札幌の焼き鳥ならここ!お洒落な店からご当地系までおすすめ10選

札幌の焼き鳥ならここ!お洒落な店からご当地系までおすすめ10選

札幌のグルメといえば “ラーメン・ジンギスカン・スープカレー” が有名ですが、実はいろいろな焼き鳥を味わうことのできる“焼き鳥どころ”でもあります。

今回は札幌でおいしい焼き鳥店を探すための情報と、“行くならここ!” というおすすめの店もご紹介しますので、ぜひ札幌での“焼き鳥グルメ”を楽しむときの参考にしてください。

札幌の焼き鳥事情

札幌で焼き鳥を食べるなら、札幌の “焼き鳥事情” を少し知っておくと“店選び”から楽しめます。
ここでは、札幌にある焼き鳥店の特徴を分類しながら簡単に説明していきます。

札幌を知るには、まず “北海道を知る” ことから始めましょう。
北海道には2つの「ご当地焼き鳥」があります。「室蘭」と「美唄(びばい)」です。

ご当地焼き鳥といえば日本各地それぞれに存在していることはご存知でしょう。
焼き鳥の振興団体である「全国やきとり連絡協議会」が全国から「7大やきとりの街」を選定していますが、その中に北海道の室蘭市と美唄市の両方が入っています。(詳細はこちら)
つまり北海道が “焼き鳥どころ” であることの証明でもあります。

 

「室蘭」は豚肉と玉ねぎをタレに洋がらしで

「室蘭」は豚肉と玉ねぎをタレに洋がらしで

それぞれを簡単にご紹介すると、「室蘭やきとり」は “豚肉” を使うことが特徴で、「豚精」と呼ばれる肉を北海道特産の玉ねぎと一緒に串に刺してタレで焼き、洋がらしをつけて食べるスタイルになります。
一方の「美唄焼き鳥(やきとり)」は、鶏の「もつ」各部位を一本の串に刺して焼くのが特徴で、“数本食べれば鶏を丸ごと味わえる” というユニークなものです。
この2つのご当地焼き鳥は当然北海道の中心地である札幌にも進出しており、現地に行かずしてそれを味わえるわけです。これが札幌の焼き鳥事情のひとつです。

「美唄」は各部位を一本の串で

「美唄」は各部位を一本の串で

そして近年では、札幌にとてもお洒落な焼き鳥店が増えています。
札幌でフレンチやワインバーを経営する企業が、「ワインと楽しむ焼き鳥」など新しい焼き鳥のスタイルの店を始め人気を集めたことから、同様の店が何軒も登場することになりました。

特に繁華街すすきのでは “大人のデート” に使う店のニーズがあるため、お洒落な店が増えました。これらの店は、煙に包まれガヤガヤうるさい焼き鳥屋のイメージは全くありません。高級寿司店を思わせるカウンターや個室が完備されているなど、デートに向いた造りが特徴です。
これらの店は、焼き鳥でもお洒落に楽しみたい大人の事情に応えています。

これらとは全く逆に“これぞ焼き鳥屋!”というような、まさに大衆酒場の雰囲気を楽しめる店も人気があります。“安く・おいしく” をモットーに、古くからの常連・地元民に愛されている老舗店に代表されます。

“焼き鳥とともに日本酒を味わう” というコンセプトの店も増えています。
日本酒にこだわる店主が厳選した銘酒をそろえ、自慢の焼き鳥に合わせて楽しめる。そんな「銘酒揃え」の店もニーズが多いようです。

以上をまとめると、札幌には利用者の事情とそのニーズに合わせ「ご当地系(室蘭・美唄)」「お洒落系」「大衆酒場系」「銘酒揃え系」などの特徴を持った焼き鳥店があることがわかります。

次章では、それぞれの系列の中から特におすすめしたい焼き鳥店をご紹介していきましょう。

「ご当地系」おすすめ焼き鳥店

1.やきとりの一平:室蘭やきとりを代表する人気店

札幌では北海道の “ご当地焼き鳥” が味わえます。そのひとつが「室蘭やきとり」。
おすすめの店は「やきとりの一平 札幌中央店」です。
室蘭やきとりは “豚肉” を使うのが特徴で、串に一緒に刺されるネギは長ネギではなく北海道らしい “玉ねぎ” になります。それを特製のタレで焼いて、“洋がらし” をつけていただきます。
「やきとりの一平」では室蘭名産の「うずらの卵」を殻ごと焼いた串も名物のひとつになっています。

