札幌で食べるハンバーグ!おすすめの店6選!
「札幌でハンバーグ?」と思うかもしれません。
札幌といえば、まずは北海道の「新鮮な魚介類」、そして “3大ご当地グルメ” とされる「ラーメン・スープカレー・ジンギスカン」などが思い浮かぶでしょう。
しかし北海道は漁業生産高が国内トップであるばかりでなく、牛の枝肉生産量も断トツの日本一、豚肉を合わせても第2位という “食肉大国” でもあるのです。
そんな北海道の中心地札幌に良い肉が集まり、そこにおいしいハンバーグの店があることはむしろ当然のこといえます。
今回は札幌で食べる「ハンバーグ」のおすすめ店を厳選してご紹介します。
札幌の老舗から東京発の新進店まで、バリエーションに富んだラインアップです!
札幌のハンバーグおすすめ店(1):Toshi(トシ)
札幌で「ハンバーグ」といえばまずはこの店の名が上がるでしょう。
「手作りハンバーグ工房 Toshi(トシ)」です。
札幌中心部大通地区にあるビルの地下。その人気は待ち列が目印になるほどです。
メディアに取り上げられることも数知れず、全国的なハンバーグの大会で金賞を受賞するなど、知名度と実力を兼ね備えた店なのです。
こだわりは池田牛「十勝あか牛」、早来町「ムーミン豚」、厚真産「桜姫鶏」による合挽肉を手ごねし、ジューシーに焼き上げること。
店内に入るときに「早く焼き上げるため、ハンバーグの希望サイズをお聞きします」と言われます。ハンバーグはランチが180〜300g、ディナーが200〜320gで、30gごとに100円で増量が可能です。
着席したらハンバーグの味を決めて注文します。
12種類ほどのメニューで一番人気は「たっぷり山わさびハンバーグ」(税込1,590円〜)。
ハンバーググランプリで金賞を獲得したメニューです。
各ハンバーグにライスと野菜たっぷりのサラダが付きます。自社農園や契約農家で栽培したこだわりの野菜が使われています(ディナーはプラス300円ですが、ハンバーグもサラダもボリュームアップします)。
最初にそのサラダが提供されますが、その量も内容もセットのサラダとは思えないもの。野菜はみずみずしく、甘さを感じるものばかり。
サラダを食べ終わる頃にハンバーグが焼き上がります。
鉄板の上でジュージュー音を立てるハンバーグに、付け合わせはポテト・玉ねぎ・大根。焼き石も一緒に乗っています。
ハンバーグを割れば中から肉汁がジュワッとあふれます。まずはそのまま肉の旨みを味わい、その後はソース、山わさびをかけていただきましょう。
後半でも焼き石でハンバーグを温められるので、最後まで熱々を楽しめます。
ここ「Toshi」はそのメニュー構成、使われる食材、料理提供のシステム、そしてもちろん「味」。どれも文句のつけようのないレベルで、ハンバーグをじっくり味わえる店といえるでしょう。
店名:手作りハンバーグ工房 Toshi
住所:札幌市中央区南1条西2丁目 南1条KビルB1F
電話番号:011-241-4189
営業時間:11:00〜15:00、17:30〜21:00(L.O.20:30)
定休日:日曜日(月2回不定休)
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩2分
札幌のハンバーグおすすめ店(2):ノースコンチネント まちのなか店
「ノースコンチネント まちのなか店(North Continebt machi no naka)」は、札幌・円山の地で長年北海道のハンバーグ文化を築き上げてきた名店「ノースコンチネント」が、札幌の中心部(街の中)にオープンした第2号店です。
場所は札幌の繁華街「狸小路」からすぐ。“街中で” 気軽に道産素材のハンバーグを味わってもらうことをコンセプトにしています。
ビルの地下にある店内は、昼には高い天井を活かした採光がなされ、夜はランタンの灯がテーブルを照らすというお洒落な演出があります。
メニューは基本のハンバーグが5種類。
「十勝ハーブ牛・十勝ブラウンスイス・えぞ鹿・かみふらのポーク・道産BOYA FARMの羊」で、ここからまず肉を選びます。
そして8種類ほど用意されるオリジナルソースを選んで、その組み合わせで値段が決まるシステムです。
