札幌でルーカレーならここへ行こう!おすすめの厳選7店

札幌でルーカレーならここへ行こう!おすすめの厳選7店

札幌といえばカレーの街。特にスープカレーはご当地グルメとして全国的にその名を馳せています。しかし札幌にはルーカレーで勝負している店も多く、スープカレーともども札幌を「カレーの街」たらしめているといえるでしょう。

今回は札幌でルーカレーがおすすめの店を厳選してご紹介します。
どの店も独自の“売り”を持ったカレーが食べられるので、ぜひ参考にしてください。

なお、今回は「ルーカレー」専門に近い店を選んでおり、スープカレーと2枚看板にしている店やインド料理・洋食の専門店は対象外としています。

クロック:札幌を代表するルーカレーの名店

札幌でルーカレーといえば、最も有名であろう店が「クロック」です。
円山の山麓通りという駅からはかなり離れた場所ながら、いつも札幌のカレー好きが集まっていることで知られます。
たっぷりのフルーツや野菜などをじっくり煮込んだという、濃厚でコクのあるカレーが人気です。

特徴の一つが「チーズ入り」のカレーがあること。
「ビーフチーズカレー」のほか、「チキン(骨付きもあり)、ポーク、シーフード、スペアリブ、ソーセージ」それぞれのチーズカレーが用意されています。

ビーフカレーに「チーズオムレツ」トッピング

ビーフカレーに「チーズオムレツ」トッピング

人気のトッピングは「チーズオムレツ」。
ライスの上に乗せて提供され、割ってみれば中からチーズがトロ〜りと出てきます。
この店の濃厚なルーにはチーズや卵がよく合うので、まさにベストマッチなトッピングです。

札幌でルーカレーを食べるなら、「クロック」は少々不便な場所ですが絶対に外せない店といえるでしょう。

・店名:クロック
・住所:札幌市中央区円山西町9-2-25 旭山プラザ 1F
・電話番号:011-642-2678
・営業時間:11:30〜22:00
・定休日:月曜日(祝日営業火曜休)第1火曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩約30分(車利用がおすすめ)

<サツメシ紹介記事>

カリーハウス コロンボ:札幌屈指の老舗人気店

札幌駅近くでカレーなら、ここ「カリーハウス コロンボ」は外せません。
地下道で各駅に直結したビルの中にあるのでアクセスも便利です。
店はカウンターのみの10席。昼時はもちろん、営業時間中はほとんど待ち列ができているほどの人気です。

この店のカレーは、玉ねぎをじっくり煮込んだ甘さとスパイスのバランスが味の秘密。
ルーカレーとしてはややトロみの少ないタイプですが、その分名物ともいえる「カツカレー」などにはカレールーがカツのソース役を担っているかのような相性の良さです。

定番「ビーフカレー」

定番「ビーフカレー」

その他「ビーフ」や「ポーク」など各種のカレーはどれもがおすすめですが、注目は「日替わりカレー」。毎日レギュラーメニューにはないカレーが一品提供されます。
人気は水曜日の「煮込みハンバーグカレー」で、ビーフとポークの合挽きハンバーグを一度焼いてからスープで煮込むという手間のかけ方がその味の秘密になっています。

この店ならではのオプションが「ルーの無料追加」。
ご飯の盛りが良い(通常で350g)この店ならではのサービスで、ルーが足りなくなってもすぐに足してくれるから安心です。

・店名:カリーハウス コロンボ
・住所:札幌市中央区北4条西4丁目1 国際ビル B1
・電話番号:011-221-2028
・営業時間:11:00〜20:30
・定休日:第4日曜日
・アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩2分

<サツメシ紹介記事>

カフェ エッシャー:喫茶店ながらカレーはもはや専門店

札幌駅近くでは「コロンボ」と並ぶ人気店の「カフェ エッシャー」。
店名からわかるように喫茶店ではありますが、ほとんどのお客さんが「カレー」目当てでの来店なので、もはや “専門店” と言ってもよいかもしれません。

