札幌の一人飲みにおすすめの店11選!居酒屋に蕎麦屋、穴場の喫茶店まで
今日は札幌で一人…。
一人出張のときどこかで飲みたい、宴会前に時間があるのでゼロ次会がしたい、一人で出かけたけど軽く飲みたくなった、などなどいろいろな場合があるでしょう。
そんなとき、一人で気軽に入れる店を知っていたら便利です。
今回は札幌で「一人飲み」にうってつけの店を厳選してご紹介します。
セレクトの基準は、手軽な「セット」が用意されていること。
「ほろ酔いセット」や「晩酌セット」、「昼呑みセット」など店によっていろいろあります。
特に“コスパの高さ”を重視、千円で飲める“せんべろ”対応ならなお良し!という観点で実際に利用したうえでのおすすめ店ばかりです。
おすすめ「晩酌セット」の店
一人飲み向けのセットとして「晩酌セット」をメニューに載せる店が多くあります。
これが便利なのは、初めての店でもあれこれ迷うことなく注文ができること。そして値段的にも必ずメリットのある設定がされていることです。
ここでは札幌でおすすめの「晩酌セット」(その他のメニュー名もあります)がある店をご紹介します。
喫茶・軽食 未貴
扉を開ければ「カランコロン…」。
そう、ここは昭和の雰囲気たっぷりの喫茶店、店の名は「喫茶・軽食 未貴(みき)」。
しかしただの喫茶店ではありません。
地下鉄東西線バスセンター前駅に直結したビルの地下にあって、昼にはボリュームたっぷりの日替りランチや弁当などが人気ですが、18時になると始まるのが名物の「晩酌セット」。
飲み物(ビールなど)を注文すると、まず「小鉢」が2つ目の前に。
これでお酒を飲んでいると、おつまみの「プレート」が出てきます。
ローストビーフ・チキン・ポークの3点セットにチーズ、サラミに玉子焼きなどの盛り合わせ。
「おお、なかなかのお得感だ…」と思いつつ2杯目のお酒を注文すると、さらにもう一枚のプレートが出てきてビックリ。
今度は揚げ物系で、鶏唐揚げ・フライドポテト、魚のフライに揚げ餃子・揚げ焼売。
1枚目は冷製で先に提供、2枚目は注文を受けてから調理して熱々で出してくれる。なるほど!と納得。
なお、ドリンクは500円以内が原則ですが、それ以上の場合は差額払いで注文が可能です。
もちろん、厳選の「地酒」もあります(写真は新潟の銘酒「久保田」+80円)。
値段はこれで何と1,500円(税込)。
どう安く見積もっても最後のプレートは“無料サービス”同然、驚きの「晩酌セット」です。
・店名:喫茶・軽食 未貴
・住所:札幌市中央区大通東2丁目 第36桂和ビルB1F
・電話番号:011-221-6296
・営業時間:8:00〜22:00(土曜日11:00〜14:00)
・定休日:日・祝日
・アクセス:地下鉄東西線バスセンター駅(5番出口)直結
市民食堂 月輪
札幌の西1丁目、創成川近くにある「市民食堂 月輪(つきのわ)」は最近流行りの“ネオ酒場”ともいえるオシャレな居酒屋。
「一人飲み」向けにこの店をご紹介する理由は、ユニークな「晩酌セット」(1,300円税込)があるから。
珍しいことにこのセット、何と「一人飲み限定」なのです。
内容はお酒が2杯に「自家製鶏ハム&味玉&ポテトサラダ」の盛り合わせ、「カミカツ」 or 「アジフライ」のセットになります。
この店の名物でもある「カミカツ」は薄く叩いた豚肉をカリッと揚げてあり、ビールのおつまみには最高の一品といえるものです。
元々は東京の有名ビアホールで提供して人気を博したメニューで、今まで札幌ではほとんど見かけることがありませんでした。
そんな名物洋食メニューをつまみながらの「一人飲み」。
今や札幌でも、ここ「市民食堂 月輪」ならできるようになりました(いや、一人出ないとできません)。
・店名:市民食堂 月輪
・住所:札幌市中央区南4条西1丁目 No.5 ミカエルビル1F
・電話番号:011-241-3189
・営業時間:12:00〜15:00、17:00〜23:00
・定休日:火曜日
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
とまり木処 ひだまり
地下鉄東西線の円山公園駅から歩いて5分ほどの場所に「とまり木処 ひだまり」はあります。
気軽に利用できる居酒屋ですが、この店の「ほろよいセット」(17〜20時限定)が魅力的。
ドリンクは生ビールなど2杯(お通し付き)。おつまみは10種類以上の中から3品が選べます。
これに名物の「もつ煮込み」で1,480円(税込)。
特筆すべきがドリンク類に「ホッピー」が含まれること。
そしてこのホッピーが普通ではありません。最初に提供される焼酎がグラスいっぱいに入っています。
その量たるやホッピーが1cm分入るかどうかというほど。
普通のホッピーの少なくとも3倍は優にあるので、これはどう考えてもお得です。
ご主人は各ジャンル料理の修行経験があり、メニューが豊富なこともこの店の特徴であり、特に「チャーハン」(680円〜)はメニューに「絶品」の名を冠するほどの自信作。
