炭や 札幌琴似本店
塩ホルモンと豚トロの人気店
今回は塩ホルモン・豚トロで有名な「炭や 札幌琴似本店」をご紹介します。
「塩ホルモン」を食べたことありますか?
ホルモンとは内臓肉(を焼く)料理で、かつては焼肉の一メニューとしての位置付けでしたが、最近は専門店が増えたり、パック製品が販売されたりするほど一般的なものとなっています。
その中で、塩ベースの調味液で味付けされた豚の内臓が「塩ホルモン」です。
発祥は北海道の旭川であるとされ、旭川市としても「ラーメン」や「しょうゆ焼きそば」などとともに “ご当地グルメ” として大いに紹介・宣伝しています。
塩ホルモンとともに人気なのが「豚トロ(トントロ)」。
部位としては豚のホホ肉(+首肩肉)ですが、これはまさに「炭や」がその発祥とされています。
「炭や」は旭川本店のほか、札幌にも3店舗、関東圏の大宮(現さいたま市大宮区)にも早くから出店していました。
今回は札幌の中でも古参店である「札幌琴似本店」をご紹介しましょう。
場所は札幌第二の繁華街である琴似、JR琴似駅ほど近くのビル飲食街に入っています。
この店の特徴は何といってもコスパの高さ、高品質なホルモンを格安で提供しているところです。
例えば人気の「塩ホルモン」。部位は豚のガツ(胃袋)ですが、一人前が360円(以下全て税抜)。最も高い「上ホルモン」(直腸)や「豚トロ」(豚のホッペ)でも495円です。
その他、「サガリ」(横隔膜の肉、495円)や「スライスナンコツ」(360円)なども人気の部位になっています。
「炭や」はこれらを “塩ダレ” などの塩味で食べさせてくれます。
一般的にホルモンといえば 味噌ダレなどが多く使われますが、これはホルモン独特のクセや臭みを消すためとされています(もちろん味の相性も良い)。
しかしこの店が塩味にこだわるのはホルモンの品質に絶対の自信があるゆえでしょう。
まずは「塩ホルモン」と「上ホルモン」を食べてみてください。その旨みと甘みに「なるほど!これなら塩だ」と納得していただけるはずです。
この2品、定番の大人気メニューのため「ミックス」(430円)として盛り合わせも用意されています。
単品でも(1人前で)たっぷりの量があるので、一人〜二人ならこちらがおすすめです。
そしてやっぱり「豚トロ」。その名の通りマグロのトロのようなサシが入った肉で、脂の旨味が魅力です。同じく人気の「サガリ」とともにホルモンが苦手な方でもこちらは普通に焼肉として味わえます。
その他牛の「リブカルビ」や「鶏の小肉」「生ラム」、さらには「イカ塩焼」や「ホッキ塩焼」(2つのセットもあります)などシーフード系も用意されているので、炭焼き居酒屋としても使えます。
「炭や」の店名通り、七輪の炭火焼きのため店内は煙がもくもく充満していますが、その中で常に一杯のお客さんの活気とともにホルモンを焼いて味わう楽しさもこの店の魅力です。
なお「炭や」は札幌に「札幌駅西口店」「中島公園店」もあり、各店とも同じメニューが食べられるので、その日の都合に合わせて店を選ぶとよいでしょう。
その他の写真
店データ
- 店名
- 炭や 札幌琴似本店
- 住所
- 札幌市西区琴似1条1丁目7-6 コスモレジデンス1F
- 電話番号
- 011-644-3180
- 営業時間
- 17:00〜23:30(L.Oは30分前、日曜日は16:00〜22:30)
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 地下鉄JR琴似駅 徒歩3分、地下鉄東西線琴似駅 徒歩5分
- 予算
- 2〜3,000円