札幌の支店が狙い目!名店グルメおすすめの9選!

札幌の支店が狙い目!名店グルメおすすめの9選!

札幌ではご当地3大グルメ(ラーメン・ジンギスカン・スープカレー)に加えて北海道の鮮魚類や豊富な乳製品などがあり、まさに食の宝庫の様相を呈しています。
一方で、札幌という地方大都市ならではの特徴として、全国の名店が支店を出店しておりその名物料理を居ながらにして味わうことができます。

特に「東京の店は敷居が高すぎる」とか「本店は大行列店なのに札幌ではそれほどでもない」などのケースも見られ、これこそが札幌の店舗ならではの狙い目となっています。
ここでは、そんな老舗・名店の札幌店情報をまとめているので、札幌グルメの楽しみ方として参考にしてみてください。

宮川本廛 大丸札幌店

宮川本廛 大丸札幌店

宮川本廛 大丸札幌店

札幌にはうなぎの専門店はあまり多くありません。むしろ少ないといえるでしょう(※)。
うなぎは全国で食べられますが、江戸前料理として東京で発展した料理でもあります。

その東京に本店を構える老舗の一軒である「宮川本廛」が札幌にも支店を出しており、その江戸前のうなぎ料理を札幌で味わうことができます。
J R札幌駅に直結した大丸札幌店のレストラン街にあり、東京築地で創業100年を超える本店のような敷居の高さはないので、ショッピングのついでなどにでも利用できる気軽さが魅力です。

しかし料理は老舗ならではのこだわりを守っています。
鰻重などを注文すると30分以上かかりますがよろしいでしょうか?と、提供までに時間を要することを事前に伝えてくれます。
これこそが老舗、本物の江戸前うなぎの証、こだわりなのです。

江戸前のうなぎの蒲焼は調理の工程に「蒸し」の作業が入ることが特徴で、そのため注文を受けてから焼き上がるまでに時間を要するもの。
予め蒸した状態のうなぎを用意しておき、注文を受けたら焼くだけという店もありますが、仕上がりに大きな違いが生じます。

ここ「宮川本廛 大丸札幌店」では、デパートのレストラン街ながら料理に関してはこだわりを失わない老舗の姿勢を徹底しています。

店名:宮川本廛 大丸札幌店
住所:札幌市中央区北5条4丁目 大丸札幌8F
電話番号:011-828-1251
営業時間:11:00〜22:00(変更あり)
定休日:不定休(大丸に準じる)
アクセス:JR札幌駅直結

<サツメシ記事>

※「うなぎ料理」タウンページ登録件数の人口比率では、全国の都道府県ランキングで41位以下というデータがあります。日本一のうなぎ好き都道府県はどこ?

札幌 なだ万茶寮

なだ万茶寮

なだ万茶寮

「なだ万」といえば、日本を代表する日本料理の名店です。
大阪で創業、以来200年にならんとする歴史を誇り、東京では帝国ホテルやホテルニューオータニに出店することでそのブランドも高めてきました。

札幌にはパークホテルに「なだ万雅殿」を出店していますが、その味をよりカジュアルに楽しめるように大丸札幌店8階のレストラン街にオープンした店が「札幌 なだ万茶寮」です。
「なだ万」にはなかなか行けないが、この店なら気軽に入れると感じる方も多いことでしょう。
店内はカフェ風の造りでありながら重厚な和の雰囲気は演出されており、やはり「なだ万」らしさも感じさせています。

料理の値段設定もこの店のコンセプト通りリーズナブルで、ランチなら3,000円程度から。夜の会席コースもなだ万の名前からはとてもお得な値段(4,500円税抜〜)になっているので気軽に利用できます。
月替りで「季節の一品料理」が(600円程度から)用意されており、これをおつまみに居酒屋使いができることも、ここ「なだ万茶寮」ならではの魅力です。

店名:札幌なだ万茶寮
住所:札幌市中央区北5条4丁目 大丸札幌8F
電話番号:011-223-7722
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:00、変更あり)
定休日:不定休(大丸に準じる)
アクセス:JR札幌駅直結

<サツメシ記事>

とんかつ檍 札幌本店

とんかつ檍 札幌本店

とんかつ檍 札幌本店

今(本コラムのテーマでもある)「札幌支店」のメリットを最も感じられる店は「とんかつ檍(あおき)札幌本店」かもしれません。
何といっても東京では現在とんかつ業界の頂点に君臨する一軒で、蒲田の本店をはじめその支店も常に大行列という超人気店だからです。
もちろん札幌店も行列ができることがありますが本店に比べたら短く、時によっては待たずに入店できることも(今のところ)あるほどなので、そのメリットは活かしたいところです。

この店の特徴は「S.P.F豚」。
特定の病原菌を持たないため、肉の旨味を逃さない「レア」に近い(うっすらピンク色ですが、もちろんレアではありません)ジューシーな状態に仕上げられます。
特筆すべきは「脂」の旨みで、それを十分に味わうために店では「塩」で食べることを推奨しています。
カウンターには4種類の岩塩、中でもヒマラヤの「ナマック」がおすすめ。
3億8千万年の海水から抽出しているため、現代の海洋汚染などとは無縁のピュアさが特徴の塩です。

