Armor
本場ブルターニュ地方のガレットを札幌で
札幌の円山地区。名だたるフレンチレストランが店を構える場所ですが、「Armor(アルモール)」はその中でも気軽に利用できる一軒です。
ご主人はフランスでの修行の後に、東京神楽坂の有名フレンチレストランの料理長に就任。
その後、“本場フランス・ブルターニュ地方のガレットを札幌で味わってもらおう” というコンセプトで、2018年の年末にArmorを開店しました。
コンセプト通り、店の看板メニューは「ガレット」です。
ガレットとはフランス北西部の郷土料理・菓子で “薄くて丸いもの” を意味しますが、一般には「そば粉のクレープ」と言えばわかりやすいでしょう(ただしクレープはガレットから派生、小麦粉が素材)。

定番の「コンプレット」
ガレットの定番といえば「コンプレット」。
蕎麦粉の生地を焼きながら卵を落とし、周りにチーズとハムを散らしてさらに焼いたもの。半熟の黄身を割って生地やハム・チーズを絡めていただきます。
この店の「コンプレット」(950円、以下全て税抜)は、道産蕎麦粉100%の生地が薄くカリッと焼かれ、職人の腕を感じさせる仕上がりになっています。
ガレットは基本のコンプレットの他に「生ハム」や「季節野菜」「スモークサーモン」「鴨肉」などを使ったバリエーションがあって、選ぶのも楽しいメニュー構成です。

「ホタテとアスパラ、桜えびのガレット」なども登場します
“Armor” とはフランスの方言で “海の国” の意味とか。
店内に「生簀(水槽)」を備え、魚介類のメニューも得意としていることも納得です。
特に「ブルターニュ風 ブイヤベース」(2,400円、2人前〜)はこの店のスペシャリテになっています。
“当日のおすすめ” は黒板メニューに書かれており、「生牡蠣」から「牛肉」までお楽しみの料理が並ぶので、ガレットとともに味わってみましょう。
ガレットといえば「シードル」(りんごの発泡酒)が定番。この店でもシードルを楽しむことができます。もちろん各種ワインもあって、お酒を頼むと「ガレットのせんべい」を出してくれます(毎回ではないかもしれません)。

ガレットのせんべい
土台になっている蕎麦の実もポリポリと食べられます。
「Armor」にはカウンターもあって “昼飲み” もできるので、ガレットやフレンチの小皿でワインやシードルを楽しみ、そして夜には本格的なコース料理をいただく。
“使い方いろいろ” の、知っておいて損のない一軒です。
※テイクアウトメニューもあります(詳しくはこちら)。
- Armor
- 本場ブルターニュ地方のガレットを札幌で
その他の写真
店データ
- 店名
- Armor ガレットと生簀のあるフレンチ Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北3条西28丁目3-10 寺山ビル 1F
- 電話番号
- 011-213-8074
- 営業時間
- 11:30〜15:00、18:00〜23:00(L.O.22:00)土・日・祝日は17:00〜18:00以外は通し営業
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩3分
- 予算
- 3〜4,000円