札幌の寿司店で味わう「毛がに VS ずわいがに」 おすすめの店はここ!
「かに(蟹・カニ ※)」といえばとても美味な食材として好まれていますね。
北海道はそのかにの全国約1/4の漁獲量を占める一大産地であり、北海道の代表的海鮮グルメにもなっています。
種類としては「毛がに」を中心とし「ずわいがに」「たらばがに」を含めた “3大かに” が知られます。道東では他に花咲がに・いばらがに・あぶらがになども水揚げされ、それぞれ食材としても利用されています。
今回はそんな人気食材であるかにの中から「毛がに・ずわいがに」を札幌の寿司店ではどのように提供しているか?をテーマとし、それぞれ「寿司」と「酒肴(一品料理)」別にご紹介しましょう。
(注)当記事は各店訪問時に「かに」を提供してくれた内容をまとめたもので、それぞれで常に「かに」を寿司や酒肴にしているとは限りません。
(※) 本文中では「かに」等ひらがな表記にて統一しました。
【毛がに/寿司】
田久鮓:シャリを包み込む握り寿司
「田久鮓(たくずし)」はすすきのエリア屈指のグルメビル「G DINING SAPPORO」の6Fに店を構える人気店で、ミシュラン北海道特別版でも星を獲得している名店です。
北海道といえば「毛がに」。いろいろな提供方法がある中で、やっぱり基本の “握り寿司”。
この店独特の存在感のあるシャリを包み込むように握られ、毛がにの旨味とシャリの甘みと酢の味わいが合体。
見事な一貫に仕上がっていました。
店名:田久鮓
住所:札幌市中央区南3条西3丁目2 G DINING SAPPORO 6F
電話番号:011-211-1206
営業時間:17:30〜
定休日:不定休
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩3分
立喰い寿司 あきら 札幌店:見た目も映える “かにタワー”!
札幌の観光名所「さっぽろテレビ塔」の地下一階にあるグルメフロアに一昨年(2023年5月)出店した「立喰い寿司 あきら 札幌店」。
この店、東京で超人気の立ち食い寿司店「あきら」のさっぽろ進出店です。
東京発の江戸前寿司はもちろん、全国の魚、そして北海道ならではの一貫も用意されます。
その一つが「毛がに」。
目の前に置かれた一貫を見てびっくり。
それはシャリの上に毛がにの身が山盛りにされ、まるで “タワー” のよう!
口に運べば、一杯に広がる毛がにの旨味。
見た目も味も満足、そんな一貫です。
店名:立喰い寿司 あきら 札幌店
住所:札幌市中央区大通西1丁目 さっぽろテレビ塔 B1F
電話番号:080-9987-3396
営業時間:12:00〜、17:00〜
定休日:水・木曜日
アクセス:地下鉄大通駅 直結
寿し ひでたか:小鉢で味わう “ふんわり” 毛がに
「寿し ひでたか」はすすきの南エリアにひっそりと店を構えますが、ミシュランで星を獲得しており全国から多くの寿司ファンが訪れます。
この店では小鉢にシャリを入れ、その上に蟹ミソで和えた毛ガニのほぐし身をふんわりと乗せて提供してくれます。
そのまま口に含んで握り寿司やミニかに丼のように味わうもよし、少しずつシャリと合わせて酒肴的に味わうもよし。
どちらでも北海道ならではの高品位な毛がにの旨みを味わえますよ!
店名:寿し ひでたか
住所:札幌市中央区南7条西4丁目 延寿堂 1F
電話番号:011-200-0677
営業時間:18:00〜23:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
八つ葉:“手巻き” でかにをたっぷり味わえる
「鮨 八つ葉(やつは)」は道東中標津の名店「鮨 わたなべ」が札幌に出した姉妹2号店。
2021年円山に開店後、2024年7月すすきのにある姉妹1号店の中に移転しました。
メニューはコース仕立てですが、そのスタートは何と牛乳!
これは本店の地元、中標津町の「牛乳で乾杯条例」に基づくもの。
牛乳を味わった後は寿司に入りますが、「毛がに」も人気の一貫です。
この店では “手巻き” にすることにより、たっぷりの毛がに身をいただける工夫がなされます。
かに身にはミソも混ぜて旨味をアップ、溢れそうなほどの身を海苔で両側から抑える。
これも毛がにをおいしく味わう手法といえるでしょう。
店名:鮨 八つ葉
住所:札幌市中央区南6条西4丁目 プラザ6.4ビル 6F
電話番号:090-1389-1828
営業時間:18:00〜22:00
定休日:不定休(要確認)
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
【毛がに/酒肴】
鮨処いちい:ミソ和えをたっぷり味わえる
「鮨処いちい」は地下鉄すすきの駅からすぐの場所にある人気の寿司店。
腕利き寿司職人の大将と酒通の女将が営む家庭的な店です。
コース料理はもちろん、単品でも注文できる定番の一皿が「毛蟹みそ和え」。
単品でも受けるほどなので、その量はたっぷり。
ほぐし身に棒身も加え、ミソも絶妙に配合され、毛がにの旨さを十分に味わうことができます。
ぜひ、女将セレクトの日本酒と合わせて楽しんでくださいね!
