札幌で食べる北海道グルメ “ザンギ” のおすすめ店8選!

札幌で食べる北海道グルメ “ザンギ” のおすすめ店8選!

「ザンギ」とは北海道の代表的なグルメで明確な定義はありませんが、基本的には「鶏の唐揚げ」のことです。北海道では唐揚げにしたものを「ザンギ」と呼ぶことがあり、鶏以外の肉やタコ・サケ(鮭)などの魚のザンギも存在します。

発祥は釧路の鶏料理店で(諸説あり)、そこから北海道全域に広まったものとされています。
ザンギの調理法としては、鶏肉を揚げる前にタレに漬け込んで下味をつけるので一般的な鶏唐揚げに比較して味は濃厚になる傾向です。さらに“つけダレ”を用意することも多く、下味とつけダレの有無を「ザンギの定義」とする説もあります。

札幌でも多くの店でザンギを提供しており、最近ではザンギを看板とする専門店も増えてきました。
ザンギ=ご当地グルメ=郷土料理でもあり、家庭でも調理され食べられるほどなので、専門店はもちろんのこと中華料理店、ラーメン店、居酒屋など多くの飲食店で提供されています。

今回はそんな北海道グルメである「ザンギ」を札幌で食べられる店を(各料理ジャンルから)ご紹介しますので、ぜひ札幌での食事の参考にしてください。

中国料理 布袋

札幌で「ザンギといえば…」で必ずその名が上がる店が「布袋」。
それほどの知名度と人気を誇ります。

そのザンギは店内ではもちろん、テイクアウトして家で食べるスタイルもこの店が確立しました。
布袋は店名に「中国料理」と冠するように中華料理の店であり、各種の点心や一品料理も人気です。
中でも麻婆豆腐とラーメンを合体させた「マーボー麺」(890円、以下全て税込)はザンギと並ぶ名物料理になっています。

ボリュームたっぷりの「ザンギ」

ボリュームたっぷりの「ザンギ」(写真は取り分け)

この店のザンギの特徴は何といってもそのボリューム。大人のこぶしよりも大きいようなザイズは見た目も迫力があります。そしてザンギならではの“タレ”も、酸味が効いてその味を引き立ててくれます。

「ザンギ定食」(940円)には大きなザンギが7個山盛りで出てきます。単品(5個550円、3個330円)でも注文できるので、ビールなどのおつまみにも最適です。

・店名:中国料理 布袋
・住所:札幌市中央区南1条西9丁目1-3
・電話番号:011-272-4050
・営業時間:11:00〜21:30(L.O.21:00)水曜は昼のみ、土祝は21:00まで
・定休日:日曜日・第3土曜日
・アクセス:地下鉄東西線西11丁目 徒歩5分

<サツメシ記事>

札幌ザンギ本舗

札幌では最近、ザンギの“専門店”が増えています。「札幌ザンギ本舗」はその代表的な店です。
本店はすすきのど真ん中という便利な場所にあるので、気軽に「ちょいとザンギをつまんで」のお酒や食事を楽しめます。

この店の特徴は何といっても専門店ならではの“種類の豊富さ”で、ザンギだけでも9種類のバリエーションが(さらに月替りの「マンスリーザンギ」も)あります。

おすすめの「ザン盛り4」

おすすめの「ザン盛り4」

各種2個でワンセットなので、ザンギ全9種類(18個)はとても食べられません。
おすすめは「ザン盛4」(590円税抜)。おまかせで4種類4個のザンギを盛り合わせてくれます。
基本は定番の「醤油・塩」にその他2種類という組み合わせになるようです。その他「手羽先」や「若鶏の半身揚げ」、「だし巻き」各種(チーズや明太子など)、自分で作れる「ポテトサラダ」などお酒のおつまみになる一品料理も豊富です。

定食もザンギやその他一品料理と組み合わせたメニューがが15種類ほどそろいます。
思い切り食べたいなら、ザンギ8個の「マウンテンザンギ定食」(1,000円)や12個の「ギガザンギ定食」(1,500円)というボリュームメニューまで用意されています。

・店名:札幌ザンギ本舗
・住所:札幌市中央区南6条西4丁目 G4ビル1F
・電話番号:011-596-6688
・営業時間:11:30〜20:00
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩2分
※ サツメシ未掲載

ザンギうどん一久

北海道の“ご当地グルメ”ともいえる「ザンギ」は、カレーなどいろいろな料理にトッピングされることがあります。「ザンギうどん一久」はその店名どおり、「ザンギとうどん」を一緒に味わえる店です。

