札幌で「マグロ」を食べるならここ!マグロ自慢のおすすめ寿司店7選!
寿司の代表的な魚、タネといえばやっぱり「鮪・まぐろ(以下マグロと表記)」。
他の寿司タネが無くても何とかなるかもしれませんが、マグロが無ければ店が開けないでしょう。もちろん人気も一番。まさに寿司の花形といえます。
そんなマグロの寿司を札幌で食べるなら?というテーマで今回のコラムをまとめてみました。
札幌で特にマグロにこだわる寿司店を厳選してご紹介しましょう。
※ なお、今回の掲載店は全て「おまかせ」コースでの提供のため、当記事の内容は筆者が訪問時のものとなります。常に同様な提供(部位の種類や仕込みの方法)が決まっているわけではありませんので、その点はご承知おきください。
鮨 しょう太:怒涛の「マグログルメ」が楽しめる
札幌でマグロに徹底したこだわりを持つ店といえば「鮨 しょう太」の名が上がるでしょう。店主は東京の名だたる名店で修行を重ね、銀座の高級人気店を任されるまでに。
その後独立、2022年12月に故郷の北海道でこの店を開きました。
東京時代には寿司好きなら誰でも知るようなマグロの仲卸との強い関係を築いており、北海道においてその優位性は頭抜けたものと断言できます。
寿司のメニューは「おまかせ」一本で、寿司と酒肴が交互に提供されるコース。
そのスタートを飾るのが「突先(とっさき)」の手巻きです。
突先とはマグロの頭の付け根部分で、100kgのマグロからわずか1.5kgほどしか取れない希少部位ですが、よく動く場所のためマグロの旨味と香りが凝縮されています。
これを赤酢の効いたシャリと最高級の海苔で包み込む。そんなスペシャリテをコースのトップに持って来る!これぞマグロへのこだわり以外の何ものでもないでしょう。
さらにマグログルメは続きます。
「中トロ」は何と “腹側” と “背側” の食べ比べが楽しめます。
柔らかな口当たりでまろやかな脂感を味わえる “腹側” に対し、“背側” はしっかりとした食感の中に深い味わい…といった特徴です。
そしてマグロの究極部位である「大トロ」。
これもまた厳選のマグロならではの良質な脂を味わえます。
さらに「赤身」は “漬け” にしてその香りと旨味、ねっとりした食感が楽しめます。
このようにまさに “怒涛の” マグロの競演、ここ「鮨 しょう太」ならでは!といえるでしょう。
店名:鮨 しょう太
住所:札幌市中央区北1条西3丁目3-14 敷島プラザビル別館 B1F
電話番号:090-6802-8306
営業時間:18:00〜、20:30〜(2部制)
定休日:日曜日・祝日
アクセス:札幌駅前地下歩行空間9番出入口 徒歩1分
鮨菜 和喜智:輝く「赤身漬け」とライブ感
札幌の寿司店でミシュランガイドの “2つ星” を獲得する「鮨菜 和喜智(わきち)」。
地下鉄東西線円山公園駅近くの路地にひっそりと店を構えます。
品書きは「おまかせ」一本ですが、その中でもマグロについては一歩も引かない自慢の寿司タネです。
まずはこの日握りのトップに登場した「赤身漬け」は輝くような赤色にマグロならではの香り、そして酸味と旨味がバランスする見事な一貫。
さらに「トロ」では上品な脂の質を楽しめます。
そして目の前でマグロを包丁で叩き、ネギトロを作るライブ感と共に手渡しされる「トロ手巻き」。
これらのマグロを引き立てるのは厳選した米と赤酢を活かす独自ブレンドの寿司酢を使ったシャリです。
季節やその日の仕入れでマグロの部位や仕込みは変わりますが、どれをとっても一級品であることは変わりありません。
ぜひ名店和喜智のマグロを味わってみてください。
店名:鮨菜 和喜智
住所:札幌市中央区南2条西25丁目1-22
電話番号:011-640-3768
営業時間:18:00〜20:00、20:30〜22:30(2部制)
定休日:月曜日(不定休あり)
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
すし 宮川:江戸前の技「中とろの柵漬け」
札幌、そして北海道の寿司店で唯一ミシュランガイドの3つ星を獲得している店が円山の北エリアに店を構える「すし 宮川」。
充実の「おまかせ」コースには人気のスペシャリテがズラリと並びますが、もちろんマグロもその一つで、特に “柵漬け” の「中トロ」は店主の江戸前技が光る一貫です。
中トロの繊細な脂が醤油の程よい漬け具合で甘味に変わり、3種の赤酢をブレンドしたシャリがその旨味を増強しています。
さらに「大トロ」では脂の旨味を存分に味わえ、これもまた脂に負けないシャリの良さを感じることでしょう。
さすがはミシュランの3つ星!と感じさせてくれるここ「宮川」のマグロです。
店名:すし 宮川
住所:札幌市中央区北4条西25丁目2-2 リヒトラーレ円山 1F
電話番号:011-613-2221
営業時間:17:00〜19:15、19:30〜(2部制)
定休日:水曜日
アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩3分
寿し ひでたか:味わい深い「大トロ」の漬け