とんかつはシンプルに「ロースかつ」と「ひれかつ」の2種類のみ。「豚」に、そして「とんかつ」に自信を持っている証拠でしょう。

最近、「札幌大通店」がオープンし、とんかつ檍のカレー店「いっぺこっぺ」のメニューも食べられるようになりました。両店ともピークの昼時を外せば比較的入店しやすいので、ぜひ東京の超人気店「檍」のとんかつを味わってみてください。

店名:とんかつ檍 札幌本店
住所:札幌市中央区南3条西2丁目7-1
電話番号:011-281-2929
営業時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00(変更あり)
定休日:日・月曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分

<サツメシ記事>
<サツメシ記事>

デリー 札幌店

デリー札幌店

デリー札幌店

札幌は言わずと知れた “スープカレーの街”。市内には数多くの名店がひしめきます。
そんな中で、スープカレーやルーカレーといったジャンル分けを飛び越えた名店が「デリー札幌店」です。

東京で「デリー DELHI」といえば、創業60年を超える都内有数の老舗カレー店として知られます。
ここ札幌店は昭和57年(1982年)に、東京店で働いていた現店主が暖簾分けを許されて独立した店(※)ですが、それはまだ札幌に「スープカレー」というメニューが無かった時代のことでした。

デリーの定番である「カシミールカレー」や「コルマカレー」「デリーカレー」などは、必ずしも本店と同じ味ではありませんが、むしろこちらを好み全国から札幌まで足を伸ばすファンも多いとのことです(店主談)。
札幌店独特なのは注文時に選べる肉の中に「ラム肉」があること。
ジンギスカン をソウルフードとする北海道・札幌店ならではのメニューです。
この店のカレーはスープ状ですが、決してスープカレーのカテゴリーではなく、あくまで「デリーのカレー」。それ以外の何ものでもありません。

※ ゆえに「直営の支店」ではありませんが、札幌で名店のエッセンスを感じられることに変わりはないでしょう。

店名:デリー(DELHI)札幌店
住所:札幌市中央区南3条西1丁目
電話番号:011-231-8461
営業時間:11:30〜14:30、16:30〜20:30(変更あり)
定休日:木曜日
アクセス:地下鉄大通駅35番出口 徒歩3分

<サツメシ記事>

ビヤホールライオン 狸小路店

ビヤホールライオン 狸小路店

ビヤホールライオン 狸小路店

ビヤホールといえば、東京の「銀座ライオン」が有名ですが、北海道で現存する最古のビヤホールはその「銀座ライオン」の流れをくむ「ビヤホールライオン 狸小路店」です。

札幌といえば、夏の「さっぽろ大通ビアガーデン」が全国的にも高い知名度を誇るように「ビール」がよく似合う場所。これは、かつてサッポロビールの広告で「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー」という名文句が使われたくらい世界的にもビールの生産で有名な土地ということもあります(3都市はほぼ同緯度のビール名産地)。
そんな札幌ならばこそ「ビヤホールライオン 狸小路店」で、サッポロビール工場直送の生ビールを楽しむことをおすすめします。

生ビールは銀座店同様、伝統の「一度注ぎ」。
ビールの後に泡を乗せる「二度注ぎ」ではなく、注ぎながら泡を作る手法です。
注ぎながらグラス内でビールを回転させることにより、余分な炭酸ガスを抜き、雑味は泡に閉じ込めます。
そうして注がれた生ビールは、すっきりとした喉越しと程よい苦味に仕上がるのです。

「ビヤホールライオン 狸小路店」ではこの伝統の生ビールに加え、北海道らしい「味噌ラーメンサラダ」などの独自メニューが楽しめます。
そしてライオンの名物といえば「ローストビーフ」。16時からの限定販売ですが、この店に来たなら外せない一品です。

店名:ビヤホールライオン 狸小路店
住所:札幌市中央区南2条西2丁目7 サッポロビル
電話番号:011-251-1573
営業時間:11:30〜22:00(日祝は〜21:30、変更あり)
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

山本のハンバーグ miredo札幌店

札幌で最近注目のグルメスポットが2020年6月にオープンした「miredo札幌」。
その中で開店後連日の待ち行列ができた店が「山本のハンバーグ miredo札幌店」です。

「俺のハンバーグ山本」といえば聞いたことのある方も多いでしょう。
そう、東京で “ハンバーグ革命” を起こし、大人気となった名店です。
その後現在の店名「山本のハンバーグ」として東京を中心に店舗展開を行っています(九州にも2店舗)が、ついに北海道進出を果たし、名店のハンバーグが札幌でも食べられるようになったのです。

店名を冠した看板メニューの「山本のハンバーグ」は挽肉に黒毛和牛の肉を使用、熱々の煮込み状態で提供されるデミグラスソースも味噌に和風だしによる味付けとなっています。
これはまさに “ごはん” をおいしく食べるためのもので、そのごはんも仙台産の「ひとめぼれ」を羽釜で炊き上げる。そんな徹底してこだわった「肉・ソース・ごはん」の組み合わせでハンバーグを楽しませてくれます。

