札幌第二の繁華街「琴似」でグルメ!おすすめの厳選8店!
札幌 “第二の繁華街” とされる「琴似」。
飲食店も多く、人気店の支店や地元で長く愛される庶民的な店などもあって、琴似グルメを楽しむことができます。
ホテルなども比較的予約しやすく、札幌中心部の「大通」までは地下鉄で約10分というアクセスも便利な場所です。さらにJRの琴似駅からは新千歳空港駅行きの電車を “札幌駅の手前から乗る” という便利な使い方もできる。
そんな “札幌通” の出張者や旅人に裏技的に使われる穴場の街、それが琴似なのです。
今回は琴似グルメ紹介の第二弾として前回に続き、琴似でおすすめの飲食店をご紹介します。
料理ごとに店をセレクトしましたので、該当する料理が食べたいときなどには、ぜひ参考にしてください。
【居酒屋】 ふる里グリル
琴似では誰もが知るほどの有名居酒屋「ふる里」。そのふる里が新スタイルの店として2021年3月にオープンした店が「ふる里グリル」、地下鉄東西線琴似駅の隣接地という便利な場所に店を構えました。
コンセプトは “カジュアルでリーズナブルな”「ふる里」。
琴似で40年以上の歴史と圧倒的な人気を誇る「ふる里」自慢の海鮮食材を、この店独自の調理法(主にグリル)で食べてもらおうというものです。
その象徴が店名そのものを命名した「ふる里グリル」(880円税込)。
ネーミングどおりエビ・カニ・牡蠣・白身魚・鮭などの海鮮ネタを焼き上げ、小さめの鉄鍋でスープとともに提供する言わば “和風のアクアパッツア”。
店では「バゲット」(150円)で、魚介ダシのよく出たスープをつける食べ方をすすめています。
ふる里ならではの新鮮な「刺身」も「3点盛り」(950円)から気軽に楽味わえます。
店内も席間を広めに取っており、ゆっくりと食事やお酒を楽しめることも居酒屋「ふる里」の新たなスタイルといえるでしょう。
店名:ふる里グリル
住所:札幌市西区琴似1条4丁目2-12
電話番号:011-590-0855
営業時間:12:00〜14:00、17:00〜22:30(L.O.フード45分前、ドリンク30分前)
定休日:不定休(SNSで発信)
アクセス:地下鉄琴似駅 徒歩1分
【スープカレー】 らっきょ
スープカレーの「らっきょ」。この名前は「聞いたことがある」という人も多いかもしれません。
そうです、テレビCMでも有名なあの「らっきょ」、その本店が琴似にあるのです。
場所はJR琴似駅エリア。駅からは徒歩2〜3分という距離感です。
店内はテーブル席のみを余裕をもって配置した造りで、ゆったりした気分で食事を楽しむことができます。
定番は「知床鶏のスープカレー」(1,430円税込)、創業以来の人気メニューです。
北海道産の小麦や海藻粉末を与えて育てられた知床鶏は、スープカレーに最適な質感を持つ鶏肉になります。
スープは無添加で、素材はほとんどが北海道産というこだわり。10時間をかけて丁寧に仕込み、25種類のスパイスを加えて完成します。
お皿の具材配置・配色も見事で「これぞスープカレー!」と思わせるものです。
まさに札幌を代表するスープカレーといえるでしょう。琴似に来たならば一度食べてみる価値ありの一皿です。
店名:札幌らっきょ 琴似店
住所:札幌市西区琴似1条1-7-7 カピテーヌ琴似1F
電話番号:011-642-6903
営業時間:11:00〜20:30(L.O.)
