札幌グルメの「スープカレー」ならまずはここ!おすすめの店10選!

札幌グルメの「スープカレー」ならまずはここ!おすすめの店10選!

札幌のご当地グルメとして全国的に知られる「スープカレー」。札幌には200軒以上の専門店があり、常にその味を競っています。
それだけに「どの店に行けばいいのかわからない」という方も多いかもしれません。

今回は札幌スープカレーの歴史を紐解きつつ「行くならまずはここ!」という店を厳選してご紹介するので、ぜひスープカレーグルメの店選びに役立ててください。

スープカレーの歴史

今や代表的な札幌グルメとしてその位置を確たるものにする「スープカレー」ですが、その源流を遡れば1970年代に札幌の喫茶店が作った「薬膳カリィ」に辿り着きます(諸説あり)。
それを現在まで守り続ける店が「アジャンタインドカリ店」「アジャンタ総本家」
源流となる喫茶店のご夫婦がそれぞれで経営することになった2店であり、その後多くの店に影響を与えスープカレーの基となりました。
同時代(1970年代後半)から存続する老舗スープカレー店には、アジャンタ系ともいえるオーソドックなスタイルを守る「こうひいはうす」と、当時から「スリランカカレー」を謳う「ポレポレ」があります。

1980年代になると激辛系の始祖とされる「スリランカ狂我国」(現在は閉店)や、トマト系スープカレーの元祖とされる「木多郎」などが登場します。スリランカ狂我国からはその後「村上カレー店 プルプル」(1995年)などの人気店が生まれ、村上カレー店 プルプルからは「曉」(2015年)が独立するなど、一大系列を成しています。

そして1993年に開店した「マジックスパイス」が自らの料理に初めて「スープカレー」という名前を付けました。その後マジックスパイスが「横濱カレーミュージアム」に出店したことで「スープカレー」の名が全国的なものとなり、札幌でもスープカレーを名乗る店が多く出現することになったのです。
その流れを受け、1990年代にはその後の人気店となる「VOYAGE」〜「ピカンティ」やテレビCMで有名店となる「らっきょ」などが登場、一気に2000年代のスープカレーブームに突入していきます。

以上が、札幌スープカレーの発祥からブームが起こる2000年代までの概略になります。1993年マジックスパイスの登場を境に、元々同様なカレーを出していた店もスープカレーを名乗り(全てではありません)、後継店が続々と出現したという流れです。

その歴史を振り返り、料理としての特徴をあげてみれば「ダシを取ったスープと各種のスパイスを組み合わせ、大きめの具材を使う」ことが最大公約数的な表現でしょうか。一方で「決まった定義や手法はなく、店によって作り方も味も様々」ということも事実です。料理としては歴史も浅い分、「いろいろな楽しみ方ができる」といえるかもしれません。特に、近年各店がトッピングメニューを充実させていることなども、それを反映しているのでしょう。

それでは、札幌スープカレーのおすすめの店をご紹介していきましょう。(上記説明文に登場した店を創業順に紹介します、以下店名には創業年を記載しています)

アジャンタインドカリ店:1971年(昭和46年)

札幌のスープカレー、その歴史を遡れば辿り着く。その店こそが「アジャンタインドカリ店」です。1970年代の初頭から喫茶店で提供していた薬膳スープをアレンジした「薬膳カリィ」がその原型とされています。以来多くの店に影響を与え、札幌にはスープカレーの食文化が花開くことになりました。

これぞ原型「とりカリ」

これぞ原型「とりカリ」

札幌にまだ「スープカレー」という料理名が存在していない時代からの店なので、現在でも品書きにスープカレーの文字はありません。
代表メニューは「とり」(とりカリ)(1,200円税込)。チキンレッグが2本に大きめにカットされたピーマンとニンジンというシンプルな構成です。

スープはオイリーながらサッパリ

スープはオイリーながらサッパリ

スープは薬膳とスパイスの香るあっさり系ながら旨味はしっかり感じられ、チキンはスプーンで簡単にほぐせるほど柔らかく煮込まれています。ピーマンとニンジンは少し歯応えを残した仕上がりで、カレーとの相性がよく考えられています。

この「とり(カリ)」こそは札幌スープカレーの “最初の姿” とされているものです。
札幌でスープカレーを食べるなら、一度その原型とされるこの店のカレーを味わってみることをおすすめします。きっとスープカレーに対する見識が広がり、興味もさらに深まることでしょう。

