札幌で今おすすめの「カレー」6選!
札幌のご当地グルメといえば “スープカレー” が全国的に知られています。
しかし札幌は “カレーのまち” であり、スープカレー以外のおすすめカレー店がたくさんあります。
ここではカレーの “ジャンル” ごとにその代表店を選出してご紹介しましょう。
スープカレー代表:インカリー
札幌のカレーといえば、何といっても「スープカレー」。
ここではその代表として「IN CURRY(イン カリー)」をご紹介しましょう。
場所は地下鉄東西線の二十四軒と琴似両駅のちょうど真ん中くらい、通称「地下鉄通り」沿い。
開店は2020年と札幌では新進ともいえる店ですが、店主は札幌の有名スープカレー店で修行しており、その経験を自らのカレー作りに活かしています。
メニューは「チキン・カリー」をはじめ「野菜・シーフード・ラム」の各カリーや北海道らしい「鮭・カリー」などもラインアップ。
ここでは定番の「チキン」をご案内。
この店の注文システムはシンプルで、辛さとライスのサイズの2点を決めれば基本は完了。
さらに好みにより各種野菜などの「トッピング」も選べます。
目の前に登場した「チキンカレー」は皿になみなみ注がれたスープの量に驚くでしょう。
そのスープをひと口。
まず感じるのは “熱々” であること。たっぷりのスープカレーを最後まで冷めずにいただけます。そしてスパイス感が後から追いかけてきます。
具は大きなチキンとピーマンにじゃがいも。チキンの下にはニンジンとゆで卵が隠れていました。
チキンは簡単にバラせる柔らかさで、辛めのスープともよく合います。
ここ「IN CURRY」のカレーはスープのスパイス使いや具材の丁寧な仕込みなど、まさに札幌スープカレーの “エッセンス” が凝縮されています。
これぞ先に記した “修行先の経験を活かしたカレー作り” といえるでしょう。
店名:IN CURRY(インカリー)
住所:札幌市西区二十四軒3条5丁目9-33
電話番号:011-500-2118
営業時間:11:30〜17:00(スープ売切れ終了)
定休日:月曜・火曜日
アクセス:地下鉄東西線琴似駅5番出口 徒歩4分
インドカレー代表:スパイスガーデン
インドカレーのおすすめは「スパイスガーデン(SPICE GARDEN)」。2024年9月に開店という新しい店です。
場所は東西線西18丁目駅から徒歩5分ほどの北1条通り沿い。
ここではコスパ抜群のランチをご紹介します。
基本メニューは「ワンカレーランチ」で、さらに「日替わり・ベジタブル・チキン・キーマ・ほうれん草チキン・バターチキン・ポーク・マトン」というラインアップ。それぞれナン or ライス・サラダが付きます(税込890円から)。
さらに2種類選べる「ツーカレーランチ」、3種類の「スリーカレーランチ」もあり、これらにはナン・ライスの両方が付きます。もちろんサラダ付き。
その他にもいろいろなランチがあるので、店内メニューでご確認ください。
この日は「チキンカレー」のワンカレーを注文(辛さは5段階から選べます)。
まず運ばれて来た「ナン」のサイズにびっくり!トレイからも完全にはみ出す大きさです。
(何とこれが1枚お代わり無料なんですよ!最高のコスパでしょう)
カレーは “熱々” なのが嬉しい。ナンが大きいと、食べているうちにカレーが冷めてしまうことがありますが、その心配がないほどの熱さでした。
ディナータイムの居酒屋使いもおすすめ。こちらもコスパ抜群です!