30年以上の歴史を持つ老舗で、元は証券会社だったビルの地下奥にある “金庫室” という穴場感たっぷりなロケーション。そんな雰囲気を楽しみながら味わうカレーはなかなか粋なものです。

一番人気の「なすとひき肉のカリー」

一番人気の「なすとひき肉のカリー」

人気は「なすとひき肉のカリー」。
茄子の素揚げにたっぷりの挽き肉、大きめのニンジンとジャガイモが入っています。
まろやかでコクがありながらもスパイスのアクセントもしっかり効いている、そんなバランスの良さがこのカレーの魅力です。

カレーのラインアップは「やさい」や「チキン」など8種類のレギュラーメニューに数量限定や季節限定(冬の牡蠣など)ものがあり、全てサラダとコーヒー(アイスクリームも選べます)付きの「セット」になっています。

・店名:カフェ エッシャー
・住所:札幌市中央区北2条西3丁目1-26 札幌第一ビル B1F
・電話番号:011-231-4430
・営業時間:11:30〜15:30(L.O.15:00)
・定休日:土・日・祝日
・アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩3分

<サツメシ紹介記事>

欧風カレー KEN:フレンチの技で作るハンバーグカレー

札幌のルーカレーの中でもフレンチの技法を駆使している店が「欧風カレー KEN」。
それはフランス料理の鶏のだし汁「フォンドヴォライユ」をベースにしているからです。
メニューは店名どおりの欧風タイプカレーが7種類。中でも「ハンバーグカレー」が人気で券売機にも “1番おすすめ” と貼り紙がされています。

そのハンバーグ、店内の掲示には「提供時間は最短で20分、混雑時には20〜40分かかります」とあるように、注文を受けてから一つずつじっくり丁寧に焼きあげるのがこの店のこだわりです。

看板メニューの「ハンバーグカレー」

看板メニューの「ハンバーグカレー」

でき上がったハンバーグはライスの上に乗って登場、300gというボリュームです。
スプーンを入れて割ってみれば肉汁がジュッとあふれます。
ここに別盛りされるカレールーをかければ、これはもはや高級ハンバーグであり、同時にライスと食べるカレーとしての完成度も納得のレベルです。

「チキンレッグカレー」も人気で、こちらは “2番目におすすめ” との貼り紙があります。
さらに券売機の押しボタンにはメニュー名とともに “スプーン1本でほぐれます” とも書かれています。
ハンバーグともどもおすすめの一品です。

・店名:欧風カレー KEN
・住所:札幌市東区北15条東1丁目2-17 イースタンビル 1F
・電話番号:011-752-7555
・営業時間:11:30〜21:30(L.O.21:00)
・定休日:水曜日
・アクセス:地下鉄東豊線北13条駅 徒歩3分

<サツメシ紹介記事>

さっぽろルーカレー NAGAMIYA:ルー&スパイス&ハンバーグ

札幌にルーカレーの店数あれど、「さっぽろルーカレー NAGAMIYA」は店名にそれを冠するほどのこだわりを持った店です。

メニューは2種類。「スパイシーチキンカレー」と「特製ハンバーグカレー」のみ。
ルーに徹底してこだわり、安易に具材を増やさないという方針なのでしょう。

辛口なら「スパイシーチキンカレー」

辛口なら「スパイシーチキンカレー」

スパイシーチキンカレーはやや辛口で、その名のとおりスパイシー。
柔らかく煮込まれた鶏肉にインドのお菓子「カッタミータ」をトッピングして独特の口当たりを演出しています。
一方のハンバーグカレーは甘口で、洋食の名店「コノヨシ」監修のハンバーグとの組み合わせ。
肉汁たっぷりなハンバーグはコクのあるカレールーとベストマッチです。

