札幌で「焼売(シュウマイ)」を食べよう!おすすめの店8選!

札幌で「焼売(シュウマイ)」を食べよう!おすすめの店8選!

「焼売(しゅうまい)」は中華料理の軽食の総称である「点心」のひとつですが、今や中華の枠に止まらず多くのジャンルの店で提供される “大衆料理” になっています。

それだけに焼売を提供する店ごとに独自の工夫を凝らしており、それぞれでいろいろな味を楽しめるのも焼売の良いところです。

今回は札幌で「焼売を食べるならここ!」という店を厳選してご紹介します。
中華料理、ラーメン店、居酒屋という3つのジャンルからセレクトしてみました。

キリン(中華料理店)

札幌の人気繁華街「狸小路」。その6丁目にある「狸小路市場」はディープな雰囲気漂うグルメスポット。元々はその名のとおりの市場でしたが、現在は“昭和の横丁” 的な飲食街になっています(卸販売店もあります)。

その中で一際人気の店が「キリン」です。独特な「餃子」が看板メニューですが、もうひとつの名物といえる一品が「焼売」(2個660円)です。

おいしい「お通し」

おいしい「お通し」

注文を受けてからその分だけ蒸らし始めるため、少々時間がかかります。
飲み物は冷蔵庫から自分で取り出すシステム。おいしい「お通し」を出してくれるので、それを摘みながらゆっくり待ちます。

「そろそろかな?」と思い始めてからさらに数分。ようやく目の前に置かれた「焼売」を見てびっくり!

驚き!の「焼売」

驚き!の「焼売」

拳骨大のまさに肉の塊で、本来肉を包むべき皮も肉に張り付いている程度に見えるほど。食べてみれば肉の旨味がたっぷりで、ぶつ切りされた椎茸も香り、味ともかなりの主張があります。
こんな焼売、なかなかありません!ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。

なお、カウンターとテーブルが2卓の11席はほとんどの時間帯で席が埋まっているので、訪問の際は予約をおすすめします。

店名:キリン
住所:札幌市中央区南3条西6丁目 狸小路市場
電話番号:011-261-8811
営業時間:17:00〜売り切れ終了
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

中華料理 香州(中華料理店)

札幌で中華料理といえば「中華料理 香州(かしゅう)」は間違いなくトップクラスの人気店です。場所は狸小路の4丁目。常連客も多く、店は連日賑わっています。

人気の理由は安くておいしい、しかもボリュームたっぷりの中華メニューがたくさん揃っているから。特に「焼き餃子」(660円税込)は看板にも書かれるほどの自慢料理です。そして餃子とともに注文するファンの多いメニューが焼売で、この店では「カニ焼売」(3個480円〜)を提供しています。

人気の「カニ焼売」

人気の「カニ焼売」

その「カニ焼売」は焼売の上にカニがたっぷり乗っています。中は野菜の甘味が印象的で、カニの旨味ともベストバランスです。
町中華的な店ながらちょっとした高級感も味わえるこの「カニ焼売」北海道らしさも感じさせてくれるおすすめの一品といえるでしょう。

具材もベストバランス!

具材もベストバランス!

ビールのおつまみによし、店自慢の一品料理や定食に追加して味わうもよし。
「カニ焼売」おすすめの楽しみ方です。

1階のテーブル席に加えて2階には円卓を据えた座敷があり、かなりの収容力の店内ですが、ランチタイムなどは全ての席が埋まってしまいます。通し営業を行っているので、混雑のピークを外して訪問するのがおすすめです。

店名:中華料理 香州
住所:札幌市中央区南3条西4丁目
電話番号:011-231-5688
営業時間:11:30〜22:00(L.O.21:30、土・日は11:00〜)
定休日:月曜日・第二・三火曜日
アクセス:地下鉄大通駅・すすきの駅 各徒歩7分

<サツメシ記事>

いそつー(中華料理店)

「いそつー」。そのユニークなネーミングは、すすきので “朝まで開いているラーメン店” として大人気となった「いそちゃん」(新ラーメン横丁)が2号店としてオープンした店だから。

本店同様18時から翌朝5時という深夜を含む営業時間、そしてラーメンのみならず中華メニューが充実していることが特徴です。

「塩ラーメン」もおすすめ

「塩ラーメン」もおすすめ

すすきのらしく “締めのラーメン” として人気なのが「塩ラーメン」(800円税抜)。これを食べに来店したお客さんが豊富にそろうサイドメニューに目移りをして、「焼きギョーザ」(6個600円)や「いそつー特製シューマイ」(4個600円)などをついつい注文している姿をよく見かけます。

サイドメニューに「いそつー特製シューマイ」

サイドメニューに「いそつー特製シューマイ」

この店のシューマイは小ぶりで食べやすくビールのつまみに最適ですが、肉と野菜の旨味がご飯はもちろん、ラーメンやチャーハンにもよく合います。

この店は(本店同様)夕方より深夜が混んでいます。これは観光客より地元客に人気があるからに他なりません。そのためすすきの帰りの “締め” としてはもちろんですが、開店直後からこの店での1次会もおすすめです。