・店名:アジャンタインドカリ店
・住所:札幌市中央区南29条西10丁目6-5
・電話番号:011-301-6070
・営業時間:11:30〜15:00
・定休日:月曜・金曜日
・アクセス:札幌市電石山通徒歩15分、地下鉄南北線澄川駅 徒歩20分

<サツメシ記事>

アジャンタ総本家:1975年(昭和50年)

札幌スープカレーの「元祖」を自認し、看板にも掲げる店が「アジャンタ総本家」です。
先に紹介した「アジャンタインドカリ店」と源を同じくし、その主人が1975年新たに看板を掲げた店になります(現在は弟子が継承)。

提供するカレーは、ご主人が体に良い薬膳を研究して開発したスープから派生したもの。ダシを取るための鶏肉が具として使われることで、原型となるスタイルが確立しました。当然、2軒のアジャンタ同士はそのレシピの多くを共有しているのでしょう。

代表メニュー「とりかりぃ」

代表メニュー「とりかりぃ」

メインメニューは「とりかりぃ」(1,000円税込)と、お互いよく似たネーミング。具もチキンレッグが2本にピーマンとニンジンで、見た目もほぼ同じです。
味も(こちらの方が)薬膳の比率が少し強く感じるものの、かなり近いものとなっています。これは、両店ともに発祥の味を頑なに守っていることの証明なのでしょう。

こだわりの「無添加」スープ

こだわりの「無添加」スープ

こだわりのスープは漢方(生薬)15種類とスパイス30種類をブレンドし、毎朝6時間をかけて仕込みます。もちろん化学調味料や添加物は使用していません。
手間がかかるため1日50食しか作れず、売り切れ次第閉店となるのでご注意くださいとのことです。

公式ホームページには店の歴史や薬膳に関する説明が詳細に書かれているので、このカレーを味わうには参考になるでしょう)

・店名:薬膳カリィ本舗 アジャンタ総本家
・住所:札幌市東区北23条東20丁目2-18
・電話番号:011-784-8910
・営業時間:11:00〜15:00、17:00〜(それぞれ売り切れ終了)
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東豊線元町駅 徒歩10分

<サツメシ記事>

こうひいはうす:1977年(昭和52年)

札幌でアジャンタに次ぐ老舗のスープカレー店としては「こうひいはうす」が知られています。
札幌市電のロープウェイ入口すぐ近く、背景には藻岩山を望む電車通りに店を構えます。看板には「電車通りのスープカレー」、さらに「昭和52年創業」とあります。昭和52年といえば西暦では1977年。アジャンタでその後の原型となるスープカレーが形作られた頃であり、この店も相当の老舗であることがわかります。

店名から想像できるようにスープカレーの専門店ではなく、こだわりの珈琲豆も販売する喫茶店ですが、ほとんどのお客さんは名物のスープカレーを食べるためにこの店を訪れているのです。

おすすめの「チキンカレー」

おすすめの「チキンカレー」

定番メニューは「チキンカレー」(800円税込)。
公式ホームページによれば、「鶏ガラと野菜を18時間煮込んだ無添加スープをベースに胸焼けしないあっさりスープを提供させて頂いております」とのこと。その作りからはスープカレーも元祖とされるアジャンタを思わせます。時代を同じくする店としてその影響を受けているのかもしれません。

澄んだ「スープ」が特徴

澄んだ「スープ」が特徴

「チキンカレー」は澄んだスープが印象的で、柔らかく煮込まれたチンレッグに野菜類、ゆで玉子が添えられています。あっさりながらスパイシーで旨味も感じられるそのスープは、札幌スープカレーの “原点の味” といえるのではないでしょうか。

・店名:こうひいはうす
・住所:札幌市中央区南20条西15丁目3 伏見コーポ1F
・電話番号:011-561-9115
・営業時間:11:30〜20:00(水〜15:00)
・定休日:不定休
・アクセス:札幌市電ロープウェイ入口 徒歩2分

<サツメシ記事>

ポレポレ:1978年(昭和53年)

1978年(昭和53年)創業の「ポレポレ」も札幌スープカレーの老舗です。
「こうひいはうす」とは1年違いであり、店のホームページにも「札幌に2〜3件しかスープカレー屋さんがないころに始めたのがポレポレです」とあります。