札幌すすきのエリアでひと際高い評価を受けている人気寿司店が「寿し ひでたか」。
札幌の超有名老舗店で修行した店主は、その技を引き継ぎつつ自己の創意を加えた寿司に昇華させています。
マグロは「おかませ」コースの一貫ですが、「大トロ」を “漬け” にして仕上げるのがこの店のこだわり。一般には「赤身」が多く使われますが、大トロを使うことで、脂の甘さを引き出しているのです。
その漬け具合には店主の経験と技が活かされ、大トロに細かい包丁を入れることで、口当たりのよさとシャリとの融合を図っています。
もちろん「赤身」の漬けも握られ、こちらはマグロらしい香りと酸味が醤油・シャリとバランスされた伝統的な作り。
これらのマグロを味わうにつけ、さすがはミシュランの星付きの店!と思わずにはいられませんでした。
店名:寿し ひでたか
住所:札幌市中央区南7条西4丁目 延寿堂 1F
電話番号:011-200-0677
営業時間:18:00〜23:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
鮨ノ蔵:「マグロ」も驚きの組み合わせ
札幌の寿司店で全国的な知名度を誇る一軒が「鮨ノ蔵(すしのくら)」。
有名グルメ芸能人が訪問し絶賛したことでその名を知られることになり、狸小路に近いビルの地下にあるカウンターが5席のみという札幌でも席確保のハードルが高い店です。
おまかせのコースは前半がおつまみ、後半が握り。店主のアイデアが盛り込まれた特製の一品と寿司のそれぞれ9品ほどで構成されますが、もちろんマグロも売りのひとつ。
まずは熟成感のある赤身を美しく仕上げた「漬け」。深い味わいが楽しめます。
続く「中トロ」は繊細な脂とシャリとの融合が見事。
そして締めを飾る「マグロ」と「ウニ」の合盛り軍艦。
マグロの旨味にウニの甘み、さらにシャリと海苔がハーモニーを奏でるかのようです。(マグロ・ウニの手巻きの場合もあります)
最後はやっぱりこの店ならでは “驚き” の組み合わせで楽しめました!
店名:鮨ノ蔵
住所:札幌市中央区南2条西4丁目 乙井ビル B1F
電話番号:080-3296-0202
営業時間:18:00〜、20:30〜(2部制)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分
弐ノ蔵:スペシャリテは「ねぎま」
円山に店を構える「弍ノ蔵」は前出「鮨ノ蔵」の姉妹店。2号店ゆえの命名のようです。
料理は鮨ノ蔵同様、前半の酒肴と後半の寿司で構成され、アイデア満載の料理や寿司も楽しめるのはさすが2号店!ですが、独自のこだわりもあります。
特に「ねぎま」は店主の創意に満ちた一貫で、江戸マグロ料理の「ねぎま」に見立てた握りなのです。
マグロを “漬け” にし、焼きネギを隠し味、さらに黒胡椒をアクセントにというアイデアが盛り込まれています。
もちろんマグロへのこだわりは「大トロ」を食べてみれば納得!
ことさらに宣伝しませんが、東京の有名な仲卸から仕入れる厳選品。その上品な脂がシャリと一体になって口中でトロけます。
ここ「弍ノ蔵」、円山の隠れ家的寿司店として知っておいて損のない一軒です。
店名:弐ノ蔵
住所:札幌市中央区南3条西22丁目2-7 第51藤栄ビル 1F
電話番号:090-8900-0202
営業時間:18:00〜、20::30〜(金土日は12:30〜あり、金土の昼は「鰻ノ蔵」)
定休日:水曜日
アクセス:地下鉄東西線東西線西18丁目・円山公園駅 各徒歩7分
まる鮨:希少な「砂ずり」を満喫
すすきので老舗寿司店の一軒で30年もの歴史を誇る「まる鮨」。
東京の名店で修行した現店主が2代目を受け継ぎ、北海道の食材と江戸前の技を駆使した寿司を提供しミシュランの星も獲得する人気店です。
おまかせのコースではこの店でしか味わえないスペシャリテも並びますが、マグロもこだわりのひとつ。
この日は道産戸井のマグロで「大トロ」格は “砂ずり”。
別名 “蛇腹” とも呼ばれ、腹の一番下の柔らかく脂が最も乗っている希少な部位です。
赤身は僅かながら脂を感じる繊細な部分を厳選しており、スッと口溶けする中トロのような感触に赤身ならではの酸味と香りがバランスした一貫。
贅沢感に満ち溢れたマグロは「文句なし!」の一言が出てしましました。
店名:まる鮨
住所:札幌市中央区南6条西4丁目4
電話番号:011-552-6266
営業時間:12:00〜(火〜土2日前までに要予約)、18:00〜21:00
定休日:日曜日・祝日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
札幌で「マグロ」の寿司を楽しもう!
札幌で「マグロ」を味わえるおすすめの寿司店を厳選してご紹介しました。
札幌では北海道の海鮮食材に恵まれ、魅力的な寿司タネもたくさんありますが、やっぱりマグロは寿司の “花形” であり、マグロ抜きには寿司は語れません。
…ということで、どの店でもマグロは用意していますが、その中でも特に厳選されたものやその店のアイデアが盛り込まれ、他では食べられない‥そんな店を選んでみました。
ぜひ札幌でマグロ三昧を楽しんでくださいね!