メニューが独特で、少し迷ってしまうかもしれませんが、店員さんが来店の有無を尋ねてくれて、初めての場合は丁寧に説明をしてくれます(下記リンクもご参考に)。
「本日のランチセット」はハンバーグ・サラダ・ごはん・ドリンクがセットで税込1,200円(ごはんの大盛りは無料)というサービス価格です。
ハンバーグは道産牛4・道産豚6の合挽き肉で、ソースは日替わりになっています。
「焼き石」も一緒に出してくれるので、ハンバーグは最後まで熱々で食べることができます。
“まちのなか” にあるこの店で、昼は気軽にランチを、夜は仲間と一緒に肉の食べ比べ。そんな楽しみ方もよいでしょう。
店名:Hamburg Steak NorthContinent machi no naka(ノースコンチネント まちのなか店)
住所:札幌市中央区南2条西1丁目6 マリアールビル B1F
電話番号:011-218-8809
営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:30〜22:00(L.O.21:30)土日祝日は通し営業
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅35番出口 徒歩2分
札幌のハンバーグおすすめ店(3):とわいらいと
「とわいらいと」は、札幌で「洋食」といえば必ずといってよいほどその名が上がる有名店です。
場所は地下鉄東西線の南郷18丁目から15分ほど歩くという、決して札幌の中心部ではありません。
それにもかかわらず店内は常に席が埋まり、店前には待ち列もできるほど。
人気の理由はどの料理を食べてもハズレがないことと、そのコスパの高さでしょう。
中でも「ハンバーグ」はこの店の名物料理です。
スペシャリテは “チーズ” との組み合わせ。メニューには「チーズハンバーグ(イン or アウト)」(税込1,000円)とあり、チーズをハンバーグの「中」に入れるか「外」にかけるかを選べます。
さらにメニューにはありませんが、プラス100円で “インとアウトの「ダブル」” も可能になります。
もちろん通常の「ハンバーグ」(900円)でも、しっかりした “肉感”や“旨み” 味わうことができます。
付け合わせのサラダ用に「すりおろし野菜・タルタルドレッシング・梅ドレッシング」という3種類のドレッシングを用意しています。付け合わせの野菜にも手を抜かない、こだわりを感じるサービスです。
壁には「注文を受けてから調理をするので時間がかかります」との案内が貼られています。
混雑は必至であることに加えてのことなので、料理提供までの多少の待ち時間は覚悟の上で訪問くださいね。
店名:とわいらいと
住所:札幌市清田区北野7条2丁目11-25
電話番号:011-883-3635
営業時間:11:00〜21:30(L.O.21:00)
定休日:日・月曜日
アクセス:地下鉄南郷18丁目駅 徒歩13分
札幌のハンバーグおすすめ店(4):レストランにしかわ
札幌で老舗の洋食専門店なら「レストラン にしかわ」の名があがります。
創業は昭和34年(1959年)、60年を超える歴史を誇ります。
最寄り駅は地下鉄東西線の西18丁目駅。歩いて5〜6分の場所にあり、店内は老舗感もある古風なカフェ風です。
今回ご紹介する「ハンバーグ」は “レストランにしかわと言えばハンバーグ” とされるほど。創業以来この店の名物になっています。
この店のハンバーグは、道産牛と豚の合挽き肉を使って肉感を出しています。
ソースは牛スジ・鶏ガラ・野菜・ワインを煮込んで一週間かけて作り上げるもの。ハンバーグ以外にもポークチャップやステーキなどに使われ、長年この店の味を支え続けています。
「ハンバーグステーキ」(税込1,290円)はスープ・サラダ・ライス・コーヒー付き。
ハンバーグは180gですが、250gのビッグサイズ(1,660円)も用意されています。
なお、この店「は日本ハムファイターズを応援する店」としても知られています。
レギュラーシーズン中には限定セットも提供されるので、詳しくはお店でご確認くださいね!