(店データ)
店名:やきとりの一平 札幌中央店
住所:札幌市中央区南2条西4丁目10
電話番号:011-207-7555
営業時間:17:00〜23:30(日祝は〜22:30)
定休日:月曜日(祝日営業・翌日休)
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩7分

<サツメシ記事>

2.鳥源:札幌流美唄焼き鳥の真髄を味わう

“北海道2大ご当地焼き鳥” のもうひとつは「美唄焼き鳥」。それを札幌で味わうなら「鳥源」をおいて他にありません。17時の開店から席が埋まり、19時過ぎには串が売り切れで閉店してしまうことも多く超人気店です。
美唄焼き鳥の特徴である鶏の各部位を一本の串に刺して焼き上げる「鳥串」。毎朝鶏を一羽丸ごと捌いているので肉はとてもジューシーです。
北海道らしい焼き鳥を食べるなら、ここ「鳥源」にトドメを刺します。

(店データ)
店名:鳥源 札幌店
住所:札幌市北区北9条西4丁目7-4
電話番号:011-747-9160
営業時間:17:00〜22:00(土曜は〜21:00)
定休日:日・祝日
アクセス:JR札幌駅北口 徒歩5分

<サツメシ記事>

「お洒落系」おすすめ焼き鳥店

3.しろ(SHIRO):お洒落系焼き鳥の元祖店

札幌で “お洒落系焼き鳥店” といえば「しろ(SHIRO)」はその代表といえるでしょう。
“オヤジのたまり場” とも称され、煙だらけで騒がしい店内でコップ酒片手に串を頬張る。そんなイメージだった焼き鳥店にワインやフレンチの要素を持ち込み、お洒落な街「円山」に店を開いた「しろ」こそは、札幌のお洒落系焼き鳥店の元祖です。

(店データ)
店名:しろ(SHIRO)
住所:札幌市中央区南4条西24丁目1-24
電話番号:011-521-4060
営業時間:18:00〜翌1:30
定休日:月曜日
アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩6分

<サツメシ記事>

4.直(じき):こだわりの鶏肉と希少部位が味わえる

「直(じき)」も「しろ」と並ぶお洒落系焼き鳥の代表店。
何も知らずに店に入ったら、ここが焼き鳥屋とは気づかないかもしれません。
日替わりの「おすすめ」には鮮魚の刺身が並び、一品料理も気の利いたものがそろいます。
これらを摘みながら串の焼けるのを待つ。お酒も人気どころの銘酒を全国から取り寄せています。
鶏は「近江軍鶏」。これを一羽店で捌いています。この店が「ソリレス」などの希少部位を常に確保できる理由です。

(店データ)
店名:直(じき)
住所:札幌市中央区大通西18丁目2-12 MMビル 1F
電話番号:011-616-3329
営業時間:17:00〜24:00
定休日:日・祝日
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩3分

<サツメシ記事>

5.蔵鵡 別邸:高級カウンターに個室も完備

すすきので “軽く食事を” のニーズは高く、「どうせならお洒落な店がいい」ということで、焼き鳥をまるで寿司屋のような雰囲気で楽しめる店があります。
「蔵鵡(きすむ)」はその代表的な店で、高級感のある店内に立派なカウンター、そして個室もしっかり完備するというまさに”すすきのニーズ”に合わせたかのようなお洒落店です。

(店データ)
店名:炭火焼鳥 蔵鵡 別邸
住所:札幌市中央区南3条西4丁目7-1
電話番号:011-207-6226
営業時間:17:00〜23:00
定休日:日(祝日営業・翌日休)
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩2分

<サツメシ記事>

「大衆酒場系」おすすめ焼き鳥店

6.金富士:これぞ札幌の大衆居酒屋

創業は昭和28年(1953年)、70年近い歴史を誇る老舗酒場が「金富士」です。
ビルの地下の引き戸を開けるとその賑わいに圧倒されます。雰囲気はまさに “大衆酒場”、そして値段も “大衆向け” であることが人気の理由でしょう。
串ものは看板の「やき鳥」に「豚」があること、ネギが「玉ねぎ」であることに北海道を感じます。すすきのでお洒落な店もよいですが、こんな庶民の店も楽しいものです。

