札幌で食べる“ユニーク”ラーメン!おすすめの店6選をご紹介!
“ラーメン王国” とも言われる札幌では、数多くのラーメン店がその味を競っています。中でも味噌ラーメンは“ご当地” ラーメンとされるほど、札幌を代表する味といえるでしょう。
しかしそこは王国とまで評される札幌、“ひと味違う” ラーメンもたくさんあります。
今回はそんな “ユニーク” なラーメンをご紹介します。
本場札幌でラーメングルメを楽しむなら欠かせない、おすすめの店をそろえました!
そば処 三徳:天ラーメン
札幌には “ラーメンの街” らしく、蕎麦店ながらラーメンが人気という店があります。
ここでご紹介する「そば処 三徳(さんとく)」もその一軒です。
小樽で開店し100年近い歴史を持つ老舗で、現在は琴似で地元に愛される蕎麦屋として営業しています。
当然蕎麦が看板料理ながらラーメンもそれに負けない人気です。
「ラーメン」(税込590円)は専門店並みに正油・みそ・塩の定番3味を用意、さらに「ヤサイラーメン」(650円)や「五目ラーメン」(770円)なども3味から選べます。
その他、ラーメンだけでも何と10種類!とても蕎麦店とは思えない充実のラインアップ。
その中で一際ユニークな一品が「天ラーメン」(税込820円)。蕎麦店らしく、得意の「天ぷら」を具材にしたラーメンです。
ラーメン各種は基本の3味で用意していますが、「天ラーメン」は天ぷらとの相性を考えての “豚骨” スープで作ります。天ぷらは海老と海苔、それぞれの衣からの油がスープをまろやかにし、コクも深めます。
麺は “The 札幌” といえる中太の縮れ麺。天ぷらの他にはチャーシューにメンマ、ホウレン草にかまぼこというトッピングです。
いかがでしょうか?
札幌でユニークなラーメンならまずはここ「三徳」です。「天ラーメン」だけでなく、専門の蕎麦はもちろん、名物丼(お店でチェック!)やカツカレーなども人気の “ユニークな蕎麦店” でもあります。
店名:そば処 三徳
住所:札幌市西区二十四軒4条6丁目5-18
電話番号:011-644-7508
営業時間:11:00〜15:40、17:00〜21:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄東西線琴似駅(5番出口) 徒歩5分
しらん:えび天塩らーめん
「天ぷら」ラーメンなら「しらん」も外せません。
狸小路に面した「札幌ナナイロ」にあるオープンスタイルの飲食店です。
イメージは “座れる立ち食いそばの店” で、その通り蕎麦やうどんのメニューがたくさん並びます。
入口で食券を購入します。今回は「えび天塩らーめん」(税込600円)です。
天ぷらは注文してから揚げてくれる「えび天」と「海苔天」。ラーメンがカウンターに置かれたらまずはそれをひと口、カリカリ熱々でいただいて、その後はスープに浸します。
スープはシンプルな「塩」味。最初はあっさりした味わいですが、天ぷらがコクを深めてくれます。
先にご紹介した「そば処 三徳」と食べ比べてみては如何でしょうか?
蕎麦・うどんに丼もの、カレーライスに定食類などもあるのでサッと食事をしたいとき、ここ「しらん」は特におすすめの店といえるでしょう。
店名:しらん
住所:札幌市中央区南2条西4丁目 札幌ナナイロ1F
電話番号:011-281-2578
営業時間:10:00〜21:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩7分
味坊:カツラーメン
天ぷらの次は「トンカツ」です。
トンカツが乗るユニークな「カツラーメン」が食べられる店は、地下鉄東西線西28丁目駅(3番出口)徒歩1分の場所にある「ラーメン専科 味坊(あじぼう)」です。
メニューにはラーメン類はもちろん丼もの、カレーやチャーハンなどのご飯もの、さらには各種の定食類なども並び、まさに町中華!を思わせます。
その中でも一際ユニークな「カツラーメン」(税込950円)が目を引くでしょう。
注文するとトンカツを揚げ始めます。同時に麺も茹で、目の前に登場するラーメンにはカリッと揚げたて、熱々のカツが “どうだ!” と言わんばかりに乗っています。
スープは醤油味で、最初はソース代わりにちょっとつけてサックリしたカツを味わい、その後はスープに浸しましょう。カツから旨味が出て、スープ全体のコクが深まります。
麺は札幌ラーメンの定番、中太の縮れ麺。
具はメンマにもやし・キャベツと玉ねぎ(はじめはカツに隠れています)。しっかり野菜も取れて栄養面でのバランスも良いラーメンになっています。
「今日はラーメン気分だけど、もう少しガツンとしたものも食べたい!」そんな時にうってつけの一品、それがこの「カツラーメン」です。ぜひお試しを!