確かにまだまだスープカレー店が少なかった時代で、そもそも「スープカレー」という名前も料理自体も認知されていませんでした。

看板メニューの「スリランカ」

看板メニューの「スリランカ」

看板メニューの「スリランカ」(1,230円税込)はチキンレッグに野菜というオースドックスなもの。辛さも0から300まで選べ、10番で中辛、30番で辛口となっています(101〜300番は120円増し)。
スープは和風出汁のオーソドックスな作りで押し出しはそれほど強くはなく、じっくり味わうタイプといえるでしょう。

スープは「あっさり系」

スープは「あっさり系」

名前の「スリランカ」はスープカレーというネーミングが無かった時代ゆえ、ベースとなった南インドのカレーに由来して命名されたとのこと。“現地の郷土料理そのもの” ということではないようです。

特徴的なのは「温泉玉子」「ヨーグルト」が付いていること。
それぞれをカレーに追加すればまろやかな “味変” を楽しむことができます。さらにライスにはレモンとマンゴーのピクルスが添えられており、これもまたカレーをおいしく食べさせてくれる老舗ならではのアイデアといえるものでしょう。

・店名:ポレポレ
・住所:札幌市白石区栄通17丁目1-26
・電話番号:011-851-0086
・営業時間:10:30〜20:00
・定休日:水曜・木曜日
・アクセス:地下鉄東西線南郷18丁目駅 徒歩10分

木多郎:1985年(昭和60年)

「木多郎」も札幌スープカレーの老舗としてよく知られています。
スープを「トマトベース」として作った元祖の店であり、素揚げした野菜をトッピングするスタイルを考案したのもこの店とされています。

何よりも古くからレトルトカレーを販売しており、「木多郎」という店名が人の目に多く触れることが知名度の高い理由なのでしょう。
木多郎の本店(他に網走駒場店、岩見沢店があります)は地下鉄南北線澄川駅から徒歩10分ほどの場所。店内はカウンターにテーブルで20名ほどの広さです。

定番の「チキン野菜」

定番の「チキン野菜」

メニューは比較的シンプルで、カレーが「チキン・ベーコンエッグ・やさい・かき(牡蠣)」の4種類をアレンジした10種類。トッピングは「オムレツ卵」や各種野菜など8種類というもの。これに数量限定のカレーが案内されることもあります。

定番は「チキン野菜」(1,050円税込)。骨なしの鶏もも肉にニンジン・ピーマン・ナス・トマト・菜の花という組み合わせです。素揚げした野菜がこの店の特徴であり、中でも菜の花はスープカレーには珍しいものですが、食べてみると意外なほどの相性に驚きます。

バランスの良い「トマトベース」スープ

バランスの良い「トマトベース」スープ

スープは「トマトベース」で、旨味と辛味に酸味が良いバランスで融合しています。骨なしのチキンも食べやすく、“さすがは老舗” と思わせる完成度のカレーです。

・店名:木多郎 澄川本店
・住所:札幌市南区澄川6条4丁目2-1 澄川ビル1F
・電話番号:011-814-1203
・営業時間:11:30〜14:30、17:30〜20:30(L.O.各30分前、土曜は昼のみ)
・定休日:日曜日・第2土曜(連休となる祝日)
・アクセス:地下鉄南北線澄川駅 徒歩10分

マジックスパイス:1993年(平成5年)

札幌のスープカレーを語るとき、「マジックスパイス」を外すことはできません。なぜなら「スープカレー」という名はこの店が初めて使ったという事実があるからです。

時は1993年(平成5年)、それまでスープ状のカレーを作る店は札幌市内にも何軒かありましたが、「インドカレー」や「薬膳カレー」「スリランカカレー」などとして提供されていました。しかしマジックスパイスの登場を境に「スープカレー」というジャンルが確立し、(マジックスパイス)自らもその「元祖」を(公式ホームページなどでも)大きく掲げています。

店は地下鉄東西線南郷7丁目から徒歩5分ほどの場所にあり、そのユニークな外観はこの店の独自性を象徴しています。店内も異空間漂う不思議な雰囲気で、料理やメニューにもそれが反映されているのです。

人気の「北恵道」

人気の「北恵道」

札幌本店の人気は(本店)限定メニューである「北恵道(ほっけいどう)」(1,254円税込)、チキンに道産野菜がたっぷりのスープカレーです。

スープは「チキン」ベースか「トマト」ベースかを選べます。辛さの表現もユニークで、「覚醒〜瞑想〜悶絶〜涅槃〜極楽〜天空〜虚空(順番に辛くなります)」というもの。トッピングも40種類以上と豊富に用意されています。

