札幌で醤油ラーメンならここ!おすすめの店6選

札幌で醤油ラーメンならここ!おすすめの店6選

札幌のラーメンといえば、一般には味噌ラーメンがよく知られていますが、現在に続く札幌ラーメンが登場したのは終戦後(昭和22年頃)のことで、そのラーメンは醤油味のものでした(味噌ラーメンの登場は昭和30年前後)。

今回は札幌ラーメンの源流ともいえる「醤油ラーメン」のおすすめ店を、昔懐かしい“中華そば”タイプの店から選んでみました。

だるま軒

現存する“札幌ラーメンの元祖”といえる店が「だるま軒」です。
創業は戦後間もなくの昭和22年(1947年)ラーメン屋台からスタートし、その後現在地である二条市場の一角に店を構えています。

その自家製麺が評判となり、他のラーメン店にも麺を卸していましたが、昭和28年(1953年)には製麺部門が「西山製麺所(現在の西山製麺)」として独立しました。70年以上にわたり、札幌のラーメンを牽引し続けているのです。

その“元祖”札幌ラーメンは「醤油ラーメン」(税込800円)。

これぞ“元祖”の「醤油ラーメン」

これぞ“元祖”の「醤油ラーメン」

見た目も昔懐かしい中華そば、口当たりの柔らかい縮れ麺に澄んだスープ、具はチャーシュー・、メンマにネギ、海苔に薄い伊達巻が乗っています。

伝統の「自家製麺」

伝統の「自家製麺」

これぞ元祖の札幌ラーメン!ここ「だるま軒」で味わえますよ!

店名:だるま軒
住所:札幌市中央区南3条東1丁目 新二条市場内
電話番号:011-251-8224
営業時間:8:00〜14:00(売切れ終了)
定休日:木曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩8分

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Japanese Ramen Noodle Lab Q

札幌の観光名所「時計台」ほど近く、「Japanese Ramen Noodle Lab Q」の入口(店は地下)には「Q」の暖簾、ラーメンの写真看板が無ければ何の店かわかりません。

メニューは「醤油らぁ麺」(税込1,300円)「塩らぁ麺」がメインの2本立て。
麺の小麦、スープに使う醤油、チャーシュー用の肉など食材には徹底してこだわっており、全国各地からご主人の目にかなったものを取り寄せて使っています。

こだわりの「醤油らぁ麺」

こだわりの「醤油らぁ麺」

「醤油らぁ麺」は、開店以来の定番となっている鶏出汁の利いた澄んだ醤油スープに小麦の香るストレートな自家製細麺。具材は2種類のチャーシュー(ルスツもち豚、三元豚など)、メンマに三つ葉というシンプルな構成ですが、丼全体の美しさは比類がありません。

調味料類は置かれません

調味料類は置かれません

なお、“完成形”にこだわり「大盛り」や「麺固め」などのオプションは無く(麺少なめは可)、卓上にはラーメン店の定番であるコショウなども置かないほどです。

店名:Japanese Ramen Noodle Lab Q
住所:札幌市中央区北1条西2丁目3-1 りんどうビル B1F
電話番号:011-212-1518
営業時間:11:00〜15:00
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩3分

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支那そば 鋳

地下鉄東西線円山公園駅近くにある「支那そば 鋳(ちう)」は、清田区で人気のラーメン店「RAMEN RS改」の姉妹店として2021年12月にオープンした店です。

メニューは「醤油」と「塩」味の “2本立て”。

食材も厳選「地鶏光麺醤油」

食材も厳選「地鶏光麺醤油」

「地鶏光麺醤油」(税込900円)は醤油のコクに地鶏のダシが効いたスープ、具材は低温調理のチャーシューが豚と鶏。特に“親鳥”を使った鶏チャーシューは、親鳥ならではの食感と旨味が魅力です。そして少し太めで味の染みたメンマ、さらに2種類のネギ、そして海苔は別皿に添えられて出てきます。

スープにぴったりの「自家製麺」

スープにぴったりの「自家製麺」

自家製の麺はやや細めのストレート。口当たりが良く、小麦の香りが感じられるもの。スープとの相性も抜群です。トッピングの「味玉」も味わい深いもので、ひと口味わえばそのこだわりがわかるでしょう。

店名:支那そば 鋳
住所:札幌市中央区北1条西27丁目2-13
電話番号:011-624-6669
営業時間:11:00〜14:30 L.O.
定休日:第1・3・5木曜日、金曜日
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分

