札幌でおすすめのスイーツ!厳選6店をご紹介!
北海道が “酪農王国” であることは誰もが知ることですが、生産される豊かな乳製品を原料とした「スイーツ」は他の地域とは一線を画すといえるクオリティの高さを誇ります。
今回は札幌で食べるスイーツのおすすめをサツメシ目線で選んでみました。
北海道ならではのスイーツはもちろん、少し視点を変えて楽しめるものまでご紹介していきますよ!
パフェ、珈琲、酒、佐藤:札幌“シメパフェ”の旗頭
札幌のグルメ、いや “食文化” ともいえるほどの位置を確保している「シメパフェ」。
北海道といえば良質な乳製品が手に入ることで、元々札幌では食事の後に楽しむパフェやアイスクリームの店があったことがそのブームの根底にあります。つまりまさに “北海道ならでは” といえるスイーツグルメなのです。
その中で、「パフェ、珈琲、酒、佐藤」は札幌のシメパフェを代表する一軒といえるでしょう。
狸小路の抜け道的な路地という本来は穴場的な場所ながら、店の前には常に待ち客の行列があります。
店内はカウンター席と小上がり席がともに一列に並び、和モダンな雰囲気が心を和ませてくれます。
一番人気のパフェは「塩キャラメルとピスタチオ」(1,265円税込)。
塩キャラメルとピスタチオのアイス、その下にはカシスムースにリンゴのジュレ。この“組み合わせの妙” が甘み・塩み、そしてサッパリ感を見事に演出しています。
その他「豆と梅、ほうじ茶」(1,298円)、「季節のフルーツ」(1,507円)、「ショコラとマンゴー」(1,452円)を加えた4種類が「佐藤」定番のパフェです。
パフェに合わせる「コーヒー」もネルドリップで淹れた味わい深いものですが、お酒類のラインアップもこの店の売りになっています。
ビール(605円〜)スパークリングワイン(グラス770円、ボトル3,410円)ワイン(グラス770円、ボトル3,410円)焼酎(726円〜)日本酒(660円〜)。その他、各種の果実酒や自家製の珈琲焼酎(660円)などもあり、まさにフルラインアップ。
このようにパフェとともに “お酒も楽しめる大人のための店” というコンセプトを「パフェ、珈琲、酒、佐藤」という店名に込めたことがわかります。
店名:パフェ、珈琲、酒、佐藤
住所:札幌市中央区南2条西1丁目6-1 第3広和ビル1F
電話番号:011-233-3007
営業時間:18:00〜24:00(L.O.23:30、土日は13:00〜)
定休日:月曜日(祝日は営業)
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩2分
RITARU COFFEE:店の“コンセプト”をケーキで
「RITARU COFFEE(リタルコーヒー)」。メニューブックに「人生の唯一の意義は、人のために生きること、と一杯のコーヒー」とあります。“人のために生きること”、すなわち「利他(リタ)」の心でもてなすこと。
コーヒーを通じて至福の時間、感動を提供したいという思いを店名に込めているのです。
店は札幌の円山地区、最寄りは地下鉄東西線の西28丁目駅という住宅地にあります。一階では自家焙煎の珈琲豆などを販売、二階はゆったりとした造りのカフェスペースになっています。
この店のCI(コーポレートアイデンティティ)は「年輪」。一杯のコーヒーに多くの人の手が加わっている象徴とのことで、これもメニューブックに記載されています。
その年輪を型取るスイーツが「リタルロール」(390円〜※)です。
木の皮のようなココアクレープに生クリームが包まれ、もっちりとした食感とともに味わえます。
自慢の自家焙煎コーヒーと一緒にゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
※ フードセット注文時は+390円、単品では500円、ドリンクセットの場合は990円です。
店名:RITARU COFFEE(リタルコーヒー)
住所:札幌市中央区北3条西26丁目3-8
電話番号:011-676-8190
営業時間:8:30〜20:00
定休日:無休・不定休
アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩3分
コメダ珈琲店:“名古屋発”人気スイーツを札幌で
「コメダ珈琲店」といえば名古屋発の喫茶店チェーンで、全国には900近い店舗数を展開しています。札幌にも10店舗を出店していますが、多くは郊外店なのでここではアクセスに便利な「狸小路2丁目店」※をご紹介します。
「コメダ珈琲店」といえば “中京式” “名古屋式” などと呼ばれる「モーニングサービス」が有名であり、もちろんここコメダ珈琲店でも楽しめます。
しかし今回ご紹介するのはスイーツ。コメダ珈琲店で一番人気のスイーツといえば何といっても「シロノワール」(670円、「ミニ」470円)です。
熱々のデニッシュパンの上に冷々のソフトクリーム、そしてサクランボが乗ったデザートで、シロップをかけて味わいます。
「シロノワール」とはフランス語の “黒い”(ノワール、デニッシュ)と “白い” (ソフトクリーム)という対照的な食材を “熱々” と “冷え冷え” で組み合わせていることが特徴です。
この「シロノワール」、時期ごとにアレンジメニューが登場します。ここでは練乳と粉糖で “真っ白” にした「まっしろノワール」の写真を掲げておきましょう。
組み合わせのドリンクは定番の「コメダブレンド」(ホットコーヒー)や「アイスコーヒー」(490円)でどうぞ。
※ 札幌中心部には2021年4月に「大通西6丁目店」がオープンしています。
店名:コメダ珈琲店 狸小路2丁目店
住所:札幌市中央区南3条西2丁目15-1 N・ヴィコロビル1F