スープは意外にサッパリ

スープは意外にサッパリ

これらの組み合わせにより、味のカスタマイズは自由自在。これこそがマジックスパイス の売りであり、現在のスープカレー店の多くがこのスタイルを踏襲するなどその影響は計り知れません。

・店名:マジックスパイス 札幌本店
・住所:札幌市白石区本郷通8丁目6-2
・電話番号:011-864-8800
・営業時間:11:00〜15:00、17:30〜22:00
・定休日:水曜・木曜日
・アクセス:地下鉄東西線南郷7丁目駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

村上カレー プルプル:1995年(平成7年)

札幌スープカレーの歴史を語るに外せない一軒に「スリランカ狂我国」があります。
「スリランカカリー」を掲げ、辛さを段階的に選べる「激辛」カレーを打ち出した店として熱狂的なファンをもつ店でした。残念ながら現在は閉店していますが、その後継といえる店が市内には何軒か存在します。
「村上カレー プルプル」はその代表的な店で、元々はスリランカ狂我国のファンだったご主人が脱サラして(スリランカ狂我国の指導を受け)独立した店です。

大人気「ナット・挽肉ベジタブル」

大人気「ナット・挽肉ベジタブル」

スープカレーの老舗に共通したあっさり系スープを踏襲しつつ「ナット・挽肉ベジタブル」(全品1,050円税込、ランチタイムは850円)という人気メニューを開発しました。
現在では何軒もの店がメニューに載せる「納豆」を使ったスープカレーのパイオニアです。サラサラ系のスープに挽き割り納豆・ひき肉・オクラ・ナメタケ・ジャガイモ・ニンジンが入り、納豆とオクラがトロみをつけるというアイデアがなんとも斬新です。

サラサラ&ネバネバ!

サラサラ&ネバネバ!

その他、ご主人が「好きなものしか作らない」という方針から、「サバ缶・カレー」「ラムキーマ青汁カレー」などユニークなカレーも味わえます。
レゲエミュージックが流れる店内で、これらのオリジナルカレーを味わってみてはいかがでしょうか。

・店名:村上カレー プルプル(PULU2)
・住所:札幌市中央区南2条西9丁目 ケンタクビル29 B1F
・電話番号:011-272-1190
・営業時間:11:00〜14:30、17:00〜20:00
・定休日:日曜日・祝日
・アクセス:地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

らっきょ:1999年(平成11年)

札幌のスープカレー店の中でも知名度の高さなら間違いなくトップクラスの店が「らっきょ」でしょう。
その要因はレトルトカレーのテレビCMであり、「らっきょ」という親しみやすい店名にもあると思えます。さらに札幌に3店、東京・神奈川にも出店する店舗展開も知名度向上に貢献しているはずです。
本店は琴似にあり、場所柄かゆったりとした店造りと店員さんの接客の良さが食事を楽しませてくれます。

創業以来の定番「知床鶏のスープカレー」

創業以来の定番「知床鶏のスープカレー」

看板メニューは「知床鶏のスープカレー」(1,430円税込)。
道産小麦や海藻粉末を与えて育てた知床鶏の肉質はジューシーでふっくらとしており、スープとの相性が抜群。そのスープは鶏ガラと豚骨・牛骨をベースに玉ねぎやニンジンなどの北海道野菜を加え、25種類のスパイスを配合したもので、完成まで10時間をかけたこだわりの「無添加スープ」です。

こだわりの「スープ」

こだわりの「スープ」

具には知床鶏のチキンレッグにニンジン・ピーマン・ジャガイモ・玉子が入り、見た目も “典型的な札幌スープカレー” といえるものです。

札幌で “見た目も美しく、味も良い” そんなスープカレーを食べるなら、ここ「らっきょ」がおすすめの店であること間違いなし!でしょう。

・店名:札幌らっきょ 琴似店
・住所:札幌市西区琴似1条1-7-7 カピテーヌ琴似1F
・電話番号:011-642-6903
・営業時間:11:00〜20:30(L.O.)
・定休日:第3水曜日
・アクセス:JR琴似駅 徒歩3分、地下鉄東西線琴似駅 徒歩7分