「ほろよいセット」で晩酌、締めにチャーハンという楽しみ方もこの店ならではといえるでしょう。
・店名:とまり木処 ひだまり
・住所:札幌市中央区大通西24丁目1-30 第五長寿庵ビル1F
・電話番号:011-676-4222
・営業時間:11:00〜14:00、17:00〜
・定休日:日・祝日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
そば切り 膳
蕎麦屋で楽しむお酒は、「蕎麦前」と呼ばれる江戸の時代から続く粋な食文化です。
地下鉄東西線、西18丁目駅近くに店を構える「そば切り 膳(ぜん)」は、蕎麦前に向いたおつまみが豊富で、お酒も各種そろえています。
この店で一人飲みなら、「夜そばセット」(2,000円)がおすすめ。
お酒1種類(ビール小瓶・焼酎・日本酒一杯から)に、「酒肴三点盛り」、「天ぷら盛り合わせ」、そして締めの「蕎麦」。
酒肴は蕎麦屋の定番「板わさ」や「鴨スモーク」などに、その日の珍味が加わることもあります。
天ぷらはエビ天のほか、野菜が6種類。カリッとした揚げ切りのよい天ぷらです。
最後は自慢の「そば」で締めとなります。
「せいろそば」は手打ちにこだわった、のど越しの良く香り高いもの。
お酒と酒肴で軽く晩酌、そして「天せいろ」の食事。天ぷらでもう少し飲みたいなら熱燗(600円)などを追加注文する。
一人での蕎麦前、この店での「夜そばセット」の楽しみ方といえるでしょう。
・店名:そば切り 膳
・住所:札幌市中央区大通西19丁目1-17
・電話番号:011-631-8863
・営業時間:11:30〜14:30、17:00〜20:00
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東西線西18丁目駅1番出口向い
名代 にぎりめし
次にご紹介するのは居酒屋ではありません。すすきので人気の「おにぎり屋」さんです。
地下にディープな飲み屋街「ススキノゼロ番地」のある建物の1階、「すすきの市場」の西側端にあります。歓楽街すすきのに店を構えればこその24時間営業。すすきので働く方にもお客さんにも便利に利用される人気店なのです。
基本は店頭で販売するテイクアウト専門店で、店の前にはテーブルが並べられています(夜のみ?)が、店の横(通り側)の入口からはカウンターのイートインスペースに入れます。
最初にここは「居酒屋ではありません」と書きましたが、このイートインでは「にぎりめし」はもちろんおつまみ類も用意されているので、ちょっとした「居酒屋」であるともいえます。
カウンター(長椅子で8名程度)だけなので、まさに「一人飲み」向け。
注文に悩んだら「ちょい呑みセット」(1,300円税込)があります。500円以内のドリンク1杯に3点盛りのおつまみプレートがセットになっています。
お酒は生ビールをはじめ、サワー類、日本酒もほとんどが500円以下なので、迷うことなく注文できるでしょう。
締めに看板の「にぎりめし」を1〜2個追加するのが、この店でのおすすめ「一人飲み定番コース」です。
・店名:名代 にぎりめし
・住所:札幌市中央区南6条西4丁目 すすきの市場内
・電話番号:011-512-1616
・営業時間:24時間(イートインは17:00〜翌8:00)
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
回転寿司 ぱさーる
すすきので一人飲み、今夜は「お寿司が食べたい」。
そんなときはここ「回転寿司ぱさーる」がおすすめ。
その理由は店内がカウンターのみ(20席)で、グループや家族客が少なく同じような“一人飲み”のお客さんが多いからです。
場所はすすきの交差点から東に歩いて2分ほど。大通り(国道36号線)に面しており、店の前には「ぱさーる」の電光看板があるので見つけやすいでしょう。
おすすめのもう一つの理由は「晩酌セット」(1,500円)があること。
実は「これだけ(楽しみに来た)」というお客さんもいるほどの人気メニューで、お酒(ビール・日本酒・ハイボール。酎ハイ)2杯に刺身が3点、巻物が1本分(6切れ)。
注文するとすぐに出て来る、まさに一人飲み向き“黄金のセット”。
これに寿司を2〜3皿追加すれば、今夜の晩酌は満足でしょう。
「本日のおすすめ(にぎり)」とボードに書かれたメニューは、この店をおすすめする3つ目の理由。
その日に入った厳選ネタ、特に“活もの・生もの・時期もの”。例えば「活タコ・生さば・秋シャコ」などが並びます。売切れご免!なので、席に着いたら早速チェックしてみてください。
・店名:回転寿司 ぱさーる
・住所:札幌市中央区南4条西2丁目 南4西2ビル1F
・電話番号:011-242-5567
・営業時間:17:00〜23:30
・定休日:日曜日
・アクセス:地下鉄線南北線すすきの駅 徒歩3分
ゼロ次会にも!「昼呑みセット」のある店
