札幌で“市場めし”!中央卸売市場・場外市場周辺のおすすめ店をご紹介

札幌で“市場めし”!中央卸売市場・場外市場周辺のおすすめ店をご紹介

札幌でグルメを堪能したいなら「市場」がおすすめ。北海道の美食食材である “海鮮物” や “青果類” は、道内各地から札幌の市場に集まってくるからです。
ここでは特に札幌に出張や旅行で来られた方のために札幌の市場グルメ、“市場めし” を楽しむための情報をまとめています。さらに地元ならではの穴場情報も少し盛り込んでみました。

札幌の市場

札幌で “市場(いちば)” と言ったときには、「札幌場外市場」と「二条市場」を指すことが多いのですが、この2つの市場は、観光客を中心とした一般客が食事や買い物に利用する “商店街” に近い形態です。
流通上の “市場” なら「札幌中央卸売市場」という北海道最大の市場が市内にあり、ここでは魚や青果類の “セリ” が日常行われています(仲卸などプロの市場)。

「札幌場外市場」はこの中央卸売市場に隣接した市場で、一般客向けの海鮮物や青果などの販売店や食堂などが数多く並びます(正式名称は「札幌中央卸売市場場外市場」)。
一方、「二条市場」は明治の初期に開市された100年以上の歴史を誇る市場ですが、現在の営業形態は「場外市場」とほぼ同じ。販売店や土産店、飲食店などが並んでおり、札幌の街中という立地のよさから特に観光客に人気のスポットとなっています。

今回は、まず「札幌場外市場」とその周辺にターゲットを絞り、おすすめの店を厳選してご紹介しましょう。

札幌場外市場へのアクセス

公共交通機関の利用なら、地下鉄東西線の「二十四軒駅(大通駅から5つ目)」の5番出口から歩いて7〜8分。早い人なら5分ほどで着くでしょう。
JRでは札幌駅の隣駅「桑園」から。こちらはもう少し離れており、徒歩で15分くらいかかります。
大通など中心部からのタクシー利用なら(混雑状況にもよりますが)10分ほど、料金は1,000円前後です。

なお、次章の「おすすめ店」で紹介している「北のグルメ亭」を利用するならば、JR札幌駅や各ホテルへの送迎もしてくれます。詳細は公式ホームページでご確認ください。

場外市場と周辺のおすすめ店

ここでは「札幌場外市場」と、近接する「さっぽろ朝市」、そしてその周辺にあるおすすめの店を厳選してご紹介します。
気になる店があったなら、「サツメシ」の詳細記事をご参照ください。

1. 北のグルメ亭:場外市場最大規模を誇る海鮮食堂

札幌場外市場で最大規模の鮮魚系販売店、「北のグルメ」に併設する直営店が「北のグルメ亭」です。市場食堂としても320席という圧倒的な収容力を誇ります。
メニューも豊富で、名物海鮮丼をはじめ刺身・焼き魚などが勢揃い。目移りして迷ったならば、「海鮮丼」(2,980円税抜)をおすすめします。見た目も豪華な魚介が12種類盛り合わせてあり、一通りのネタを楽しめるからです。特に「塩水生うに」と「いくら正油漬」は自社製造のオリジナルブランド品で、海鮮丼の高コスパに一役買っています。
なおこの店では、海鮮市場「北のグルメ」で購入した魚をその場で調理してもらうこともできます。これぞ “直営食堂” ならではの楽しみといえるでしょう。

・店名:海鮮食堂 北のグルメ亭
・住所:札幌市中央区北11条西22丁目4-1
・電話番号:011-621-3545
・営業時間:7:00〜15:00
・定休日:無休
サツメシ:北のグルメ亭

2. 味の二幸:場外市場で海鮮丼の元祖

札幌場外市場の「海鮮丼」なら「味の二幸」は外せません。その理由はこの店こそ場外市場での海鮮丼の“元祖”だからです。創業50年になる老舗で、この地で初めて「海鮮丼」を手がけた店として全国に紹介されました。
現在も名物はやっぱり「海鮮丼」。目利きの主人が毎日市場で仕入れる新鮮なネタが自慢です。
丼のサイズを選べることも特徴(小2,500円・中3,500円・大4,500円)で、他のメニューも楽しみたいときやガッツリ食べたいときなど、その日の状況・気分に合わせることができます。
その他ネタ「単品」や「2色」「3色」などの丼もあるので、好みのものを組み合わせるとよいでしょう。
市場ならではの新鮮な魚介類(エビやイカ・サーモンなど)を「フライ」で頼んでビールのおつまみに、丼は小のサイズで軽く仕上げる。そんな組み合わせもこの店では楽しめます。

・店名:味の二幸
・住所:札幌市中央区北10条西21丁目2-16
・電話番号:011-641-8933
・営業時間:7:00〜15:00
・定休日:水曜日・不定休あり
・ サツメシ:味の二幸