(店データ)
店名:焼き鳥 金富士
住所:札幌市中央区南5条西3丁目 NC北専プラザ B1F
電話番号:011-531-7740
営業時間:17:00〜24:30
定休日:日・祝日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

7.福鳥:札幌最古の焼き鳥店で昭和を味わう

札幌で現存する最古の焼き鳥店が「福鳥」。その創業は昭和21年(1946年)、戦後間もない頃から親子三代で暖簾を守り続けています。
店内は昭和の雰囲気を残したカウンターに丸椅子、熱燗も焼き台で温めているホーローポットから注ぐという庶民酒場のスタイルです。
焼き鳥の皿には「焼鳥の元祖」と書かれて入り、老舗としての誇りを感じさせます。
この雰囲気を味わうだけでも訪問の価値ありでしょう。

(店データ)
店名:福鳥 本店
住所:札幌市中央区南3条西2丁目
電話番号:011-231-0893
営業時間:17:00〜22:30
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分

<サツメシ記事>

「銘酒揃え系」おすすめ焼き鳥店

8.とりきん:札幌屈指の日本酒ラインアップ

“焼き鳥にこだわるなら、合わせる酒にもこだわる”。札幌でそんな店なら「とりきん」です。
大きな冷蔵庫には全国の銘酒がズラリと並び、そのラインアップは札幌でも屈指。選んだお酒は升に入れたコップになみなみと注いでくれます。まさに “飲み過ぎ注意!” の提供スタイルです。
元々は室蘭にある焼き鳥店の札幌店なので、定番の「豚精肉」が人気。焼き手の腕が試される「とり皮」も忘れずに注文したい一本です。
これらを全国の銘酒と一緒に味わう。この店ならではの楽しみです。

(店データ)
店名:とりきん
住所:札幌市北区北32条西3丁目2-13-102
電話番号:011-756-8510
営業時間:17:00〜23:00
定休日:日・祝日
アクセス:地下鉄南北線北34条駅 4番出口すぐ横

<サツメシ記事>

9.寿屋:こだわりの地酒と串物を楽しむ

富山の「勝駒」や福岡の「繁桝」、ともに人気の地酒ですが札幌ではあまり見かけません。
この2銘柄を常備している焼き鳥店が「寿屋」です。地下鉄東西線の西18丁目(大通から2つめ)と中心部からは少し離れますが、駅出口の目の前なのでアクセスタイムは僅かです。
料理はもちろん焼き鳥を中心とする串ものがメインですが、刺身に焼き魚、揚げ物に煮込みや各種珍味などの居酒屋メニューが充実しています。

(店データ)
店名:やきとり居酒屋 寿屋
住所:札幌市中央区大通西17丁目2-18 BERKELEY 1F
電話番号:011-615-1331
営業時間:17:00〜23:30
定休日:日・祝日
アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅 4番出口すぐ

<サツメシ記事>

10.京都鳥せゑ札幌本店:京都伏見の酒蔵直系焼き鳥店

札幌のおすすめ焼き鳥店、最後は他の店とは趣を異にする一軒です。
「京都鳥せゑ 札幌本店」は、京都は伏見で300年を超える歴史を持つ酒蔵「山本本家」が直営する鳥料理店「鳥せい」の札幌FC店。京都鶏料理と酒蔵直送の日本酒が味わえます。
日本酒の銘柄は「神聖」。純米酒から純米大吟醸まで各種が用意されています。
特に「松の翠」は表千家のお茶事に使われる銘酒で、このお酒と京都の鳥料理を札幌で気軽に味わえることが、この店をおすすめする理由です。

(店データ)
店名:京都鳥せゑ札幌本店
住所:札幌市中央区南4条西4丁目 すずらんビル別館5F
電話番号:011-213-0968
営業時間:17:00〜23:00(金土祝前日〜24:00)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒1歩分

<サツメシ記事>

札幌で焼き鳥グルメを楽しもう!

札幌の焼き鳥、そのおすすめ店を特徴ごとに分類してそれぞれご紹介しました。
まず、各系列のお店に一軒ずつ行ってみましょう。自分の好みがわかるはずです。
その後は好みのタイプの店を中心に店選びを広げていけば、札幌の焼き鳥を存分に楽しむことができるでしょう。
ぜひ、札幌で焼き鳥グルメを満喫してください。