札幌のお洒落タウン円山でおすすめのグルメ10選!
札幌の代表的なお洒落タウンである「円山」地区のおすすめ飲食店をサツメシコラムでもご紹介しました。しかし円山は何といっても市内有数の “グルメの街” であり、まだまだ掲載したい店がたくさんあります。
そこで今回はその続編として円山エリアでおすすめの店を追加でご紹介することにしました。
前回に引き続き、円山グルメの参考にしてください。
なお、「円山」のエリアについては厳密な区分けはしておらず、今回は地下鉄東西線の円山公園駅あるいは西28丁目駅を最寄り駅とする店を対象としています。
東家寿楽:北海道を代表する蕎麦 “東家” の継承店
北海道の蕎麦屋といえば「東家(あずまや)」が有名です。総本店「竹老園」のある釧路を中心に北海道内に30店舗ほど、札幌にもその名を冠する店が何軒かあります。
その代表的な店が「東家寿楽(じゅらく)」です。円山の住宅街に中庭を有する店構えは堂々たる造りで、店内もテーブル席に小上がり、座敷もあります。さらに気候の良い時期には、中庭の藤棚の下の小上がり席での食事を楽しむこともできます。
蕎麦は釧路の本店同様に「茶そば」や「蘭切りそば」を提供していますが、ここでは御膳粉(蕎麦の実の芯)を使った「御膳生粉打ち蕎麦」(1,375円、以下全て税込)が名物となっています。
さらに本店の名物である「蕎麦寿司」(1,210円)や「かしわ抜き」(825円)も用意されており、その伝統の味を楽しめます。
蕎麦屋ならではの「そばビール」や「そば焼酎」などのお酒もあるので、この店自慢の「天ぷら」や「玉子焼き」などをつまみに “蕎麦前” を楽しむのもおすすめです。
・店名: 東家寿楽
・住所:札幌市中央区北2条西27丁目1-1
・電話番号:011-611-8659
・営業時間:11:00〜20:00(L.O.19:40)
・定休日:水曜日(祝日営業翌日休)
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
札幌ラーメン 直伝屋:“ラーメンコンシェルジュ” の店
東西線円山公園駅直結のショッピングスポット「マルヤマクラス」の3階に入るラーメン店が「札幌ラーメン 直伝屋」です。
この店はラーメンコンシェルジュで知られる大石敬氏が「札幌(ラーメン)の味を直接伝え、広げたい」という思いで命名し2015年すすきのにオープン、その後現在のマルヤマクラスに移転しました(2019年)。
その名のとおりに札幌ラーメンの “伝統” にこだわり、それを店で実現しています。
その一つが “調理時に立ち昇る炎” 。これは札幌ラーメンならではの “中華鍋で野菜を煽り独特の香ばしさを加える” 技法で、この「炎」が客席から見えるように店内を設計したのもそのこだわりからです。
「味噌」と「麺」もその伝統にこだわります。人気ナンバーワンの「札幌味噌ラーメン」(850円税込)は複数の味噌をブレンドして、“コクがありながら口当たりはアッサリ”という札幌の伝統的な味噌ラーメンの味を再現しました。「麺」も札幌の定番である “黄色い縮れ麺” を製麺会社に特注し、プリっとした食感とともにスープがよく絡む麺に仕上げています。
以上が、円山で札幌の “伝統ラーメン” を食べるなら直伝屋!としておすすめする理由です。
・店名: 札幌ラーメン 直伝屋
・住所:札幌市中央区南1条西27丁目1-1 マルヤマクラス 3F
・電話番号:011-211-1792
・営業時間:11:00〜16:00、17:00〜20:30(L.O.20:30)
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 直結
うな明:札幌屈指の人気 “うなぎ料理店”
札幌で人気のうなぎ専門店といえば、必ず名のあがる店が「うな明」でしょう。
円山公園駅から程近い住宅地に佇む雰囲気のある店舗の前にはいつも車がびっしり並んでいることがこの店の人気を物語っています。
