東雲(旧店名:鮨しののめ)
こだわり食材+独創性を味わえる注目店
※ 2024年2月2日より店名が「東雲(しののめ)」に変更となりました。
「鮨しののめ」は近年 “寿司激戦区” の様相を呈している円山に店を構える寿司店。
店主は東京で江戸前の技を修め、故郷の北海道で独立「鮨しののめ」を開店、以来7年(2023年現在)の日々を重ねてきました。
食材にこだわり、北海道はもちろん全国から旬の魚介を仕入れます。
シャリに使う米は北海道東川町の店主の実家で作られた「ななつぼし」と「ゆめぴりか」を、同じく東川の名水である「旭岳原水」で炊き上げます。
料理は「おまかせコース」の一本。
おつまみ系の一品料理と握り寿司・巻き物・椀・デザートという構成。
この日は「おつまみ6品、寿司は握り・巻き物で10種類+玉子」でした。
その内容をご紹介しましょう。
まずは「生ビール」でスタート。
おつまみの一品目は
「きじはた」
「あわび」
あわびの下には “仕掛け” がありました。
あわびの肝で和えた素麺が仕込まれていました!
「つぶ貝」
「太刀魚」
「あおりいか・唐墨和え」
「あん肝」
近年定番化しつつあるあん肝と奈良漬の組み合わせですが、干し無花果(イチジク)を加えることでさらに良いバランスに仕上がっています。
以上、どれもがお酒によく合う一品料理です。
日本酒は「まる田」「国稀(くにまれ)」「上川大雪」などの道産酒に加え、メニュー以外のお酒も用意しているので、確認するとよいでしょう。
まずは「国稀 特別純米酒」を選びました。
ここで「ガリ」が登場
後半の寿司に備えてですが、小さく角切りで食べやすくおつまみにもなります
握り寿司は「白えび」から
「しまあじ」
「にしん」
丁寧な骨切りを施し、厚みのあるにしんを玉子の鞍掛風に握り立体感も感じさせます。
「まぐろ漬け」
「とろ」
お酒を追加。
「上川大雪 特別純米 彗星」
「あじ」
「ときしらず」
「うに」
「穴子」
「腕」
「かんぴょう巻き」
「玉子」
「ハスカップ パンナコッタ」
最後はお茶でゆっくり寛ぎます。
江戸前の技をベースにこだわりの食材、そして独自性を打ち出す創意が感じられる寿司コースです。
握りのシャリは厳選米を名水で炊き、京都・飯尾醸造の「10年熟成赤酢」を合わせ、寿司タネとの親和性を計っています。
あわびの「肝あえ素麺」やあん肝の「奈良漬+無花果」、さらににしんの「鞍掛スタイル」などはまさにこの店の独創性といえるでしょう。
なお、卵不足のためかこの日は提供がありませんでしたが、「漬けまぐろTKG」もこの店のスペシャリテと言ってもよい一品となっています。
その他の写真
店データ
- 店名
- 東雲(旧店名:鮨しののめ) Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南1条西22丁目2-15 シーズンビル2F
- 電話番号
- 011-215-4144
- 営業時間
- 17:00〜22:00
- 定休日
- 木曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線円山公園駅4番出口 徒歩5分
- 予算
- 20,000円〜