店名:山本のハンバーグ miredo札幌店
住所:札幌市中央区北3条西3丁目1-3 大同生命札幌ビル
電話番号:011-596-0872
営業時間:11:00〜22:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩2分

<サツメシ記事>

蟻月 札幌店

かつての東京における “もつ鍋ブーム” の旗手になったとされる店が「蟻月(ありづき)」です。
恵比寿の本店は当時、連日の満席で数週間も予約が取れないほどの人気でした。
今でこそ落ち着いているものの、東京で屈指の人気店であることに変わりはありません。

そんな有名店「蟻月」の札幌店があることは意外に知られていません。
北海道には「もつ鍋」の食文化があまり浸透していないためか、注目度も低いようです。
しかしながら店で食べられる「もつ鍋」は本店同様のクオリティなので、入店しやすいということでは(札幌店は)まさに “狙い目” となります。

もつ鍋はニンニクの効いた味噌ベースの「白」、九州醤油ベースの「赤」、昆布出汁の「金」、塩・黒胡椒の「銀」、赤味噌の「炎」という5種類の味が用意されます(本店同様です)。
もつ鍋屋定番のおつまみといえる「酢もつ」も “さすが名店” と思わせる味なので、ぜひ一緒に味わって見てください。

店名:蟻月 札幌店
住所:札幌市中央区南2条西3丁目11-5 フェス札幌 B1F
電話番号:011-207-5722
営業時間:17:00〜23:00(変更あり)
定休日:年末年始
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩2分

<サツメシ記事>

博多もつ鍋 やまや 札幌駅前通り店

明太子の「やまや」といえば知らない人がないほどの有名店でしょう。
本店を福岡に構え、「匠のたれ」に168時間漬け込み熟成させた明太子で人気です。

そのやまやが「もつ鍋」の店を展開、東京に出店した際はリーズナブルな「ランチ」に長い行列が出来たものでした。
そして北海道にも進出(2017年)して、その味を札幌でも楽しめるようになりました。

ここでの注目はやっぱり「ランチ」でしょう。
名物のもつ鍋を気軽に楽しめる「やまや自慢のもつ鍋膳」をはじめ、博多名物の「がめ煮定食」、「鶏の唐揚げめんたい風味定食」などこの店ならではのメニューがそろいますが、これらは全て「明太子・高菜が食べ放題!」なのです。

東京でランチに行列が出来たのもこれが理由で、やまやの看板商品である「明太子」と(テレビの取り寄せ番組で紹介されて)人気の「からし高菜」が食べ放題(※)というのは他の店では絶対にできないこの店ならではのメニューです。

※現在は感染対策のため「個別盛り(小皿)」での提供になっています。

店名:博多もつ鍋 やまや 札幌駅前通り店
住所:札幌市中央区北2条西3丁目1-20 札幌フコク生命越山ビル(sitatte sapporo)2F
電話番号:011-223-8088
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜22:00(変更あり)
定休日:無休
アクセス:地下鉄南北線 さっぽろ駅 徒歩2分

<サツメシ記事>

銀座 篝 札幌店

数年前、銀座の路地裏にひっそり開店し、瞬く間に超人気店となった一軒のラーメン店があります。「銀座 篝(かがり)」です。
水炊き専門店など和食職人だった店主がその技を活かし、鶏の旨味たっぷり濃厚スープのラーメンを作りあげました。

そのラーメンが札幌でも食べられます。場所は人気のグルメスポットでもある商業施設「sitatte sapporo」(前出「やまや 」と同じビル)の地下一階、地下歩行空間「チ・カ・ホ」直結です。

看板メニューは「鶏白湯Soba」。“ラーメン” と称さないところがこの店のこだわりでしょう。
大量の丸鶏・鶏ガラから取ったスープに数種類の天然塩と魚介出汁で作る「塩のかえし」を合わせる手法はまるで “蕎麦(そば)” のようだからでです。
別皿で「おろし生姜とフライドオニオン」を添えてくれるので、これを食べている途中に加えれば “味の変化” が楽しめます。

「銀座 篝 札幌店」はランチのSobaはもちろん、ディナータイムには一品料理やこの店ならではの「水炊き」などでお酒も楽しめる。そんな便利に使える店でもあります。

店名:銀座 篝 札幌店
住所:札幌市中央区北2条西3丁目1-20 sitatte sapporo B1F
電話番号:011-200-0588
営業時間:11:00〜23:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩2分

<サツメシ記事>

名店の味を札幌で!

「札幌の支店で食べる名店の味」ということで、今回は東京の名店を中心にその札幌店をご紹介しました。
文中にもあるように、名店の料理を札幌で味わうメリットは、本店より気軽に利用できる場合が多いことや、本店が行列店でも札幌店は比較的入店しやすいことなどです。
このメリットを享受しない手はありません。ぜひ名店の札幌店でその味を体験してみましょう!