店名:鮨処いちい
住所:札幌市中央区南4条西4丁目 第5グリーンビル 1F
電話番号:011-232-2321
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜日(祝日は要確認)
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩2分
鮨菜 和喜智:名人級の一品料理
「鮨菜 和喜智」は円山に店を構える札幌を代表する人気寿司店。
ミシュランガイドでも2つ星を獲得、食べログでも高評点という実績がそれを裏付けます。
コースメニューには握り寿司はもちろん、道産食材を使った一品料理がズラリ。
その中の一品が「毛蟹の茶碗蒸し」。
毛がにのほぐし身がたっぷり入り、その上にはチョンと本わさびが乗っています。その意味は食べ始めるとわかります。
かに身の下にはなんと「うに」(この日はムラサキウニ)が入っていました。
このうにが毛がにと一体となり、わさびによく合うというわけです。もちろんお酒にもピッタリ。
さすが名店!これぞまさに名人級の仕込み技といえるでしょう。
店名:鮨菜 和喜智
住所:札幌市中央区南2条西25丁目1-22
電話番号:011-640-3768
営業時間:18:00〜20:00、20:30〜22:30(2部制)
定休日:月曜日(不定休あり)
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
【ずわいがに/寿司】
弐ノ蔵:握りで味わうずわいがに
札幌の超穴場店〜今や人気店としてその名を轟かせる「鮨ノ蔵(すしのくら)」。
数席のカウンターを求めて全国から寿司ファンが集います。
その人気店がセカンドブランドとして円山に設けた店が「弐ノ蔵(にのくら)」です。
本店譲りの仕込みは “変態寿司” とまで称される独特なもの。
一方、この店ならではのオリジナルや本格的な握り寿司も仕立てます。
「ずわいがに」は特製の蟹酢を和えて、シャリとの “一体化” も図ります。
まるで三杯酢で味わうずわいがにを握り寿司でいただいているようなイメージです。
店名:弐ノ蔵
住所:札幌市中央区南3条西22丁目2-7 第51藤栄ビル 1F
電話番号:090-8900-0202
営業時間:18:00〜、20::30〜(金土日は12:30〜あり、金土の昼は「鰻ノ蔵」)
定休日:水曜日
アクセス:地下鉄東西線東西線西18丁目・円山公園駅 各徒歩7分
鮨処 有馬:道産食材にこだわる店厳選のかに
「鮨処 有馬」は狸小路エリアに店を構えるミシュランでも評価の高い(星獲得)寿司店。
道内産の魚介・食材にこだわり、まさに北海道を満喫できる寿司のコースを仕立ててくれます。
この日は「ずわいがに」を手巻きで提供(「毛がに」の日もあり)。
ずわいがにのほぐし身にイバラガニの内子(卵巣)を隠し味として、その味わいをより深いものとしています。
パリッとした海苔の中でふんわりしたかに身がシャリと一体化。
この店ならではの「かに寿司」です。
店名:鮨処 有馬
住所:札幌市中央区南3条西4丁目 南3西4ビル 4F
電話番号:011-215-0998
営業時間:18:00〜、20:30〜(2部制)
定休日:日曜日・祝日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩7分
すし処 静:小皿で気軽に味わうずわいがに
地下鉄東西線の西28丁目駅、その3番出口直結のビル地下にある「すし処 静」。
コスパの良さが人気の理由で、気軽にワンランク上の寿司を味わうことができる店です。
店主は近くの老舗有名店で技を修め、この地に寿司店を開きました。
コンセプトは看板にも掲げる「気軽に楽しく寿司を」で、その象徴的な一品が「ずわいがに」。
小皿にシャリ、その上にずわいがにのほぐし身を乗せて提供します。小皿は2組セットになっており、この日は「うに」との組み合わせでした。
まさに “気軽に口に放り込める”。看板どおりの楽しい寿司になっています。
店名:すし処 静
住所:札幌市中央区北3条西28丁目2-1 サンビル B1F
電話番号:011-215-8558
営業時間:17:00〜22:00
定休日:木曜日
アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 直結
【ずわいがに・いばらがに/酒肴】
鮨 かん壱:「かに」はこの店のスペシャリテ!
地下鉄東西線西18丁目駅ほど近く、マンションの一階でひっそり店を構える「鮨 かん壱」。店主は札幌の人気寿司店で10年の修行後、この場所に店を開きました。
店内はカフェレストランのようなお洒落な造り。ゆったりしたカウンターで寿司をいただけます。
「かに」には特にこだわり常に厳選の素材を確保し、寿司に料理に活かしています。
今回は酒肴仕立ての「ずわいがに」を紹介しましょう。
ずわいがにの身をほぐしミソと和え、トップに棒身を配するスタイルを小皿にて提供しています。
食感、旨味たっぷりの味わいともに文句なしのひと皿です。
さらに “番外” の一品をご紹介。
「いばらがにの外子」です。
いばらがにとはタラバガニ科の蟹で身肉の甘さに定評がありますが、それ以上に珍味として好まれるのが「外子」や「内子」です。外子はいわゆる卵、内子は卵巣になります。
この日は「外子」を酒肴に仕立ててくれました。
まさに珍味!お酒が何倍でも進んでしまうほどの一品でしたよ。
店名:鮨 かん壱
住所:札幌市中央区大通西16丁目3-8
電話番号:011-676-8883
営業時間:17:00〜22:00
定休日:不定休
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩2分
札幌の寿司店で、北海道グルメの代表格「毛がに・ずわいがに」をたっぷり味わおう!
北海道グルメを代表する海鮮食材「毛がに・ずわいがに」を味わえる札幌の寿司店をご紹介しました。
北海道・札幌に来たなら誰もが食べたい「かに」ならここ!というおすすめ寿司店のラインアップなので、トップクラスの「北海道かにグルメ」を味わえるはずですよ!