特に「豚丼」(950円)は専門店も顔負けといえるほどで、この店の特徴を活かした丼に仕上げています。

人気の「豚丼」

人気の「豚丼」

その秘密は蕎麦屋ならではの「タレ」にあります。メニューにも「自家製丼タレ使用」と書かれているように自信の味なのでしょう。“そばつゆ” を感じさせるほのかな甘さの奥にコクを感じるタレで、肉にもごはんにも良く合います。

輝くような「タレ」が魅力

輝くような「タレ」が魅力

そして “ごはん” もつゆがしっかり染み込む、丼ものに最適な(粒立ちの良い)炊き上げです。

豚肉は食感の良いロースで、絡むタレの味に粒コショウがピリッとアクセントを加えます。

ほどよい厚みと食感の「ロース肉」

ほどよい厚みと食感の「ロース肉」

「豚肉・タレ・ごはん」の3つが見事に一体化した秀逸な「豚丼」といえるでしょう。

蕎麦店としての「天ぷら」も自慢料理で「天ぷら板もり」(1,600円)や「えび天そば」(1,200円)なども人気ですが、豚丼の豚肉を天ぷらに変えれば「天丼」(1,150円)になり、こちらも丼としての完成度が高くおすすめできる一品です。

手抜きなしの「サラダ」も付いています

手抜きなしの「サラダ」も付いています

なお、「豚丼」「天丼」とも「小そば(温 or 冷)」が付くという蕎麦店らしいサービスになっています。
小そばは「板そば」に変えることもでき(+400円)、「板そば」などのそばメニューに組み合わせやすい「小盛り豚丼・天丼」(各100円引き)もあります。

札幌では希少な「板そば」と「丼」の黄金コンビを、ここ「手打ちそば きっ川」で味わってみてはいかがでしょうか。おすすめです!

その他の写真

店データ

店名
手打ちそば きっ川
住所
札幌市豊平区月寒東5条15丁目6-22
電話番号
011-853-9497
営業時間
11:00〜14:00(売切れ終了)
定休日
木曜曜・第2・3水曜日(祝日は営業)
アクセス
地下鉄南郷13丁目駅 徒歩12分
予算
1〜2,000円

おすすめメニュー

  • 板もり:750円(税込)
  • おろし板もり:850円(「辛味おろし」900円は季節限定)
  • かけそば:800円
  • 鴨南そば:1,300円
  • 豚丼:950円(小盛750円、小そば付き)
  • 天丼:1,150円(小盛1,050円、小そば付き)