店名:レストランにしかわ
住所:札幌市中央区南1条西19丁目
電話番号:011-621-2751
営業時間:11:00~20:45(L.O.20:00)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩6分
札幌のハンバーグおすすめ店(5):新洋食 KAZU
ここでご紹介する「新洋食 KAZU」は地下鉄大通駅を出てすぐ、という絶好のロケーションにある店です。
目の前は市電が走る南1条通りで、店はその地下1階。
店名の「新洋食」には “基本を忠実に北海道の食材を活かし、それをカジュアルな感覚で味わって欲しい” との思いが込められています。
その“基本”のひとつが10年以上継ぎ足し続けるデミグラスソースです。
店の案内には「仔牛の骨・鶏ガラ・牛スジ・玉ねぎ・人参・セロリ・トマトを8時間煮込み → 漉す → これを日々繰り返す」とあります。
ランチは「ハンバーグ各種」「オムレツライス各種」「各種料理」の3本立て。
オムレツライスはその他の料理との組み合わせメニューもあります。
おすすめは「ミニハンバーグ添え、ハッシュドビーフ・オムレツライス」(税込1,600円)。
人気メニューの「ハンバーグ」と「オムレツライス」の両方が楽しめます。
さらに「海老フライ」「カキフライ」が単品で(各200円)で追加できるので、こちらもおすすめです。
ランチながら “ミニコース” になっており、「スープ」「ミニ前菜」が先に提供されます。
これらは日替わりで丁寧に作られるものです。
メインは大きめの皿にサラダ・オムレツライス・ハンバーグ、そしてハッシュドビーフソースがたっぷりかけられています。
看板のデミグラスソースは一口めはアッサリな印象ですが、味わってみれば相当奥深いもの。さすがは10年以上の味の蓄積と感じます。
オムレツはふんわり柔らかく、ハンバーグもジューシー。オムレツの玉子、デミグラスソース、ライスが一体化となった味わいはこの料理ならではのものです。
最後にはアイス系のデザートが付きます。さっぱりとした気分で食べ終わることができます。
こんなに充実した「新洋食KAZU」のランチ、ゆっくり味わってみては。
店名:新洋食 KAZU
住所:札幌市中央区南1条西5丁目 プレジデント松井ビル100 B1
電話番号:011-252-3711
営業時間:11:00〜14:30(L.O.13:30火〜土)17:30〜21:00(L.O.19:30)
定休日:月曜日・第3日曜日
アクセス:地下鉄大通駅1番出口 徒歩1分
札幌のハンバーグおすすめ店(6):山本のハンバーグ
東京から進出した有名ブランドの札幌店をご紹介しましょう。
その店は「山本のハンバーグ miredo札幌店」。2020年6月にオープンした商業施設「miredo(ミレド)札幌」とともに札幌に顔見せした新店です。
この店こそは「俺のハンバーグ山本」として東京で大人気店となり、その後の「俺の〜」系レストランの走りとなった店(経営は無関係)の札幌進出店なのです。
先にご紹介した「Toshi1」とともに第1回ハンバーググランプリで金賞を受賞した店でもあります。
そんな名店が札幌にオープンしたということで、開店当初は大きな話題をよび連日の大行列となりました。
メニューは比較的シンプルですが、初めての入店であれば店員さんが丁寧に説明をしてくれます。
おすすめは店名を冠した「山本のハンバーグ」(1,790円税込)。自慢のハンバーグに、ごはん・味噌汁・ミニ野菜ジュースのセット、ランチタイムはミニサラダ付きです。
ハンバーグは注文を受けてから焼き上げるので「20分くらいかかります」とのこと。待ち時間は長めですが、むしろ期待が膨らみます。
しばらくするとセットの自家製「ミニ野菜ジュース」が提供されます。
そのジュースに使った果物や野菜(月替り)も一緒に持って来て見せてくれます(この日は「みかん・ブロッコリー・大根・かつお菜」でした)。
そしていよいよハンバーグが焼き上がりました!
ハンバーグの上には焼きの入ったオランデーズソース。そして熱々のデミグラスソースがかけられ付け合わせ・野菜が添えられます。
牛挽肉は黒毛和牛で、デミグラスソースは味噌に和風だし。
まさに “ごはんによく合う” 組み合わせ。そのごはんも羽釜で炊いた仙台の「ひとめぼれ」です。
ハンバーグは箸で割ると肉汁があふれ、肉はほんのりとしたピンク色。
ゴルゴンゾーラチーズもトロ〜りと出てきてデミグラスソースと絡みます。
この肉・チーズ・ソースのマッチングこそ「山本のハンバーグ」の味わいです。
ぜひ一度お試しを!
店名:山本のハンバーグ miredo札幌店
住所:札幌市中央区北3条西3丁目1-3 大同生命札幌ビル miredo 1F
電話番号:011-596-0872
営業時間:11:00〜22:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩3分
札幌で “ハンバーググルメ” を楽しもう!
札幌でハンバーグを食べるならここ!というおすすめ店をご紹介しました。
とかく “海鮮もの” に注目が集まりがちな札幌ですが、“肉” の代表的料理である「ハンバーグ」もおいしい店が数多くあることがお分かりいただけたかと思います。
どの店も食材や秘伝のソースにこだわるなどによって独自の味わいをアピールしており、わざわざ訪れる価値のある店ばかりです。
ぜひ札幌で “ハンバーググルメ” を楽しんでください!