札幌で食べる「うなぎ」ならここ!おすすめの店8選!

札幌で食べる「うなぎ」ならここ!おすすめの店8選!

※ 各店の最新情報・詳細は各リンクの「サツメシ」記事をご参照ください。

「鰻(うなぎ※)」料理といえば、栄養価の高いことで知られ、夏の土用の丑の日には鰻料理店に行列ができるほどです。代表的な料理はやっぱり「蒲焼き」、それをご飯の上に乗せた「うな重」や「うな丼」はグルメでなくとも垂涎の一品といえるでしょう。

今回は札幌でおすすめの鰻料理店をご紹介します。どの店も鰻に対するこだわりを持っており、それぞれの “秘伝のタレ” にも注目です。

※「鰻・うなぎ」の表記はジャンルとしては「鰻(料理・店)」、素材は「鰻」、店名・メニュー(調理後)は各店の「表記通り(うなぎ・・等)」としています。

うな明:ミシュランBB!円山の超人気店

札幌の鰻料理店の中でも一際高い知名度と評価を誇る店が「うな明(うなめい)」です。場所は円山の住宅街。普段はひっそりとした店構えですが、開店の時間が近づくと店前の駐車スペースは満車となり、入口横のベンチには待ち客が座ります。そして店が開いたらすぐに満席になってしまう。それほどの人気です。

このうな明、あのミシュランガイドで札幌の鰻料理店で唯一ビブグルマンを獲得している、まさに札幌を代表する名店なのです。

うな重の「松」

うな重の「松」

基本メニューの「うな重」は、しっかり “蒸し” の効いた江戸前作りで、値段の違いはうなぎのサイズです。
注文を受けてから(じっくり蒸すなどの)手間をかけて調理をするため多少の時間を要しますが、その待ち時間には「上新香」「きも焼き」「うざく」などをつまみながらお酒を楽しむのが定番です。

おすすめの「うざく」

おすすめの「うざく」

焼き上がって目の前に登場した「うな重」の “ふんわり感” は札幌の鰻料理店の中でも随一といえるもの。タレもキレの良い上品さを備えたもので、うなぎの味を引き立てつつ、ご飯との相性も抜群です。

札幌でうなぎを食べるなら、ここ「うな明」は最初にチェックしたい一軒といえるでしょう。

・店名:うな明
・住所:札幌市中央区北1条西27丁目3-1
・電話番号:011-612-5777
・営業時間:11:00〜14:30(L.O.13:30)17:00〜20:30(L.O.19:30)
・定休日:火曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

うなぎ 二葉:70年以上の歴史を誇る老舗

札幌で老舗の鰻料理店といえば必ずその名が上がる「うなぎ 二葉(ふたば)」
創業は昭和23年(1948年)という70年を超える老舗で、すすきの中心部からは少し離れた場所に店を構えます。「蒲焼」と書かれた大きな暖簾が、その歴史を物語っているかのようです。

関東風の「うな重」

関東風の「うな重」

この店のうなぎは関東風の蒸しの入ったふんわりな焼き上がり。旨味のあるタレとともに、さすがは老舗と思わせてくれます。
「うな重」はもちろん、この店では「うな丼」もあり、こちらはコスパの良さが際立ちます。

「短冊」の塩味

「短冊」の塩味

鰻料理店ならではのサイドメニューにも注目すべき一品があります。そのひとつが「短冊」です。これはその名の如く、鰻を短く柵状にカットし串に刺して焼いたもの。普通の蒲焼きより焼き鳥のようなおつまみとして食べられます。老舗のうなぎを気軽に食べられるおすすめのメニューです。

その他定番の「肝焼き」「うざく」も老舗らしい安定の味で、これらのサイドメニューでお酒を味わいながら「うなぎ」の焼き上がりを待つ。これぞまさに老舗ならではの楽しみです。

・店名:うなぎ 二葉
・住所:札幌市中央区南5条西7丁目3-2
・電話番号:011-511-1410
・営業時間:11:00〜20:30(L.O.20:00)
・定休日:火曜日
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩7分

<サツメシ記事>

かど屋:すすきのに漂うタレの香り

札幌に鰻料理店はあまり多くないので、どこにあるのか思い当たらないという人も少なくないでしょう。そんな札幌にあって「かど屋」はその存在をよく知られた店といえるかもしれません。その理由はすすきの中心部の交差点、まさに店名通り「角(かど)」にあって、その前を通れば芳ばしいタレの香りが漂ってくるからです。

創業は昭和32年(1957年)という札幌ではかなりの老舗格で、店内にも重厚感があります。
この店の特徴はメニューが豊富なこと。
まず「うな丼」があるのも特徴で、高価になる「うな重」以外に手頃な値段の「うな丼」のある店はありがたく感じます。加えてご飯の間にもうなぎ(1/4)が入った「中割丼」もあり、これもまたリーズナブルな丼といえるでしょう。