店名:中華食 いそつー
住所:札幌市中央区南4条西3丁目 第3グリーンビル 1F
電話番号:011-522-5758
営業時間:18:00〜翌5:00(L.O.4:30)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1分

<サツメシ記事>

味の三平(ラーメン店)

札幌といえばラーメン、中でも「味噌ラーメン」はその代表的なメニューです。
その元祖は誰もが一度は耳にしたことのある有名店の「味の三平」。昭和25年(1950年)に屋台から店舗を構えた創業者が、“味噌汁”にヒントを得て生み出したとされています。

“元祖”味噌ラーメン

“元祖”味噌ラーメン

昭和43年(1968年)に現在の大丸セントラルビルの4階に移転し現在に至りますが、“大型文具店の中” というラーメン店としては珍しい場所にあります。昼時は店の外、文具売り場にまで行列ができ、店内の待合席も常に埋まっているほどの混雑ぶりです。しかし、待っている間に注文を聞いてくれるので、カウンターに座れば程なくしてラーメンが出てきます。

「手作りシューマイ」

「手作りシューマイ」

その注文時、名物の「味噌ラーメン」(税込900円)とともに注文したい一品が「手作りシューマイ」。1個(60円)から注文できるこの店の数少ないサイドメニューで、多くのお客さんがラーメンとともに注文しています。

皮がやや厚めでもっちり、中は肉汁たっぷりです。ソースをかけて食べるのがお決まりで、お店でもソースの使用をすすめています。

札幌に来たなら「味の三平」の “元祖” 味噌ラーメン。その時は「手作りシューマイ」の追加をお忘れなく!

店名:味の三平
住所:札幌市中央区南1条西3丁目2 大丸セントラル 4F
電話番号:011-231-0377
営業時間:11:00~18:30
定休日:月曜・第二火曜日(不定休)
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

らーめん山頭火 札幌北1条チカホ店(ラーメン店)

「らーめん山頭火(さんとうか)」といえば旭川ラーメンの名店として全国的に知られます。その展開は国内のみならず、海外にも40店以上の出店を行っています。

その中で「札幌北1条チカホ店」は山頭火グループの中で唯一 “居酒屋使い” のできる店舗です。札幌の地下歩行空間(チ・カ・ホ)に直結したビルにあり、札幌駅や大通駅から雨や雪を気にせずにアクセスできます。

定番の「しお」らーめん

定番の「しお」らーめん

営業形態は他店舗と変わらないラーメン店ですが、17時以降は居酒屋メニューが登場します。「昭和の赤ウインナー炒め」(税込310円)・「ハムエッグ」(390円)などの“酒場の定番つまみ“や、ボリュームたっぷりな「まぐろカツ」(540円)などなど。

本格的な「シュウマイ」

本格的な「シュウマイ」

そしておすすめの一つが「シュウマイ」(5個490円)。セイロでふっくらと蒸しあがり、柔らかな皮に包まれた肉と野菜の旨味がたっぷり、そんな本格的な焼売です。

ビールはもちろんいろいろなお酒に会うので、「飲み放題」(120分1,500円)と組み合わせたり、ドリンク2杯におつまみ三種盛りの「得飲みセット」(1,100円)と組み合わせたり。もちろん、締めには “山頭火のラーメン”
この店でおすすめの楽しみ方です。

店名:らーめん山頭火 札幌北1条チカホ店
住所:札幌市中央区北1条西4丁目2-2 ノースプラザ B1F
電話番号:011-211-1882
営業時間:11:30〜21:30(L.O.21:00、土・祝日は〜15:00)居酒屋メニューは17:00〜
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

白樺山荘(ラーメン店)

JR札幌駅直結の複合商業施設「札幌ESTA(エスタ)」。その10階にある名物グルメスポット「札幌らーめん共和国店」

その中の一軒「白樺山荘(しらかばさんそう)」は1990年代後半から2000年初頭に登場した札幌ラーメンの「第二世代」を代表する一軒。

こだわりの「味噌ラーメン」

こだわりの「味噌ラーメン」

それまでの伝統的な札幌ラーメンに対し “新たなラーメン” を追求し人気店となりました。本店を札幌の真駒内に構え、現在は本店を含め札幌市内に6店舗、横浜にも1店舗を出店しています。

白樺山荘のこだわりが結実した「味噌ラーメン」(税込880円)はもちろん店の看板メニューですが、今回はサイドメニューの「焼きシューマイ」(330円)をご紹介します。

おすすめのサイドメニュー「焼きシューマイ」

おすすめのサイドメニュー「焼きシューマイ」

注文するとお皿に3個のシューマイと酢醤油、辛子が乗って出てきます。
表面をカリッと焼いた食感の良さと香ばしさが、中身の濃厚な肉の味とマッチします。ビールのおつまみに最適なので、味噌ラーメンを食べる前に一緒に味わって見るのもオススメです。