詳細は下記「詳細記事はこちら」リンクからどうぞ。
店名:スパイスガーデン(SPICE GARDEN)
住所:札幌市中央区北1条西20丁目1-25 アネックス表参道ビル 1F
電話番号:011-624-6475
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜22:30(L.O.22:00)
定休日:無休
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩5分
和風ルーカレー代表:ルーハシモト
札幌のカレーといえばスープカレーですが、そんな札幌のカレー業界で今注目を集めるルーカレーの専門店があります。その名も「ルー ハシモト」。
オープンは2024年の10月、昭和の雰囲気を残す「中央バス札幌ターミナル」の地下食堂街に出店しました。
店頭には券売機があるので、まず食券を購入します。店内はカウンターのみの8席。
カレーはこだわりの「ビーフカレー」1種類のみ。トッピングには栗山産鶏卵の「卵黄」に「チーズ」と「豚しゃぶ」があり、これらは組み合わせて注文することもできます。
今回は「ビーフカレー 卵黄」を注文。
その「ルー」は濃厚ながら、ライスとの相性はバッチリ!甘辛な味わいの奥からスパイシーな辛味が浮き上がり、煮込まれてホロホロになった牛肉も旨味たっぷりです。
途中で卵黄を割ってカレーと混ぜれば、カレーの辛味・スパイス感に卵のまろやかさが加わります。まさに味変!
さらに辛味が欲しいなら卓上の「スパイス」で調整することもできます。
このカレールーの作りは “欧風”っぽさもありますが、店の造りは(ノスタルジックな地下飲食街とともに) “昭和” を感じさせるまさに “和風”。

昭和ノスタルジックな看板
ぜひ訪問してその雰囲気を体験してください。
今注目!の店「ルー ハシモト」ですが、札幌駅近くの第2北海道通信ビル地下の「道通店」、さらに大通駅地下街のポールタウンにも3号店をオープンし、ますますの発展を続けています。
店名:ルー ハシモト バスセンター店
住所:札幌市中央区大通東1丁目3 中央バス札幌ターミナル B1F
電話番号:011-590-6563
営業時間:11:30〜14:30(ルーが無くなり次第終了)
定休日:日曜日・祝日
アクセス:地下鉄東西線 バスターミナル前駅 徒歩2分
欧風ルーカレー代表:一文字カリー店
次はルーカレーでも “欧風” タイプの代表店、「一文字カリー店」です(正式店名は漢字表記ですが、変換の関係でカタカナ表記にしています)。
場所は地下鉄東西線南郷18丁目駅から徒歩10分。札幌の中心部からは少し離れていますが、開店前には(営業中も)行列ができる人気なのです。
店内はカウンターが4席+3席、4人掛けテーブルが1卓。蓄音器や壁掛け時計なども目に入るアンティークな作りです(店内は料理以外撮影禁止)。
ルーカレーのメニューは「チキン・ヤサイ・ナスキーマ・シメジとベーコン・エビとヤサイ・シーフード」の6種類。
その他「納豆」などのトッピング9種類と「辛さ」の指定(1〜5番)、「ライス」のサイズアップ(中・大・特)に数種のドリンクというシンプルなメニューです。
注文した「チキン」(温玉トッピングは現在メニューから外れています)は金属ボウルのような器で提供され、クリームがかけられた見た目はビーフシチューや煮込み料理のようです。
ルーをすくってひと口含めば濃厚な口当たりに甘みと旨み、そして程よい辛みが追ってきます。
具はチキンのほぐれた肉と塊がたっぷり。その他のニンジン、ジャガイモも仕込みの丁寧さがよくわかる味わいです。
これらの具材と熱々のルーとのバランスが絶妙で、ルーカレーに合わせた炊き上がりのライスと “一体化” した完成度が素晴らしい。
さすがは “札幌屈指”(食べログでも道内第1位!)とされるカレーです!
店名:一文字カリー店
住所:札幌市白石区本通17丁目2-4 ストーンビル本通17 1F
電話番号:011-846-3038
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜20:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄東西線南郷13丁目駅徒歩13分、南郷18丁目駅徒歩10分
あいがけカレー代表:カレー屋テラコッタ
「ルーカレーかキーマカレーか?」
両方のメニューがあると「どちらにしようか」と悩みませんか?