3. お食事処 菊水:場外市場で焼き魚定食といえばここ

札幌場外市場で「焼き魚」といえば必ず名の上がる店が「菊水」です。
中央卸売市場や周辺の専門店の関係者なども食事に利用するだけあって、その料理には定評があります。
特に焼き魚を中心とした「定食」(700円税込〜)はこの店の看板メニュー。「ハラス焼き」や「ぎんだら」、見た目も立派な「ほっけ」や「にしん」など。「日替定食」もあり主に焼き魚(2〜3種類)から選べますが、「ほっけみそ漬け」が人気。ご飯とよく合うその味付けが魅力です。
その他、大衆食堂的な「めだま焼定食」や「たまご焼定食」(単品注文も可)などもあって、何度行っても飽きずに楽しめます。

・店名:お食事処 菊水
・住所:札幌市中央区北11条西22丁目1-1
・電話番号:011-622-2533
・営業時間:7:30〜14:30(日祝は〜14:00)
・定休日:不定休
サツメシ:お食事処 菊水

4. 鮨の魚政:プロのニーズに応える「お任せ」を煮切りで

中央卸売市場と場外市場の間くらいにある「さっぽろ朝市」。メイン通りから少し入った大きな建物(丸果ビル)に入っているためあまり知られておらず、まさに “穴場” といえるでしょう。
一般客も利用できますが、場外市場に比べると専門色の濃い(プロ向けの)店舗が並んでいます。その中に店を構える「鮨の魚政」は、市場関係者や飲食店の方にも人気の高い一軒です。
店内はカウンターが9席のみ。仕事の合間や帰りがけにサッと食べるスタイルが似合います。ゆえに人気は「おまかせ10貫」(2,900円税込)。その日おすすめのネタを握ってもらいます。
つけ醤油を置かず、握りには “煮切り” をひと塗りして出してくれるのも、忙しいプロ達のニーズに応えてのことでしょう。

・店名:鮨の魚政
・住所:札幌市中央区北12条西20丁目1-20 丸果ビル 1F
・電話番号:011-644-9914
・営業時間:6:00〜13:00(売切れ終了)
・定休日:日・祝日(水曜不定休)
サツメシ:鮨の魚政

5. 魚河岸 ひかり寿司:仲卸直営の高コスパ寿司店

「さっぽろ朝市」からもう一軒、「魚河岸 ひかり寿司」をご紹介します。
市場内に店を構える鮮魚店「光水産」の直営なので、コスパの高さが自慢です。
セットメニューの「市場寿司」は10貫お椀付きで1,200円。カニやイクラ、甘エビなどが入っての値段です。少しグレードの上がる「魚河岸」(2,000円)や「ひかり」(2,500円)、さらに “好みの10貫” を自分で選べる「特選握り」(2,800円、お任せも可)はお得感が際立ちます。
店頭で販売されている「生ちらし」は何と600円、圧倒的な高コスパといえるでしょう。同じく「さば棒寿司」も並ぶので、市場見学ついでに購入してホテルでゆっくりいただく。そんな楽しみ方もおすすめです。

・店名:魚河岸 ひかり寿司
・住所:札幌市中央区北12条西20丁目1-20 丸果ビル 1F
・電話番号:011-612-9810
・営業時間:5:30〜13:30
・定休日:日・祝日・休市日
サツメシ:魚河岸 ひかり寿司

6. うなぎ屋 悠:場外市場で味わう鰻料理

海鮮系のイメージが強い場外市場ですが、「うなぎ」を味わえるおすすめの店もあります。「うなぎ屋 悠」です。カウンター3席、テーブル2卓の小さな店ですが、調理に時間のかかる鰻料理には適度な広さともいえます。
ランチは札幌市内でも格安な1,750円(税込)。なるべく低コストの輸入鰻を厳選することでこの値段を実現しています。
お酒を楽しむなら「串焼き」(250円〜)がおすすめ。小さな蒲焼きの串である「短冊焼き」をはじめ「肝」「兜」「鰭(ヒレ)」「レバー」「塩焼き」があり、“焼き鳥感覚”で鰻を楽しめます。
「うな重」には小サイズもあるので、飲んだ後などにはよいでしょう。
夜営業(〜20:00)は月〜水曜日ですが、他の日でも予約をすれば営業してくれます。“場外市場の夜に鰻料理で一杯”、そんな粋な楽しみ方ができる店です。

・店名:うなぎ屋 悠
・住所:札幌市中央区北11条西22丁目1-1 北町プラザ 1F
・電話番号:011-613-8889
・営業時間:月〜水9:30〜20:00(以外は〜15:00)
・定休日:不定休
サツメシ:うなぎ屋 悠