この店のうどんは“讃岐”をベースとした「ぶっかけ」。小麦の香るうどんのおいしさを感じられるこの食べ方に徹底してこだわります。
本場讃岐(香川県)では各種の天ぷらなどがトッピングに用意されますが、一久ではあくまで“北海道らしく”「ザンギ」との組み合わせをメインとしています。

「たまご天」と「ザンギ」の組み合わせ(おやこぶっかけ)

「たまご天」と「ザンギ」の組み合わせ(おやこぶっかけ)

注文すると揚げたて熱々のザンギをうどんに乗せて出してくれます。もちろん讃岐流の「ちくわ天」や「たまご天」もトッピングとして用意し、ザンギと組み合わせた「ちくざんぶっかけ」(980円税込)や「ちく玉ぶっかけ」(880円)、「おやこぶっかけ」(980円)はこの店の人気トップ3となっています。

・店名:ザンギうどん一久
・住所:札幌市中央区南2条西1丁目5-1 広和ビルNO.21 1F
・電話番号:011-210-7719
・営業時間:11:30〜19:00
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄大通駅(34・36番出口)徒歩2分

<サツメシ記事>

KITCHEN 鑓水商店

「ザンギ」はお酒のおつまみにもご飯のおかずにも良く合います。
その両方を楽しめる店「KITCHEN 鑓水商店(やりみずしょうてん)」をご紹介しましょう。

鑓水商店は地下鉄西18丁目の駅近く、病院や学校の多い場所柄その地元関係者の利用が多い食堂であり、夜はお酒も飲める“定食居酒屋”としても使われています。
メニューには餃子・とんかつ・焼き魚・カレー、そしてザンギなどの定食やお弁当、各種の一品料理などが並び、その種類の豊富さがこの店の特徴です。

「3種食べ比べザンギ」(右からオリジナル・塩・ソース)

「3種食べ比べザンギ」(右からオリジナル・塩・ソース)

特に「ザンギ」はオリジナル・塩・ソースという3種類をラインアップ。この3種類を盛り合わせた「ザンギ食べ比べ定食」(870円、以下全て税込)はボリュームもたっぷりで、この店の人気メニューとなっています。

なお「3」のつく日は“ザンギDAY”として、クーポン提示 http://yarimizu-shoten.site/coupon でザンギが2個増量になります(ザンギへのこだわりが窺えます)。

・店名:KITCHEN鑓水商店
・住所:札幌市中央区南1条西19丁目1-251 ベイスランスウォーター1F
・電話番号:011-631-8134
・営業時間:11:00〜15:00、17:00〜23:00(L.O.30分前、土は〜22:00)
・定休日:日・祝日
・アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

ラーメン 点と線.

狸小路にある「ラーメン 点と線.」は、スパイシーなスープカレーとラーメンのコラボレーションが楽しめるラーメン店です。
そしてそのスープカレーが只者ではありません。札幌を拠点に全国に店舗を展開する人気スープカレー店「Rojiura Curry SAMURAI.(札幌路地裏スープカレー侍.)」が運営しているのです。

看板メニューはもちろん「スパイスラーメン」(900円税込)ですが、ここでの紹介はトッピングの「侍.ザンギ」(2個300円)。このザンギは「侍.」の名を冠しているように、「SAMURAI.」自慢のトッピングです。醤油ベースのほどよい味付けなのでそのまま食べてもよし、スープカレーに投入して味わうもよしです。

おすすめの「侍.ザンギのせライス」

おすすめの「侍.ザンギのせライス」

自信の一品らしく、サイドメニューには「侍.ザンギのせライス」(250円)が用意されるほど。
これを注文して、まずは(ザンギを)ひと口そのままで。次にスパイススープに入れて味のコンビネーションを楽しみます。ライスは麺を食べた後にスープに投入、“スープカレー” として味わう。
これがおすすめの食べ方です。

・店名:スパイスラーメン 点と線. 狸小路店
・住所:札幌市中央区南2条西7丁目2-1 新生会ビル2F
・電話番号:011-215-0831
・営業時間:11:00〜15:00、18:00〜21:00
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄大通駅 徒歩7分

<サツメシ記事>

フレンチパンダ

“ザンギが食べられるフレンチ”。それが「フレンチパンダ」です。
しかもどこにでもあるフレンチではなく、札幌屈指の名店との呼び声高い「AKI NAGAO」の姉妹店という“お墨付き”の店なのです。