この店のうなぎは “ふっくら柔らか” な江戸前の仕上げ。その分焼き上がりには少々時間を要します。しかしこれこそ本物の江戸前うなぎを味わうには必須の条件ともいえるものなのです。
その待ち時間には「きも焼き」や「うざく」(鰻の酢の物)にお新香などを摘みながらお酒を味わう。こんな粋な楽しみも “名店ならでは” といえるものでしょう。
メインの「鰻重」(3,300円税込〜)は鰻の大きさで4種類が用意されています。「梅」は小さい鰻、「竹」は中サイズ、「松」は大サイズ、「特」は一匹半の大きさになります。ご飯の量は増減が可能で、注文時に確認してくれます。
円山でうなぎを食べたいと思ったら、「うな明」を訪れてみましょう。そこにはきっと “満足” があるはずです。
・店名: うな明
・住所:札幌市中央区北1条西27丁目3-1
・電話番号:011-612-5777
・営業時間:11:30〜14:30、17:00〜20:30(L.O.19:30)
・定休日:火曜日(月2回不定期の月曜日休みあり)
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
おばんざい とらや:名店「とらや」の味を “定食” で
ミシュランガイド北海道で星を獲得するほどの名店として知られる「日本料理 とらや」。そのエッセンスを気軽に味わえる姉妹店が「おばんざい とらや」です。
円山公園駅(5番出口)から徒歩1〜2分の場所にあるお蕎麦屋さんの2階にひっそり店を構えます。
店内はカジュアルなカフェ風の造りですが、メニューが黒板に書かれるなどいかにも “定食屋” という雰囲気も併せ持っています。
メインはA・B・C 3種類の「おまかせ」(1,350円税抜〜)定食で、肉・魚料理の組み合わせに “とらや名物” の「野菜のあげびたし」が付きます。
料理は煮魚・焼き魚からビーフシチュー・ブイヤベースまで、和に洋に幅の広いメニューになっています。そして何よりも「野菜のあげびたし」を “定食” で食べられるのがこの店の最大の魅力です。
「とらや」は野菜にこだわる料理で知られており、自家農園も持っているほど。「野菜のあげびたし」はその野菜の旨みを、それぞれの食感とともに味わえる「とらや」の名物料理です。
定食のほかに一品料理も用意されているので、軽く晩酌としての利用もできる。そんな “お気軽スタイルの「とらや」” としての魅力がこの店にはあります。
・店名: おばんざい とらや
・住所:札幌市中央区大通西25丁目1-31 八天庵ビル2F
・電話番号:011-622-2622
・営業時間:11:30〜14:30、18:00〜23:00(日曜日は昼のみ)
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
和味酒彩 秋夏:円山で気軽に味わえる “和” の味
地下鉄東西線の円山公園駅から5分ほど東に向かった場所にある「和味酒彩 秋夏(わみしゅさい しゅうか)」は新進気鋭の若手料理人が2019年に開店した和食の店です。ご主人は金沢で日本料理を修行し、札幌では兄の経営する寿司店で和食の担当として腕を振るいました。
この店では基本的なメニューはあるものの、当日の仕入れ状況で料理を組み立てます。
特に「天ぷら」にはこだわり、カウンターも天ぷら向きに設計にしたほどです。九州から仕入れる「活車海老」の天ぷらなどは、今や店の名物といえる一品にまでなっています。
敷居の高くない気軽な店を指向しているため、手ごろなセットも用意しています。
「晩酌セット」はドリンク2杯にお通し・天ぷら3点・刺身3点で2,000円(税込)というお得な設定です。
日曜日には「ランチ」営業も行っているので、この店の料理を定食で味わうことができます。
「和味酒彩 秋夏」は円山で手軽に和食を楽しむならうってつけの一軒としておすすめです。
・店名: 和味酒彩 秋夏
・住所:札幌市中央区大通西23丁目2-8 グリーンマンション熊谷1F
・電話番号:011-688-5277