定休日:第3水曜日
アクセス:JR琴似駅 徒歩3分、地下鉄琴似駅 徒歩7
【カレー&ラーメン】 札幌カリーぱお
琴似にはスープカレーをはじめとするカレーの専門店が多くありますが、「札幌カリーぱお」は一際ユニークな店です。
まずは「朝カレー」(700円税込)。開店の9時から食べられるハーフカレーのセットです。カレーはスープカレーかルーカレー、肉はチキンかポークかを選べます。
ランチタイムにもスープとルー、それぞれの「ランチセット」があります。
そしてレギュラーメニューもスープカレーとルーカレーの両立てで、特に「カツカレー」は店の一番人気です。
さらにカレーラーメンもあり、こちらも店の “裏名物” といえるほどの人気を集めています。
「エスニックラーメン」(800円〜)は味噌風味にスパイスを効かせたカレースープで、麺を食べた後はライスを入れてスープカレーとしても楽しめます。
レギュラーメニューもカレーラーメンも朝から注文できることがこの店の特徴で、これはカレー好きにはたまらないでしょう。
正式店名:札幌カリーぱお
住所:札幌市西区琴似1条7丁目3-31
電話番号:011-611-5890
営業時間:9:00〜16:00(L.O.15:30)
定休日:火・水曜日
アクセス:地下鉄東西線琴似駅 徒歩5分
【タンメン】麺や 葉月
琴似で「ラーメンもいいけれど、たまには珍しいラーメンを食べたいなぁ」なんて思ったなら、ここ「麺や 葉月」へ行ってみましょう。
JRの琴似駅からは10分近く歩いた住宅街にあるまさに“穴場”の店ですが、札幌全体で見ても上位クラスといえるおすすめの店なのです。
店横に架けられた垂れ幕には「タンメンのようでちゃんぽんのような野菜たっぷりの濃厚ラーメン」と書かれており、これこそが店の特徴を凝縮した説明文句といえます。
メニューも「タンちゃん麺」(730円税込)。「タン」メンのような「ちゃん」ぽんという説明も兼ねたネーミングです。
店は8席のカウンターのみでご主人のワンオペなので、混雑時は多少待つ覚悟が必要です。出来上がって目の前に置かれた「タンちゃん麺」はまずその “見た目” にびっくり!野菜が山盛りで凄いボリュームだからです。
レギュラーサイズ(730円)でこのボリュームなので、「大盛り」はまさに “デカ盛り” クラス。野菜・麺それぞれで増量が可能で、各100円というこれまた驚きの値段です。
団子状の「刻み生姜」もこの店独特のもので、これをスープに溶きながら食べれば “味変” を楽しむことができます。
たまには珍しいラーメンをたっぷりと!食べたい方は「麺や 葉月」を目指しましょう!
店名:麺や 葉月
住所:札幌市西区八軒4条西3丁目3-1
電話番号:080-1874-3439
営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:00(日曜日は11:00〜17:00)
定休日:月曜日(他月2日休みあり)
アクセス:JR琴似駅 徒歩10分
【蕎麦】 盤渓そば
「盤渓そば」は店名にある札幌の山間部 “盤渓(ばんけい)” で創業。その後札幌駅近くに移転営業していましたが、5年前に閉店。しかし復活を望む声も多く、4年前に創業者の家族(孫)が引き継いで琴似で再開しました。
創業以来の名物は、盤渓の山で採ってきた天然の山菜を使った「山菜そば」(950円税込)。
そばは讃岐うどん流の “足踏み” 方式でコシを出した “黒くて太い田舎蕎麦”。 山菜、太打ちそばに出汁の利いたつゆは、それぞれの良さを引き出す組み合わせであり、その一体感が見事です。
現店主は居酒屋経営の経験もあり、この店の再開にあたってはお酒も楽しめるようにしたとのこと。
お酒によく合う「しょうが焼き」(500円)や「ホウレン草三升漬」(400円)などのオリジナルメニューも用意しました。
そして何より、山菜の旬には「天然の山菜天ぷら盛り合わせ」も登場し、この店ならではのおつまみになります。
店名:盤渓そば
住所:札幌市西区琴似1条1丁目5-13 玉福ビル1F
電話番号:011-624-6508
営業時間:11:00〜14:00、18:00〜22:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:JR琴似駅 徒歩5分
【うどん】 うどん亭
琴似で一風変わった「うどん」を食べたいなら、「うどん亭」をおすすめします。
「うどん亭」は、JR琴似駅近くに店を構える40年以上の歴史を誇る老舗です。
関西風の「なべ焼きうどん」(1,050円税込)など「鍋焼き」系のうどんに定評がありますが、一番人気は「煮込みうどん」(1,050円)。
その名前からは普通のうどんを想像しますが、出てきたうどんを見てビックリ!