<サツメシ記事>

ピカンティ:2000年(平成12年)

1990年代の後半になると札幌スープカレーブームの前夜といえる状況になり、その気運を「らっきょ」とともに盛り上げた店が「ピカンティ」です。
1996年にその前身といえる「VOYAGE(ヴォイジュ)」が開店して人気を集め、2000年には「ピカンティ」がオープンしています。

定番の「チキンレッグ」

定番の「チキンレッグ」

その特徴は3種類のスープとして濃厚系の「38億年の風」、あっさり和風の「開闢(かいびゃく)」、薬膳系の「アーユルヴェーダー薬膳1/f」が用意され、スープの辛さを指定しメイン具材に豊富なトッピングを組み合わせるという “カスタマイズの楽しさ” にあります。メイン具材として人気の鶏肉は定番の「チキンレッグ」(1,150円税込)に加えて、カリっと揚げた「サクッとPICAチキン」(1,250円)も選べます。

スパイシーな「38億年の嵐」

スパイシーな「38億年の嵐」

ユニークなのはオリジナルの器。真ん中に隆起のある独特な形をしており、最初は揚げ物などをサクサクの状態で提供するため。そして食べている途中には野菜や肉を切ったり、ピッキーヌ(タイの唐辛子)を潰して辛さをスープに加えたりするためにも使えます。

札幌スープカレーに「第2世代」があるならば、新たな独自性を訴えた「ピカンティ」はその代表的な店といえるのではないでしょうか。

・店名:ピカンティ(Picante)本店
・住所:札幌市北区北13条西3丁目 アクロビュー北大前1F
・電話番号:011-737-1600
・営業時間:11:30〜23:00(L.O.22:45)
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線北13条駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

曉(AKATSUKI CURRY):2015年(平成27年)

札幌スープカレーの流れの一つに「スリランカ狂我国」の系列があり、その代表が「村上カレー プルプル」であることは先にご紹介しましたが、その系列(村上カレー プルプルで修行後独立)の人気店としては「曉(AKATSUKI CURRY)」があります。
店は札幌市電が目の前を通る西12丁目のビル2階。15〜6席ほどの店内はいつもお客さんでいっぱいです

ベーシックな「チキンレッグ」

ベーシックな「チキンレッグ」

カレーのメニューは老舗系を感じさせるシンプルなもので、定番の「チキンレッグ」(950円税込)をはじめ基本が6種類、その他「本日のカレー」メニューの何品かが壁に貼られます。

トッピングは各種野菜に納豆、チキンレッグなど。辛さは0番から50番が無料で、10番で市販カレーの辛口程度とのこと。メニューには「辛いのが好きな方は20番以上がオススメ」と書かれています。

ライスは「普通」で250g

ライスは「普通」で250g

ライスは「普通」盛りが250g、「中」350g(+50円)「大」450g(+100円)「小」(180g)「小小」(100g、50円引き)、「なし」は100円引きになります。

アチャール類が用意されるのも「村上カレー プルプル」譲りで、「ポル・サンボーラ」(スリランカ式ココナッツのふりかけ)や「レモンのアチャール」などを追加できます。

この店ならではのおすすめカレーが「和風キーマ」(1,000円)に「納豆」と「オクラ」(各100円)のトッピング。あの「ナット・挽肉ベジタブル」が好きな方なら、「曉」流の仕上がりもぜひ一度味わってみることをおすすめいたします。

・店名: 曉(AKATSUKI CURRY)
・住所:札幌市中央区南1条西12丁目322-24 2F
・電話番号:011-211-0744
・営業時間:11:30〜15:00(L.O.)、17:00〜20:30(L.O.)
・定休日:日曜日(祝日不定休)
・アクセス:地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

札幌スープカレーの歴史を巡ってみよう!

札幌のスープカレーをその歴史とともにおすすめ店をご紹介しました。
発祥とされる元祖店や同時期から長年営業を続ける老舗店、その後の発展に大きく寄与した店など時代を追って取り上げてみました。
これらの店を訪問してみれば、札幌スープカレーの歴史をその味とともに感じることができるはずです。
ぜひ、札幌スープカレーの歴史を巡ってみてください!

なお、今回は1970年代の発祥から2000年くらいまでの店(とその系列)をご紹介しましたが、次回はその後大きく広がった札幌スープカレーの世界についてもご紹介するのでご期待ください。