7. 手打ちそば こはし:札幌市内唯一のミシュラン星獲得店

札幌場外市場には属しませんが、すぐ近くに店を構える蕎麦店が「手打ちそば こはし」。この店、札幌市内で唯一ミシュランガイドの星を獲得している名店なのです。
店は普通の一軒家を改装しており、玄関で靴を脱いで上がります。店内はテーブルの間隔を広く取って配置しており、大きな窓からは中庭を眺めることができます。ゆったりした気分で食事を楽しんでもらうための気遣いでしょう。
蕎麦は北海道摩周産と清里産を時期ごとに使い分け、つなぎ無しの “十割そば” を毎日手打ちしています。「せいろ」(900円税込)は香り高く、喉越しのよいそばに仕上がっています。
種物の食材や一品料理は旬を重視して選んでおり、時期ごとの季節感を楽しめます。

・店名:手打ちそば こはし
・住所:札幌市中央区北10条西21丁目1-2
・電話番号:011-621-8482
・営業時間:11:30〜15:00(土日は17:00〜20:00も営業)
・定休日:火曜日・第3水曜日
・ サツメシ:手打ちそば こはし

札幌市場の買い物情報

札幌場外市場やその周辺には、場所柄いろいろな食材を売っています。お土産やホテルに持ち帰れるお弁当などの買い物情報を追記しておきましょう。

8. 丸藤 藤本青果:メロンの販売量ナンバーワン

札幌場外市場で青果なら「丸藤 藤本青果」がおすすめ。市場内でも多くの客が集まり、一際賑やかな人気店です。北海道の野菜や果物を生産者の畑から直送してくれるものもあり、その鮮度の高さは間違いありません。
人気は「メロン」で、その販売量は市場の店の中でも断トツの第一位。特に初夏から登場する「夕張メロン」は、セリに参加する社長の姿がテレビのニュースに登場するほどです。
その他、秋から始まり越冬ものも人気の「じゃがいも」や「玉ねぎ」、春先の「グリーンアスパラ」、夏には「とうもろこし」に「でんすけスイカ」など。どれもが北海道ならではの味を楽しませてくれます。まとめ買いでの発送がおすすめです。

・店名:丸藤藤本青果
・住所:札幌市中央区北11条西21丁目
・電話番号:011-641-9912
・営業時間:4:30〜17:00
・定休日:無休
公式ホームページ

9. 北のグルメ:場外市場最大の海鮮物販売店

札幌場外市場で海鮮土産を買うなら「北のグルメ」がおすすめ。前章で紹介した「北のグルメ亭」を直営する、市場内でも最大規模を誇る販売店です。
その品揃えは他店を圧するものがあり、特に大きな水槽の“活毛ガニ”は看板商品のひとつ。流氷明けの「オホーツク」、夏の「噴火湾」、秋〜冬の「道東」など時期ごとに旬のものが出荷されます。
毛ガニは特製の高圧スチーム釜で一気に蒸しあげ、その旨味と甘みが引出します。そして“活”の良さを味わえるように、“チルド”にこだわって食卓まで届けます。
「うに」「いくら」は共にオリジナル商品を製造販売しています。特に「いくら」は“おみやげアカデミー賞”を受賞したほどの評価を受けている一品です。
その他、鮮魚や干物など海鮮物なら何でも揃っているので、いろいろ組み合わせて発送してもらえば最高の札幌土産になることでしょう。

・店名:海鮮市場 北のグルメ
・住所:札幌市中央区北11条西22丁目4-1
・電話番号:011-621-3545
・営業時間:6:00〜17:00
・定休日:無休
公式ホームページ

10. 海鮮市場めし 兆:コスパ最強の海鮮弁当

札幌場外市場から少し西に向かった場所にある「さっぽろ青果館」。その名の通り青果を扱う店が多く入っていますが、ここに穴場の一軒があります。
「海鮮市場めし 兆(きざし)」です。海鮮弁当が人気の店ですが、驚くべきはそのコスパ。
カニのほぐし身に蒸しウニ・イクラが乗った「三色めし」が540円!これは一食の価値ありです。
その他、「かにめし」「親子めし(鮭・イクラ)」「かにいくらめし」「五色めし」が全て540円。要予約の「海鮮めし」864円は、ズワイ蟹の棒肉が入った豪華版で、その他にも「山盛り」系のお弁当(こちらも要予約)もあります。
札幌場外市場に行ったなら、さっぽろ青果館の「海鮮市場めし 兆」を一度覗いてみてください。

・店名:海鮮市場めし 兆
・住所:札幌市中央区北12条西23丁目6 さっぽろ青果館
・電話番号:011-621-6255
・営業時間:10:00〜13:00
・定休日:日・祝日
サツメシ:海鮮市場めし 兆

札幌では朝食にランチに、北海道の “市場めし” を味わおう

札幌の台所、札幌中央卸売市場・札幌場外市場やその周辺にあるおすすめの店をご紹介しました。
“これだけは食べて欲しい”という名物料理や市場関係者が利用するような、味にはお墨付きの店ばかりです。
朝早くからでもランチでも、札幌に来たならぜひ 北海道の “市場めし” を味わってみてください。