まずは器が見たこともないような “大きな急須” なのです。
そして表面を “白っぽい何か” が覆っており、真ん中に卵の黄色がうっすら見える。そんなルックスも初めて!でしょう。
グツグツ煮込まれた “白っぽい何か” をレンゲですくってみれば、大量の「揚げ玉」であることがわかります。その下にはモッチリしたうどんとともに、ネギやタケノコ、ホウレン草などの野菜に鶏肉が入っています。
食べてみれば、最初は “謎” だった揚げ玉が、つゆにコクを加えつつ、最後まで冷めずに食べられる保温効果もあることがわかります。
こんな、見た目も味も “驚きの名物” 「煮込みうどん」。ぜひ一度お試しを!
店名:うどん亭
住所:札幌市西区琴似3条2丁目1-13 日の出ビル2F
電話番号:011-611-2830
営業時間:火・水曜日11:00〜15:00(L.O.30分前)、木〜日は17:00〜21:00も営業
定休日:月曜日
アクセス:JR琴似駅 徒歩3分
【中華】 進龍
琴似で “町中華” といえば「進龍(しんりゅう)」がおすすめ。その理由は町中華らしい店造りと店員さん、そして何より普段使いの食堂として地元で愛されている店だからです。
まずおすすめしたい一品が「カツカレー」(850円税込)。
中華料理店でカツカレーとは珍しいかもしれませんが、これこそが “大衆食堂” でもあるこの店を象徴するメニューなのです。
このカツカレー、その辺でも食べられるものとは全く違う一品です。
注文すると何やら中華鍋を振るいつつ料理を始めます。具材を炒め、スープ・カレー粉も加えているようです。そしてカツも揚げてライスの上に乗せ、出来上がった熱々のカレールーがかけられて完成!
つまり “出来立てのカレー” なのです。
カレーは今作ったとは思えないほどのトロみとコクがあり、カリッと揚げられたカツと見事にマッチしています。
もちろんその他の中華メニューもひと揃い。「正油ラーメン」(650円)は札幌元祖系の “支那そば” 風。「ギョーザ」(10個650円、ハーフ5個350円)との組み合わせも人気です。
ここ「進龍」で “琴似の町中華” を楽しんでみてはいかがでしょうか。
正式店名:進龍
住所:札幌市西区琴似1条3丁目1-13
電話番号:011-644-6899
営業時間:11:00〜20:30
定休日:水日曜
アクセス:地下鉄東西線 琴似駅 徒歩3分
【もつ焼き】 四文屋
札幌で人気のもつ焼き専門店「四文屋(しもんや)」は東京の中野区新井薬師発祥の名店。その味を札幌でも味わえるということがその人気の理由です。
看板メニューの「焼きとん」は一本110円(税込)から。中でも「シロ」「レバ」は定番といえる組み合わせです。
「焼きとり」(110円)もあり、さらに「四文屋牛ステーキ」(660円)や「牛タン網焼き」(440円)などの牛肉類も食べられます。
そして名物のひとつが「もつ煮込」(385円)。
味噌味で旨味たっぷり、トロトロに煮込まれた「もつ」がこの店の食材の良さを表す一品です。
合わせるお酒のおすすめが「梅割焼酎金宮25°」(385円)。
下町の焼酎「金宮(キンミヤ)」をコップにたっぷり、その上から梅シロップを注いでくれます。東京の人気もつ焼き店では定番ともいえる飲み方です。
25度のストレート焼酎なので、飲み過ぎには注意! 店でも「一人三杯まで」としています。
平日限定の「ランチ」もあり、自慢の具材を乗せた丼もの(ホエイ豚丼など)をサービス価格で味わえます(550円〜)。
店名:四文屋 琴似店
住所:札幌市西区琴似2条5丁目2-2 大野屋ビル1F
電話番号:011-215-8780
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜23:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄東西線琴似駅(1番出口)徒歩1分
琴似グルメを楽しもう!
琴似でおすすめの飲食店をジャンルごとにセレクトしてご紹介しました。
琴似は札幌でも庶民的な街であり、飲食店もそんな雰囲気と料理を味わえる店が多くあります。
琴似へ行くことや宿泊の機会があったなら、ぜひ今回おすすめした店へ寄ってみてください。琴似グルメの楽しさに気づくはずですよ!