コスパの良い「うな重」

コスパの良い「うな重」

もちろん「うな重」もあり、こちらにも(ご飯にうなぎが入った)「中重」があります。
さらに名古屋名物の「ひつまぶし」や(うなぎの)「定食」類もそろう充実ぶりです。
お酒も楽しめることも特徴で、うなぎの「串」や「刺身」「炭火焼」などの酒肴も用意されています。

「きも串」もおすすめ

「きも串」もおすすめ

すすきの中心部の便利な場所で、料理も充実しているここ「かど屋」はとても使い勝手の良い鰻料理店ということができるでしょう。

・店名:うなぎと和食の かど屋
・住所:札幌市中央区南4条西2丁目 わたなべビル 1F
・電話番号:011-531-1581
・営業時間:11:00〜15:30(L.O.15:00)、16:30〜23:00(L.O.22:30)日祝は〜22:00の通し営業。
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1分

<サツメシ記事>

札幌のうなぎや:知る人ぞ知る実力店

「札幌のうなぎや」は札幌市の北区新川地区にあり、中心部からは少し離れていますが、店の前にはいつも車が停まっているという人気店です。
そんな“場所的”には穴場ともいえる店ですが、ここをトップに推す札幌のうなぎ通も多く、知る人ぞ知る実力店なのです。

しっかり焼かれる「うな重」

しっかり焼かれる「うな重」

この店のうなぎは、蒸しの入る関東風ながら表面をやや強めに焼く香ばしさとのバランスが魅力です。タレは醤油の旨みを感じるあっさり系、濃いめが好みの方には追加のタレも用意されます。

薬味に「わさび」を添えてくれるのも特徴的で、わさびがよく合うのはタレが甘さだけを追求したものではなく、しっかり醤油の味を残しているから。白焼きを「わさび醤油」でいただくのも同様の組み合わせといえるでしょう。

「うざく」も味自慢

「うざく」も味自慢

「きも焼き」(数量限定)「う巻き」「うざく」などのサイドメニューもしっかり作られ、お酒のお供に味わうことができます。
そのお酒はうなぎに合うように厳選した山形県の「東光」が、キレのある辛口でうなぎのおいしさを引き立てるものです。

「札幌のうなぎや」ではうな重以外にも名古屋名物の「ひつまぶし」(6〜8月を除く)も食べられるので、こちらも味わってみてはいかがでしょうか。

・店名:札幌のうなぎや
・住所:札幌市北区北27条西16丁目4-10
・電話番号:011-726-0355
・営業時間:11:30~20:30
・定休日:月曜日(夏季は営業)
・アクセス:JR新川駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

宮川本廛:東京築地名門の味を札幌で

「江戸前」という言葉は「鰻」から生まれたという説があるほど、鰻料理は江戸の食文化を代表するものです。当然東京には鰻料理店の老舗が何軒もありますが、中でも高い知名度を誇る店が築地の「宮川本廛(みやがわほんてん)」です。

100年以上の歴史を誇り、東京を中心に「のれん会」が広く分散してその名を知らしめています。そんな伝統の味を札幌で楽しめる店が「宮川本廛 大丸札幌店」。JR札幌駅に直結する百貨店「大丸札幌店」の8階レストランフロアにあるため、老舗系ながら使いやすい店舗となっています。

老舗の「うな重」

老舗の「うな重」

一方、その料理は老舗ならではのこだわりがあります。
メインの「うな重」を注文すると、「30分以上かかります」と言われます。これは老舗の鰻料理店なら当たり前ともいえる“注文を受けてから”調理にかかるからです。
その待ち時間には定番のサイドメニューである「きも焼き」「お新香」などでお酒を味わうのも鰻料理店での楽しみです。

・店名: 宮川本廛 大丸札幌店
・住所:札幌市中央区北5条西4丁目7 大丸札幌8F
・電話番号:011-828-1251
・営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:00)
・定休日:不定休(大丸に準じる)
・アクセス:JR札幌駅直結

<サツメシ記事>

うな亭 わがつ:名店の味が復活

かつて、すすきのに「うな亭」という鰻料理の名店がありましたが、30年ほど前に惜しまれつつ閉店しました。その店のファンだったという方が脱サラし、修行を重ねつつ秘伝のタレをも受け継いで開店に至ったという店が円山地区にある「うな亭 わがつ」です。
まさにかつての名店を現在に再現した店といえるでしょう。