電話番号:011-585-5011
営業時間:7:30〜23:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩7分
キッチン うふ:“卵”にこだわるスイーツ
狸小路の8丁目、通称「タヌハチ」。有名店も穴場も多いグルメスポットです。
その中の一軒、「キッチン うふ(Kitchen Oeufs)」は人気飲食店が何軒も入るビルの2階。ひっそり構えるその雰囲気はまさに “穴場” です。
コンセプトは店名どおり “卵にこだわる” こと(うふ=Oeufs=仏語で卵)。北海道当別町の「Farm Agricola(ファームアグリコラ)」の平飼い有精卵を使って、卵本来の味を生かした料理を提供しています。
卵料理の定番といえる「オムライス」が人気ですが、スイーツなら「プリン・ア・ラ・モード」(ドリンクセット1,500円)がおすすめ。
プリンは表面の程よい硬さと中の柔らかさがバランスを取っており、口当たりは滑らか。季節の果物、アイスクリームと一緒に味わえます。
さすがは “卵にこだわった” プリンといえるでしょう。
ドリンクは「スペシャリティコーヒー」「ダージリンティ」などはセット料金で、「オーガニックジンジャーエール」(+100円)「ロイヤルミルクティ」(+200円)などは追加料金でセットにすることができます。
こだわり “卵” のスイーツとともにゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
店名:キッチン うふ(Kitchen Oeufs)
住所:札幌市中央区南3条西8丁目7 大洋ビル2F
電話番号:070-1120-0012
営業時間:11:00〜18:00(当面の間〜16:00)
定休日:火曜・水曜日(祝日は営業)
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩8分
レヴァーロ:“ジェラート”も専門店!
北円山の「レヴァーロ(LeVaro)」といえば “生パスタ” で知られる人気店。場所は地下鉄東西線円山公園駅から徒歩10分ほどの住宅街、閑静な地域です。
この店、“生パスタ” に加え、「ジェラート」がもうひとつの看板で、「ジェラート専門店 レヴァーロ」としても営業しています。
店内はイタリアンレストランの中に “ジェラート販売店” があるという造りで、テイクアウトはもちろん、生パスタなど食事のデザートとしてもショーケースを眺めて選べるシステムになっています。
この店では「ジェラートマエストロ」を持つ職人が北海道産生乳を使い、“濃厚ながら後味さっぱり” という特徴あるジェラートを作っています。
カップでのテイクアウトは「北海道ミルク」「ティラミス」「ピスタチオ」「アロニア」などいろいろ用意されています(税込390円)。
さらに「生パスタ」(100g 270円)「パスタソース」(990円〜)も販売しているので、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
好評なジェラートは海外進出を果たし2021年12月には「シンガポール店」をオープンしています。まさに札幌から世界に進出する注目のジェラートといえるでしょう。
なお、ジェラートは季節ごとに変わったり新しいメニューが加わったりします。最新情報はFacebook、インスタグラムでご確認ください。
店名:ジェラート専門店 レヴァーロ(LeVaro)
住所:札幌市中央区北3条西23丁目2-15 LEE space北円山
電話番号:011-614-2222
営業時間:11:30〜19:15
定休日:火曜日(祝日営業、翌日休)
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩10分、西28丁目駅 徒歩7分
新倉屋:昭和の喫茶で味わう“和スイーツ”
おすすめのスイーツをご紹介してきましたが、“和” のスイーツも紹介しないわけにはいきません。
狸小路の5丁目にある「札幌新倉屋」は和菓子の販売店ですが、店内に “昭和の雰囲気” を感じさせる喫茶店スペースがあり、販売されている商品を味わうことができます。
「新倉屋」の歴史を遡れば小樽で創業120年以上という老舗、「花園だんご」はその名物です。もちろん暖簾を分けたこの店でも同じく看板商品として販売されています。
本家二代目主人が考案したとされる「山型一刀流」という餡の塗り方が特徴の「花園だんご」は、黒あん・白あん・抹茶・ごま・正油の5種類。
「札幌新倉屋」ではこれを朝から「新倉屋モーニング」(税込550円、10:00〜11:00)として、花園だんごの「正油とごま」、コーヒーのセットを用意しています。
ティータイムなら “元祖” を謳う「クリームぜんざい」がおすすめ。店の雰囲気にもぴったりで、かつては “ハイカラ” として愛されたであろう歴史の味を感じることでしょう。
店名:札幌新倉屋 本店
住所:札幌市中央区南2条西6丁目3
電話番号:011-281-5191
営業時間:9:00〜19:30(L.O.19:00)
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分
札幌で“ひと味違う”スイーツを楽しもう!
今回は札幌でおすすめのスイーツ特集でした。
札幌だけでも数多くの人気スイーツがあり、どれを食べようか悩んでしまうかもしれませんね。
そこで今回はサツメシ編集長の和気が個人的にお気に入りの店とメニューをセレクトさせていただきました。
有名店も穴場の店もありますが、どの店も “ひと味違う” はずです。
ぜひ、札幌のおすすめ店でスイーツグルメを楽しんでください!