麻 SHIBIRE
東京四川料理の名店「芝蘭」が札幌に出店
東京の「四川飯店」といえば四川料理の総本山であり、創業者の陳建民氏から二代目の陳建一氏ともどもメディアでの登場機会も多かったことから、誰もが知る店でしょう。
四川飯店は全国的にグループ店舗展開を行なっていますが、独立してその名を上げた店もあります。
そのひとつが「芝蘭(チーラン)」です。
芝蘭系列としては都内・近郊の何ヶ所かに店を構えます(桃園会グループ)が、最近では担担麺をメインに提供する店舗として札幌にも進出しました。
札幌の地下歩行空間に直結した複合ビル sitatte sapporo(シタッテサッポロ)の地下一階にある「麻SHIBIRE(シビレ)」です。
担担麺は1800年代の中頃に中国四川省で、天秤棒を意味する「担担」を担いで売り歩いたことからその名がついたとされています。
日本ではラーメンのバリエーションとして流行したため「汁あり」が一般的ですが、本場四川ではそのスタイルからスープを大量に持ち歩けないため「汁なし」が標準だったようです。
その本場の伝統を踏襲した麻SHIBIREでも、「汁なし担担麺」がイチ押しになっています。
道産小麦粉を使ったモチモチ麺に、醤に酢・辣油をベースとし、花椒、唐辛子を加えた特製のタレをかけています。さらに、ヤーツァイ(中国の青菜の漬物)を混ぜた肉味噌と松の実などをトッピングした汁なしの担担麺です。
プラス150円で「SHIBIRE 麺 SET」としてライス(おかわり自由)トッピング (温泉卵・チーズなどから一品)ミニ杏仁豆腐の追加ができるので、締めの “追い飯” とデザートを味わうことができます。
もちろん、定番の「汁あり担担麺」や「麻婆豆腐」なども、さすがは四川飯店系と思わせる伝統の味を感じされてくれます。
さらにその組み合わせともいえる「頂天麻婆麺」は自分で辛さを調整できる、辛いものや麺が好きな方にはおすすめの一品です。
店名に「SHIBIRE」とあるように、この店の売りは「痺れ(シビレ)」です。
「麻」は中国語で「痺れ」を意味し、その痺れは芳醇な「紅山椒」と爽やかな「青山椒」がもたらしています。ともに四川省直送の特級品を使っていることがこの店のこだわりです。
札幌地下歩行空間「チカホ」直結で、ランチにも夕食にも便利。カウンターで、サイドメニューの一品料理(水餃子など)をつまみに一人飲みもできるなど、いろいろな使い方ができます。
何より気軽に名店「芝蘭」の味を楽しめるということが、この店をおすすめする一番の理由です。
その他の写真
店データ
- 店名
- 麻 SHIBIRE Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北2条西3丁目 フコク生命越山ビル(sitattesapporo)B1
- 電話番号
- 011-213-1485
- 営業時間
- 11:00〜16:00、18:00〜22:00(日曜日11:00〜15:00)
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- JR札幌駅 徒歩5分、地下鉄さっぽろ駅 徒歩3分
- 予算
- 〜1,000円