そんな時に嬉しい「あいがけカレー」の店が「カレー屋テラコッタ」です。
場所は地下鉄南北線北12条駅と北18条駅の間(やや18条駅寄り)。店内はカウンター5席に横並びの席、テーブルが2〜3卓。
料理は「ルーカレー」と「キーマカレー」の2本柱で展開しています。
キーマカレーは豚と鳥の合い挽肉を使い、和風の出汁とスパイスで仕上げ、鰹節が添えられる独特な作り。
そしてルーカレーは黒っぽい濃い色が特徴で、粘度もやや高めです。
“辛さ” は無く、その指定オプションも無いので、卓上の辛味スパイスを加えて調整します。
おすすめはその両方の「あいがけ」。一皿で二つの味を楽しめます。
「三元豚ロースカツ」をトッピングした「あいがけカツカレー」もボリュームタップリで食べ応えがあります。
その他にもメニューが豊富で、限定メニューなどもあります(この日は “カニ出汁” を使ったスープカレーも数種類用意されていました。
「トッピング」も豊富で、にぼし魚粉・鰹節・玉ねぎアチャールにからあげ・野菜類・チーズ。さらにはフィッシュフライ・チキンレッグなどなど。
いろいろ組み合わせて好みのカレーを作るのも楽しいでしょう。
店名:カレー屋テラコッタ
住所:札幌市北区北15条西4丁目1-30
電話番号:090-6994-2957
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜21:00(L.O.15分前)
定休日:水曜日(その他SNSで通達あり)
アクセス:地下鉄南北線北18条駅 徒歩5分
金沢カレー代表:ゴーゴーカレー 北海道大学前スタジアム
ご当地カレーとして全国にその名を知られる「金沢カレー」。札幌でも南北線北18条駅近くの「ゴーゴーカレー 北海道大学前スタジアム」で味わえます。
店名どおり「北海道大学」もすぐ近くという場所です。
まず「金沢カレー」の定義は?
・ルーはドロっと濃厚。
・付け合わせにキャベツの千切り。
・ステンレスの皿に盛る。
・フォーク or 先割れスプーンで食べる。
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソース。
定番は「ロースカツカレー」。
これぞ金沢カレーの定義そのものを実現したひと皿です。
ソースのかかった「ロースカツ」は薄切りの揚げたてで、サクサク心地よく食べられます。
その他「チキンカツカレー」や「エビフライカレー」「シャウエッセンカレー」なども人気で、これら3つの具材にロースカツを加えた “全部盛り” の「メジャーカレー」などもあります。
らっきょうや卵などの「トッピング」もあり、自分好みのカレーを作るのもこの店での楽しみです。
標準の「中盛(M)」でも通常の大盛り程度のボリュームで、十分な食べ応えを感じられます。そんな “デカ盛り” も楽しめる「ゴーゴーカレー」。食べ盛りの学生さんも満足できることでしょう。
この店、「ゴーゴーカレー」の特徴はその名のとおり、“55の工程を5時間かけて煮込んだ特製カレールーを55時間寝かせて旨みを熟成” させており、それがこの店の売り文句である「クセになる味!」の秘密になっています。
なお、「ゴーゴーカレー」の出身は実は金沢ではなく、実は(金沢に学んだ)“東京発”。
「55」には金沢出身のメジャーリーガー松井秀喜さん由来もあるようです。
さらに開店時間(10:55)、閉店時間(21:55)、電話番号とも「55」にこだわっています。
店名: ゴーゴーカレー 北海道大学前スタジアム
住所:札幌市北区北17条西5丁目2-48
電話番号:011-747-5500
営業時間:10:55〜21:55
定休日:無休
アクセス:地下鉄南北線北18条駅 徒歩3分
札幌でいろいろなカレーを思う存分味わおう!
“カレーのまち” 札幌でいろいろなカレーを味わえるおすすめ店をカレーのジャンルごとに厳選してみました。
“ご当地” として知られるスープカレーに負けないようにルーカレーやインドカレーなどが切磋琢磨して、現在の “札幌カレーグルメ” を築き上げています。
ぜひ札幌で皆様の大好きなカレーをたっぷりと味わってくださいね!