・営業時間:16:00〜24:00(L.O.料理23:00、ドリンク23:30)
・定休日:不定休(HPで告知)
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
すし処 静:円山で “気軽に楽しく寿司を”
「円山で寿司は敷居が高い」、そう思われがちですが、こんな店もあります。
「すし処 静(しずか)」は地下鉄東西線の西28丁目駅に直結したビル地下飲食街の一軒。
“気軽に楽しくお寿司を” をモットーにしており、まさにその通りの店作りがなされています。
ご主人は札幌の有名寿司店で十年以上の修行を重ね、2011年にこの店をオープンしました。
ゆえにその腕は折り紙付きながら、品書きは気軽に注文できるセットが用意されます。
例えば「庸」は寿司10貫にサラダ・お碗・アイスで3,000円(税込)と、まさにコスパ抜群のセットです。
もちろん「お好み」の注文ではご主人とっておきの寿司タネも味わうことができます。
北海道ならではの鮮魚類はもちろん、江戸前の “一仕事” 施した握り寿司は、さすが “名店仕込み” といえるのものです。
このように気軽な寿司から本格的な握りまで楽しめる、その懐の広さも「すし処 静」の魅力といえるでしょう。
・店名: すし処 静
・住所:札幌市中央区北3条西28丁目2-1 サンビルB1F
・電話番号:011-215-8558
・営業時間:17:00〜22:30
・定休日:木曜日
・アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 3番出口直結
レヴァーロ:札幌で “生パスタ” ならここ
イタリア料理店やレストランなどでは保存性が良く、アルデンテの歯応えが特徴の「乾燥パスタ」が多く使われます。一方で「生パスタ」は保存性には欠けますが、風味の豊さやもっちりした食感で、ソースに絡みやすいという特徴があります。
そんな「生パスタ」を札幌で食べられる店に「レヴァーロ(LeVaro)」があります。
この店では太さ1.8mmの「スパゲティ」、2mmで断面が四角い「キッターラ」、15mmの平たい「タリアテッレ」という3種類の生パスタを用意しています。
これらを「白ワイン・クリーム・ボロネーゼ・トマト」それぞれのベースソースと組み合わせていただきます。
店のおすすめは「ゴルゴンゾーラの濃厚クリーム・牡蠣のバーニャカウダパスタ・厳選チーズのアラビアータ・ぷりぷり海老のバジルクリーム・濃厚たらこの大葉クリーム」の5種類(1,200円〜)。
悩んだときにはこの中から選んでみてはいかがでしょうか。ぜひ一度「生パスタ」の体験を!
・店名: レヴァーロ(LeVaro)
・住所:札幌市中央区北3条西23丁目2-15 LEE space北円山
・電話番号:011-611-2022
・営業時間:11:30〜15:00、17:00〜21:00(L.O.20:15)
・定休日:火曜日(祝日営業、翌日休)」
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩10分
ジャドプール:札幌で味わう “南北インド料理”
札幌で数少ない “インド料理の専門店” ですが、この店の特徴は北インド・南インド両方の料理が食べられることです。
一般的に日本でのインド料理はナンやその他のタンドール料理、油分多めのカレーなどの北インド系が多い傾向にあります(本場での定食は大皿を意味する「ターリー」と呼ばれます)。
一方の南インドの料理は「ミールス」と呼ばれるインド米のライスを主食にスープ状カレーに副菜という構成の定食がメインとなります。
ここ「ジャドプール」ではインドから招聘された北・南それぞれの料理人がその腕を振るっているので、そのインド料理はまさに本場の味。一般的なインド風にアレンジしたカレーとは一線を画します。
北の「ターリー」と南の「ミールス」両方を味わえるインド料理はなかなかありません。ぜひ一度ジャドプールを訪れて “南北のインド” 体験をしてみてはいかがでしょうか。