「白樺山荘」といえば「ゆでたまご」が無料なことで知られます。つまりこれも “名物”。「焼きシューマイ」と合わせてビールのおつまみには十分でしょう。

店名:白樺山荘 札幌ら〜めん共和国店
住所:札幌市中央区北5条西2丁目1 札幌エスタ 10F
電話番号:011-213-2711
営業時間:11:00〜19:45
定休日:札幌エスタに準じる
アクセス:JR札幌駅直結

<サツメシ記事>

第三モッキリセンター(居酒屋)

札幌で大衆酒場といえば、“酒飲みの聖地” とまで言われる「第三モッキリセンター」は外せません。創業は、90年以上前の「角打ち(酒屋の店内で飲ませる営業スタイル)」から。「モッキリ(もっきり)」とは、お酒をコップや升に盛って一杯ずつ売ること。角打ちの前身を持つことがその店名からもわかるでしょう。

「もっきり」です

「もっきり」です

場所は地下鉄東西線バスセンター前駅から徒歩1〜2分。今や “創成川イースト” と呼ばれる一角にあります。
店の造りは東京の老舗居酒屋に見られる「コの字型」カウンターがメイン(テーブル席、座敷もあります)。まさに正統的大衆居酒屋のスタイルです。

大衆居酒屋といえば何といっても「安くてうまい!」がポイントですが、もちろんこの店もそんな店。「納豆」154円(税込)、定番の「枝豆」や「冷奴」などは220円とリーズナブル。

コスパ抜群の「しゅうまい」

コスパ抜群の「しゅうまい」

そしてコスパの良いメニューの一つが「しゅうまい」。やや小ぶりながら8個が皿に盛られて308円!一人飲みであれば十分な量でしょう。

もちろんお酒のおつまみにも最適で、生ビール(スーパードライ380円)や瓶ビール(エビス大瓶580円、スーパードライ480円)、日本酒も「旨口 正一合」が230円や1級(白鷹)が300円とリーズナブル。その他焼酎、ウイスキー、ワインと一通り揃っています。

平日は14時、土曜日は13時から営業しているので、ゆっくり “昼飲み” も楽しめる。ここ「第三モッキリセンター」はそんな店です。

店名:第三モッキリセンター
住所:札幌市中央区南1条東2丁目2
電話番号:011-231-6527
営業時間:14:00〜22:00(L.O.21:30)、土曜日は13:00〜19:30
定休日:日曜日・祝日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分、バスセンター前駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

大衆酒場 富士山(居酒屋)

札幌の大衆居酒屋を代表する一軒、「大衆酒場 富士山(ふじやま)」は札幌中心部の通称「シャワー通り」東端のビル2階にあるとてもアクセスの良い店です。

店内の壁には銭湯さながらの「富士山」の絵が大きく描かれています。東京下町にある大衆酒場の雰囲気を持った懐かしさと新しさが融合したような雰囲気です。

雰囲気ある店内

雰囲気ある店内

「週に2〜3回気軽に寄れる店」を目指したというコンセプト通り、料理は(盛り合わせ等一部を除き)全品500円未満に抑えています。
この店の特徴は居酒屋ながら開店は12時。ランチ営業がありそのまま夜23時までの “通し営業” であること。

典型的な大衆居酒屋なので、そのメニューも「ポテトサラダ」(342円)「塩辛」(各281円)「酢ダコ」(407円)などがラインアップ。さらに懐かしい「赤ウインナー」(435円)や「ハムカツ」(448円)もあります。

店名を冠する「富士山しゅうまい」

店名を冠する「富士山しゅうまい」

そして「富士山しゅうまい」(2個385円)。店名を冠するほどの自信作。ふっくらとしたその仕上がりはどのお酒とも名コンビを組めるものです。

フルラインアップのお酒類は下町の定番焼酎「キンミヤ」がおすすめ。炭酸やウーロン茶、緑茶にジュース類、そしてホッピーなどの「割り材」が揃っています。

「富士山しゅうまい」をつまみながら、自分好みのサワーを味わう。これぞ「大衆酒場 富士山」ならではの楽しみです。

店名:大衆酒場 富士山
住所:札幌市中央区南2条西3丁目11-1 K-23ビル 2F
電話番号:011-522-7922
営業時間:12:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:無休
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

札幌で「焼売」の食べ比べ!新たなグルメを発見しよう!

札幌でおすすめの「焼売」のおいしい店をご紹介しました。点心の一つでもある焼売は中華料理店ではもちろんですが、ラーメン店や一般の居酒屋などでも食べることができます。

今回ご紹介した店はその代表ともいえ、店ごとに特徴を打ち出した焼売が食べられます。
おかずによし、お酒のつまみにもよしの「餃子」を食べ比べて札幌の新しいグルメを発見してください!