AKI NAGAOが「もっと気軽にフレンチを楽しんでほしい」と考えこの店を開きました。
その思いの表れが札幌中華の名店「布袋」とのコラボレーション。

名店「布袋」とコラボした「ザンギ」

名店「布袋」とコラボした「ザンギ」

布袋といえば(今回も紹介しているように)札幌ザンギを代表する人気店ですが、「ザンギ」(3個600円税抜)「小籠包」などの点心類も用意され、これをフレンチメニューとともに気軽に味わえるのはまさに“この店ならでは”といえるでしょう。

すすきの近くで深夜1時(金・土。祝前日は2時)まで営業しているので、“自慢のフレンチメニューに布袋の点心で、サッと仕上げる”。そんな使い方もできることがここ「フレンチパンダ」の魅力です。

・店名:French Panda(フレンチパンダ)
・住所:札幌市中央区南3条西3丁目 G-Dining B1
・電話番号:011-206-7243
・営業時間:18:00〜翌1:00(金土祝前日は2:00、日祝は24:00まで)
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

「唐揚げ」のおすすめ店

「ザンギ」が人気の札幌には(ザンギというメニュー名ではない)「鳥の唐揚げ」などが人気という店も多くあります。そんな中から“素材や独自の調理法にこだわる”、“コスパが良い”などでおすすめの店を何軒かご紹介しましょう。

京都鳥せゑ 札幌本店

「京都鳥せゑ 札幌本店」は、京都伏見で300年以上の歴史をもつ酒蔵「山本本家」の直営居酒屋「鳥せい」のグループ店です。
ブランド鶏の料理を酒蔵直送の銘酒「神聖」で味わうのがこの店の売りで、看板メニューの「うす造り」(860円、以下全て税抜)を食べてみれば、その食材の良さがわかります。

京風の「ももみ唐揚げ」

京風の「ももみ唐揚げ」

そして鶏料理の専門店ならではの「ももみ唐揚げ」(680円)も用意されています。銘柄鶏のもも身をシンプルに揚げており、油の香味とからりとした食感が楽しめます。この唐揚げ、最近では「お弁当」のおかずとしても人気を集めています。
札幌の「ザンギ」とは一味違う京風の鳥唐揚げを味わってみてはいかがでしょうか。

・店名:京都鳥せゑ 札幌本店
・住所:札幌市中央区南4条西4丁目 すずらんビル別館5F
・電話番号:011-213-0968
・営業時間:17:00〜23:00(金・土・祝前日は〜24:00)
・定休日:日曜日
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1分

<サツメシ記事>

札幌タンメンMEN-EIJI

「MEN-EIJI(メンエイジ)」といえば、今や札幌を代表するラーメン店と言ってよいでしょう。
そのグループにおいては、いろいろなコンセプトで独自性を打ち出した店があり、今回ご紹介する「札幌タンメンMEN-EIJI」もその一軒です。

店名にあるように看板メニューは「札幌タンメン」(880円税込)ですが、ここでこの店を取り上げるのは券売機の“左上の法則”。そこには「札幌タンメン 唐揚げセット」(980円)があるからです。

これで100円!の「唐揚げ」

これで100円!の「唐揚げ」

このセット、唐揚げが3個付きながら「札幌タンメン」との差額はわずか100円!
MEN-EIJIは食材に徹底してこだわることを店の方針としており、この「唐揚げ」も実質100円ながら例外ではありません。塩水に1日漬け込んだ鶏肉に8種類の調味料を加え、ほどよい塩味に揚げています。
最初の1個はそのまま味わって、2個目は塩味のスープによく合うのでタンメンのトッピングに。
そして3つ目はお好きな方で、そんな楽しみ方もできます。

・店名:札幌タンメンMEN-EIJI
・住所:札幌市中央区大通西1丁目 さっぽろテレビ塔B1F
・電話番号:050-8881-0080
・営業時間:11:00〜22:00(L.O.22:45、日曜日は〜17:00)
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄大通駅直結

<サツメシ記事>

札幌で北海道グルメの「ザンギ」を味わおう!

札幌で「ザンギ」を食べるならここ!というおすすめの店をご紹介しました。
札幌では専門店をはじめ多岐のジャンルの料理店でザンギが提供されており、調理法、食べ方、ボリュームなど、それぞれの楽しみ方があることがお分かりいただけたと思います。

ぜひおすすめした店で、北海道グルメの「ザンギ」を存分に味わってください!