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らーめん竹馬

「らーめん竹馬(ちくま)」の場所は西区山の手。最寄りの駅まで徒歩約15分と少々離れていますが、通い続けるファンが多い人気店です。

ラーメンのメニューは「鶏そば」「中華そば」「煮干しそば」の3本立て。
その中で自販機に “店主おすすめ!” と表示されているのは「中華そば」(+味玉で税込890円)。

店主おすすめの「中華そば」

店主おすすめの「中華そば」

鶏+煮干しのダブルスープ麺は道産小麦100%で、しなやかで柔らかな口当たり。券売機には「カタ麺お断り」と(メモが)貼られるほどのこだわりで、確かにスープの絡み具合も絶妙です。

麺の茹で具合にもこだわり!

麺の茹で具合にもこだわり!

その他、一番人気の「鶏そば白醤油」や「鶏そば醤油・塩」「煮干しそば」など、どれもが見た目は昔懐かしい「中華そば」ながら、洗練さを感じさせる現代的な作りになっています。

店名:らーめん竹馬
住所:札幌市西区山の手4丁目2-12 昭栄ビル1F
電話番号:011-643-8778
営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:30、土日祝11:00〜17:00(L.O.30分前)
定休日:月・火曜曜(変更はSNSで発信)
アクセス:地下鉄東西線琴似駅 徒歩15分

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中華そば スパンキー

地下鉄東西線の二十四軒と琴似の間くらい。琴似駅の5番出口からなら5〜6分という場所にある「中華そば スパンキー」

この店のラーメンは基本「煮干し系」と「鶏そば」の2本立て。それぞれこだわりの生揚げ醤油を使った「醤油」味と「しお」味があります。

動物性材料不使用の「煮干し中華そば」

動物性材料不使用の「煮干し中華そば」

「煮干し中華そば」(税込650円)は昆布と煮干しのみ、動物性の材料は使いません。スープは澄んでサッパリな口当たりながらコク深い味わいです。
麺は中細のストレート系で口当たりの良いもの。スープにもよく合います。

中細のストレート麺

中細のストレート麺

チャーシューは薄めながら大きなサイズで丼の半分を覆います。しっかり味付けされてスープとのマッチングも取れています。メンマはやや太めで丁寧な味付け、そしてネギにカイワレ、大きめの海苔が添えられます。これで650円とは抜群のコスパといえるでしょう。

店名:中華そば スパンキー
住所:札幌市西区二十四軒3条5丁目8-25 田中ビル1F
電話番号:011-311-8552
営業時間:11:00〜20:30(L.O.20:00)
定休日:火曜・水曜日
アクセス:地下鉄東西線琴似(5番出口)駅 徒歩5分

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斗香庵 HIGASHI

「斗香庵 HIGASHI(とこうあんひがし)」は地下鉄東豊線北13条東駅から徒歩で5〜6分の場所にあります。

無化調にこだわる「中華そば」

無化調にこだわる「中華そば」

そのラーメンは「中華そば」(税込590円)と時間限定(9:50〜11:30)の「鶏中華そば」のみ。メインの「中華そば」は無化調にこだわり材料も厳選、すっきりながら味わい深い仕上がりです。

特注の麺はスープにぴったり。チャーシューもしっかり厚みがあり食べ応え十分、メンマもしっかり味付けされたもの。総合的に見ても、値段からは考えられない高コスパといえるでしょう。

スープにぴったりの「特製麺」

スープにぴったりの「特製麺」

さらにこの店の看板といえるのが「どんぶり」(ミニ丼サイズ)。一番人気の「タレカツ丼」や「味噌カツ丼」、数量限定(10食)の「天丼」「サーモン丼」などを中華そばとセットにして味わえます。

店名:斗香庵 HIGASHI
住所:札幌市東区北10条東4丁目2-51
電話番号:011-704-4080
営業時間:9:50〜15:00(L.O.14:30)
定休日:水曜日
アクセス:地下鉄東豊線北13条東駅 徒歩7分

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札幌ラーメンの源流「醤油ラーメン」を味わおう!

札幌ラーメンの歴史に触れつつ、その源流をさかのぼった「醤油ラーメン」のおすすめ店をご紹介しました。
その発祥は定番の「味噌ラーメン」ではなく、シンプルな醤油味のいわゆる「中華そば」系であったこともお分かりいただけたと思います。

ぜひ札幌での「醤油ラーメン」の食べ比べを楽しんでください!