香ばしい「うな重」

香ばしい「うな重」

この店でも注文時に「30分以上かかります」と言われます。「さすがは名店の継承」と納得しましょう。
ただしこの店ではご主人のワンオペのため、待ち時間向けのサイドメニューはありません。
お酒(各種)はあり、お通しも付くのでゆっくり味わいながら待ちましょう。
日によっては何品かの酒肴を用意していることもあるので、気軽に尋ねてみてください。

お酒には「お通し」が付きます

お酒には「お通し」が付きます

この店のうなぎは素焼きにしたものを蒸し、さらに焼き上げるという手間をかけたもの。ふんわりしつつも“焼き”はしっかり入った香ばしい仕上がりです。醤油の旨みと甘さのバランスが取れたタレと、それがよく染み込むご飯の炊き具合も名店の技を受け継いでいるようです。
そんな伝統の「うな重」、ぜひ一度味わってみることをおすすめします。

・店名:うな亭 わがつ
・住所:札幌市中央区北1条西22丁目1-14 ライラック表参道1F
・電話番号:011-644-1030
・営業時間:11:00〜13:00、17:00〜21:30(L.O.21:00)
・定休日:月曜日(+冬期の第3火曜日)
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

うなぎ屋 悠:札幌場外市場のうなぎ屋

札幌のグルメスポットでも特に“海鮮”系の店が集まる場所、それが札幌場外市場です。名物ともいえる「海鮮丼」や「寿司」「焼き魚」の店が並んでいますが、その中に珍しい鰻料理の店「うなぎ屋 悠(ゆう)」があります。

ご主人は東京の老舗店で修行の後、3年前(2018年)にこの店を開きました。店はカウンター3席にテーブルが2卓とコンパクトですが、その分気軽に入店できる造りといえます。

国産の「うな重」

国産の「うな重」

この店ではランチに「うな重 小」を1,950円(税込)で食べられるのが“売り”になっています。うなぎは輸入物ながら厳選したものを使っており、コスパにも優れます。
レギュラーメニューの「うな重」は2,950円(小)からで、もちろん国産のうなぎを使い値段以上の品質差を感じさせます。

気軽に「うなぎ」を

気軽に「うなぎ」を

面白いのが「串焼き」。短冊をはじめヒレやレバーなど6種類、「5種盛り」もあります。これを焼き鳥的にお酒を一杯・・そんな楽しみ方もおすすめしたい、ここ「うなぎ屋 悠」です。

・店名:うなぎ屋 悠
・住所:札幌市中央区北11条西22丁目1-1 北町プラザ 1F
・電話番号:011-613-8889
・営業時間:9:30〜
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄東西線二十四軒駅 徒歩7分

<サツメシ記事>

うなぎ 山下:すすきの駅至近で便利

「うなぎ 山下」は札幌の数ある鰻料理店でもアクセスが便利なことでは“この上なし”といえます。何しろ札幌の繁華街すすきののど真ん中、地下鉄すすきの駅を出たらすぐ隣のビル(7階)という場所です。そしてすすきのらしく、18時から24時(L.O.23:00)まで営業しています。

焼き鳥風「うなぎ串」

焼き鳥風「うなぎ串」

場所柄、食事もお酒も楽しめる工夫が凝らされたメニュー作りがなされています。
例えば「うなぎ串」。ともすれば高価になる「うなぎ」を焼き鳥のように気軽に味わえる一品で、鰻とネギを串焼きにしたものです。さらにこの店独特の「うなぎの天ぷら」や定番系の「う巻き」「うざく」なども用意されています。

締めにおすすめ「ミニ丼」

締めにおすすめ「ミニ丼」

すすきので飲んだ後の締めに来店する場合も多いでしょう。そんな時におすすめの一品が「うなぎミニ丼」。小ぶりな丼で、気軽に注文しやすいサイズ、そして値段といえます。そして珍しいのがこの店では蒲焼きの「関東風・関西風」を選べること。ふんわり焼き上がる関東風か、カリッと焼き上げた関西風か、好みやその日の気分で選べます。
これは「うなぎ 山下」の他にない大きな特徴といえるでしょう。

・店名:うなぎ 山下
・住所:札幌市中央区南4条西3丁目 第2Gビル 7F
・電話番号:011-522-5285
・営業時間:18:00〜24:00(L.O.23:00)
・定休日:日曜日・祝日
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅3番出口 徒歩1分

<サツメシ記事>

札幌で「うなぎ」を食べよう!

札幌でおすすめの鰻料理店をご紹介しました。
札幌で「うなぎ」は、ご当地グルメのラーメンなどに比べれば店自体を探すのに苦労するほどで、その数は多くありません。
しかし今回の記事のように、老舗の伝統を引き継いだ店や独自の技を磨き上げている店などもあるのです。
ぜひ参考にしていただき、札幌でおいしい「うなぎ」を食べてください!