・店名:ジャドプール(Jhad Pul)
・住所:札幌市中央区南6条西24丁目3-21
・電話番号:011-520-4600
・営業時間:11:00〜15:00、18:00〜21:30
・定休日:不定休
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩10分
RITARU COFFEE:円山でゆったり “モーニング”
地下鉄東西線西28丁目駅にほど近い住宅地に一風変わった造りの建物が目を引きます。その1・2階に入る店が「RITARU COFFEE(リタルコーヒー)」です。
1階では自家焙煎の珈琲豆などを販売しており、2階に上がるとゆったりしたカフェスペースになっています。この建物の “変わった造り” とは2階より上のフロアが(1階より)せり出していること。その分、2階のカフェの窓側の席からは遠くに札幌の山々も眺められます。
そしてこの雰囲気を味わうなら「モーニング」セットがおすすめです。
「円山の朝食セット」(1,200円税込)は自家焙煎のコーヒーをはじめとしたドリンクにハーフトースト・チーズオムレツ・道産ポテトサラダ・サラダ・オレンジジュースという盛り沢山の内容になっています。
さらに驚きなのが、モーニングタイム中はドリンクを注文すれば「ハーフトースト+ゆで卵」が無料で付けられること!無料ながらトーストのパンは札幌の業務用高級食パンの「おかめや」のもの、ゆで卵は栗山町「酒井農場」のこだわり卵を使っています。
カフェタイムには名物の「リタルロール」(390円〜)もおすすめ。
店のCI(コーポレートアイデンティティ)である「年輪」を象ったロールケーキです。
この店の自家焙煎コーヒーとともに味わってみてください。
・店名: RITARU COFFEE(リタルコーヒー)
・住所:札幌市中央区北3条西26丁目3-8
・電話番号:011-676-8190
・営業時間:8:30〜20:00
・定休日:無休(不定休)
・アクセス:地下鉄東西線西28丁目駅 徒歩3分
サルーミハヤシ:店内でも味わえる “サルーミ工房”
「サルーミハヤシ」とは少し聴き慣れない店名と思うでしょうが、「サルーミ(salumi)」とはイタリア語で「食肉加工品」。つまり「サラミやハム・ソーセージ」のことです。店名は「林さんのサラミ・ハム・ソーセジ屋さん」ということになります。
店内では自家製のサラミ・ハム・ソーセージはもちろん、ベーコンやコンビーフ、鴨スモークやパテ類なども販売しています。
そしてこの店にはイートインカウンター(6席)があり、店で販売している商品やそれらを使った料理を食べることができるのです。
例えば「本日の6品盛り」(1,000円税込)はサラミに生ハム、鴨スモーク・チーズ・マッシュポテトなどが盛り合わせてありこれだけで十分なおつまみになります。
もちろんこれらによく合うビールやワインも揃えており、ちょい飲みにも最適な店になっています。そのほか特製の「あずま牛コンビーフ」(500円)はそのままでおつまみにしてもよし、「ホットサンド」の具としても魅力的です。
販売店舗の営業時間はずっとイートインができるので、朝・昼飲みが可能で仕事帰りの “ちょい飲み” にも対応してくれる。そんな便利な店がここ「サルーミハヤシ 」なのです。
・店名: サルーミハヤシ(salumi hayashi)
・住所:札幌市中央区北2条西25丁目1-5 イルソーレトレ1F
・電話番号:011-676-4589
・営業時間:10:30〜20:00
・定休日:水曜日・第3火曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩7分
円山グルメを満喫しよう!
円山のおすすめグルメ10選、その “パート2” をご紹介しました。
今回も料理ジャンルごとに店をおすすめ料理とともに紹介しているので、その日の “食べたい” 気分で店を選んでみてもよいでしょう。
ぜひこの記事を参考に、今回も円山のグルメを満喫してください!