この2品は “合いがけ” にして両方を一皿で楽しむこともできます。
シンプルなメニュー構成なので、カレー店でよくある「どれにしよう?」という悩みがないことも、むしろこの店の魅力といえるかもしれません。

・店名:さっぽろルーカレー NAGAMIYA
・住所:札幌市中央区南1条西13丁目4-62
・電話番号:011-231-4131
・営業時間:11:30〜21:00
・定休日:水曜日
・アクセス:地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩5分

<サツメシ紹介記事>

円山教授。:積丹のウニ屋が経営するカレー店

札幌のカレー店の中でもひと際特徴的な一軒が「円山教授。」です。
円山地区に近い住宅街にある店舗はまるで “秘密基地” のような店構え。店内に入っても複雑な装飾や遊び心いっぱいの仕掛けなどが施されています。
それを眺めるだけでも楽しいのですが、この店はさらにカレーもユニークなのです。

代表メニューは「浜カレー」

代表メニューは「浜カレー」

代表的な一品が「浜カレー」。
実はこの店、積丹町でうに丼屋を営む「田村岩太郎商店」の直営店で、その本店で期間限定メニューとして提供していた海鮮カレーを再現したものがこの「浜カレー」なのです。

甘エビ・イカ・ホタテにホッキなどの魚介類にナスやニンジンなど数種類の野菜も添えられ、見栄えは抜群。夏の時期には本店直送の「うに」をトッピングしてくれる(無料)というサプライズもあります。
札幌ならでは、北海道ならではの楽しみがあるカレー店といえるでしょう。

・店名:【カレー専門店】 円山教授。
・住所:札幌市中央区南4条西21丁目1-27 第5籐栄ビル
・電話番号:011-522-8886
・営業時間:11:00〜22:00
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩7分

<サツメシ紹介記事>

咖哩屋 梵(ボン):肉に合わせた3種類のこだわりルー

札幌はカレー店が群雄割拠という状態なので、独自性のある店が人気を集めています。
ここでご紹介する「咖哩屋 梵(ボン)」もその中の一軒です。

この店の独自性はメインメニューである「ビーフ、ポーク、チキン」のカレーをそれぞれ “専用” のルーで食べさせてくれるという点にあります。
一般のカレー店では複数種類のメニューがあったとしても、基本のルーは一種類ということが多いようです。しかし具材に合わせた複数のルーが作れれば、それだけカレーとしての完成度は上がるはず。
この店の狙いもそこにあるのでしょう。

トッピングも楽しめます(写真はロースカツとビーフハンバーグ)

トッピングも楽しめます(写真はロースカツとビーフハンバーグ)

「ビーフカレー」はメニューに “フォンドヴォーと赤ワインでトロトロになるまで煮込んだ欧風カレー” とあるように、牛肉によく合うルーに仕上げています。
さらに「ポークカレー」は “野菜や果物を煮込んでうまみとスパイスを強くしたスパイシーカレー”、「チキンカレー」は “トマトベースにバターと生クリームを加えたインドカレー”とそれぞれの説明があります。

トッピングも豊富で「ロースカツ」や「ビーフハンバーグ」もあり、これを盛り合わせることもできるので「カツカレーかハンバーグカレーか」と悩むこともないはずです。

・店名:咖哩屋 梵(ボン)
・住所:札幌市西区二十四軒1条4丁目3-12 興発ビル 1F
・電話番号:011-624-7223
・営業時間:11:00〜14:00、18:00〜21:00(土日祝で若干変更あり)
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東西線二十四軒駅3番出口 徒歩1分

<サツメシ紹介記事>

札幌でルーカレーを味わおう!

札幌でおすすめの「ルーカレー」、厳選した7店をご紹介しました。
どの店も札幌グルメのスープカレーに負けない味自慢ばかりです。
札幌であえてのルーカレー、ぜひ味わってみてください。きっと「札幌はスープカレーだけじゃない」と思っていただけるはずです。

なお、今回は対象外となった「洋食店」や「インド料理店」のカレーも今後特集する予定です。