店名:ラーメン専科 味坊
住所:札幌市中央区北3条西28丁目1-22
電話番号:011-641-8330
営業時間:11:00〜21:00
定休日:月曜日
アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩1分
タンタン:元祖 タンタンメン
「タンタンメン」と聞けば、普通は四川料理系の「坦々麺( 担担麺)」を想像するでしょう。しかしそれでは “ユニークラーメン” とは言えません。
札幌西区の西野にあるその名も「タンタン」(看板には“担担”の文字)。その店名どおり、看板メニューは「元祖 タンタンメン」(税込750円)。ここで紹介するからには “ちょっと変わった” ラーメンです。
初めてこの店を訪れてこれを頼んだなら、出てきた料理を見て驚かずにはいられないでしょう。
それは一般に想う「坦々麺」とは全く異なり、立ち上がる湯気の下には溶き卵にひき肉、赤い唐辛子に油が浮いたスープというルックスなのです。
麺は札幌らしい中太の縮れ麺。やや硬めの茹であげは辛いスープによく合います。そのスープは塩味系でさらりとした口当たりながら、唐辛子の辛みがガツン!と迫って来るでしょう。
辛さは普通〜中辛〜激辛(ここまで無料)〜超激辛(+50円)から選べます。普通でも相当の辛さを感じ、中辛でも想像以上に辛いので、辛さにこだわるのでなければ「中辛」までをおすすめします。
ランチタイムには「ラーメン定食」があり、プラス100円で「ハム・目玉焼き・小ライス・キャベツ・漬物」が付きます。値段からはかなりのお得なセットであり、目玉焼きやライスが辛さを中和してくれるので、文句なしのおすすめ!です。
店名:タンタン
住所:札幌市西区西野3条6丁目7-31
電話番号:011-665-7113
営業時間:11:30〜17:30
定休日:第1・3月曜日・火曜日
アクセス:地下鉄東西線発寒南駅 徒歩20分
布袋:マーボーメン
札幌で「布袋(ほてい)」といえば、誰もが知る「ザンギ」の名店。その大ぶりな鶏肉の唐揚げは店でもテイクアウトでも大人気です。
そしてザンギと並ぶ名物メニューが「マーボーメン」(税込900円)。
ザンギの名店ですが、正式店名は「中国料理 布袋」。ラーメンも麻婆豆腐も人気の中華料理店です。
その人気メニューを組み合わせた「マーボーメン」はこの店の “究極” の料理といえるでしょう。
目の前に出されたときは「麻婆豆腐」そのもの。箸を入れてすくってみれば、ややウェーブのかかった麺が持ち上がります。熱々の麻婆と麺の組み合わせは体をしっかり温めてくれるでしょう。
「マーボーメン+小ライス」は970円なので、70円で小ライスが追加できます。
麻婆味のラーメンを味わった後は、麻婆豆腐をライスにかけて “ミニ麻婆丼” として楽しんでみてはいかがでしょうか?
JR札幌駅と大通の間には「赤れんがテラス店」もあり、地下道連結でアクセスも良く便利に使えます。
店名:中国料理 布袋
住所:札幌市中央区南1条西9丁目1
電話番号:011-272-4050
営業時間:11:00〜22:00、水曜日は〜16:00(L.O.15:30)
定休日:不定休
アクセス:地下鉄東西線西11丁目駅(3番出口) 徒歩5分
ちゃんぽん一鶴:太平燕
「太平燕」って知っていますか?
“タイピーエン” と読みます。
元は中国福建省の料理で、スープワンタンの一種とされています。日本ではそれをアレンジした太平燕が何種類か存在していますが、その特徴は麺に「春雨」を使うこと。近年では熊本のご当地料理として知られるようになりました。
札幌でも「ちゃんぽん 一鶴」で食べることができます(「太平燕」1,000円)。
店名どおり「ちゃんぽん」の名店ですが、ちゃんぽんの本場である長崎でも太平燕をメニューに載せる店があり、ここ一鶴でもオリジナルの「太平燕」として提供しています。
ちゃんぽん同様の豚骨系スープにたっぷりの野菜、そして春雨でサッパリとした味わいとコクのバランスを楽しめます。
春雨を使うことで低カロリー、しかも野菜をたくさん摂れるということで、ヘルシーメニューとしてもおすすめです。しかし、そのちゃんぽん譲りの味わいが一番の魅力であることに間違いはありません。
店名:ちゃんぽん一鶴
住所:札幌市中央区南8条西23丁目1-21
電話番号:011-513-6053
営業時間:11:00〜20:00
定休日:年末年始
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩12分
札幌でユニークなラーメングルメを楽しもう!
札幌で、“ひと味違う” ラーメン(麺料理)の店をご紹介しました。
“ラーメンの街” として全国にその名を轟かす札幌は、有名な “味噌ラーメンだけではない” ことがおわかりいただけたと思います。
バリエーションとして色々なメニューがありましたが、どの店にも共通するのは「基本のラーメンがしっかり作られている」こと。まさにラーメン王国札幌ならでは!といえるでしょう。
ぜひ札幌で、そんな “ユニークラーメン” グルメを楽しんでください!