一人で軽く「昼呑み」したい。あるいは宴会前にちょこっと「ゼロ次会」を楽しみたい。
そんなときには「昼呑みセット」のある店がおすすめです。
どの店も「昼酒歓迎!」を打ち出しているので、後ろめたさを感じずに昼呑みを楽しむことができます。
酒肴日和 アテニヨル
JR札幌駅を利用するとき、知っていたらとても便利な店が「酒肴日和 アテニヨル」です。
何といってもJR札幌駅直結の「パセオウエスト」の1階、走れば札幌駅西改札まで約1分で到着する好立地にあります。
電車待ちや時間調整にもランチや“ちょい飲み”に使えます。宴会本番前の「ゼロ次会」にもよいでしょう。
店も「昼呑み大歓迎!」を掲げており、一人飲み、昼呑みに最適なセットが用意されています。
14時までなら「昼呑みセット」(980円以下全て税抜)。
店の名前にもある「アテ(おつまみ)」の5種盛りにドリンクが2杯、アテは惣菜・珍味系など十分な量が提供されます。
14時から18時までは「ほろ酔いセット」(1,480円)。「昼呑みセット」の2杯目が「利き酒セット(3種)」に変わります。
さらに開店から18時まで通しで注文できるのが「酔いどれセット」(1,780円)。「ほろ酔いセット」にドリンクがもう一杯(計2杯+利き酒セット)付いた豪華版です。
昼はこれらのセットを楽しみ、夜にはグラス売りの銘酒で舌鼓。「アテニヨル」は、そんな使い方もできる駅直結の便利な居酒屋です。
・店名:酒肴日和 アテニヨル
・住所:札幌市北区北6条西4丁目 札幌パセオウエスト1F
・電話番号:011-213-5877
・営業時間:11:00〜23:45
・定休日:無休
・アクセス:JR札幌駅直結(西改札)
酒菜日和ナマラヨシ
「酒菜日和ナマラヨシ」は「酒肴日和 アテニヨル」の姉妹店。
アテニヨルがパセオの西端ならナマラヨシは東端、今まで飲食店が少なかったパセオイーストに待望の「昼呑み居酒屋」の登場です(2020年1月に開店)。
アテニヨルと異なり立ち飲み席も用意して、より気軽に利用できるようになっています。
昼呑みなら「昼酌セット」(1,080円以下全て税抜)があります。
内容はアテニヨルの「昼呑みセット」と同じく「アテ5種盛り」にお酒が2杯(元々アテニヨルも「昼酌セット」というメニューでした)。こちらも開店(11時)から14時までの限定です。
11時から17時まで注文可能なセットが「グイ呑みセット」(1,480円)。
これはアテニヨルの「ほろ酔いセット」同様に昼酌セット+2杯目が利き酒3種に変わったもの(14時からは税込330円のお通しが付きます)になります。
札幌駅で西にいたなら「アテニヨル」、東にいるなら「ナマラヨシ」。
札幌駅・パセオでの昼呑みは万全の体勢になりました。
・店名:酒菜日和 ナマラヨシ
・住所:札幌市北区北6条西2丁目 パセオイースト1F
・電話番号:011-213-5178
・営業時間:11:00〜23:30
・定休日:無休
・アクセス:JR札幌駅直結
立呑みパラダイス
札幌での「昼呑み」なら外せない一軒が、その名も「立呑みパラダイス」。
札幌駅前地下歩行空間に直結ビルの地下にあります。
何といっても駅直結で昼(11時)から終電間際(23時)までのロングラン、しかも“通し営業”。
ビルの地下なのでドアを開けて入ることもなく、暖簾をくぐるだけ。通路からはオープンな店内が見えるので気軽に入店できます(これ、重要です)。
ランチメニューもあり、これを立ち食いでサッと済ますなど、ビジネスマンの出張時などに便利でしょう。もちろん、ランチタイムでもおつまみメニューは限られますが「昼呑み」も可能です。
そしてこの店の売りは午後(14時〜)からの「ちょい呑みセット」。
ドリンク1杯におつまみ1品(メニューから選択)、串カツミニセット(3本)で799円(税抜)。
立ち呑みで格安のセットがあることは、まさに一人飲みに最適といえます。
自慢の串焼きや串カツを中心に居酒屋メニューは一通りそろっているので、ディナータイムや帰りがけ、宴会後の締めの一杯に寄ってみるのも楽しい店です。
・店名:立呑みパラダイス
・住所:札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1F
・電話番号:011-211-6677
・営業時間:11:00〜23:30
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線さっぽろ駅 徒歩1分(直結)
自分で「晩酌セット」が作れる店
次にご紹介する店は「晩酌セット」などはありませんが、その代わり「自分の晩酌セット」を作れます。
記事を読んでいただければ分かりますが、セットにしなくてもよいほどコスパが高い店なので、人気メニューを組み合わせれば自動的に「晩酌セット」が出来上がる、というわけです。
やき鳥 金富士
「やき鳥 金富士」は札幌の焼き鳥屋としては老舗の一軒、地元の酒好き・焼き鳥好きの間では“知らぬ者なし”とまで言われる店です。
「やき鳥」の看板を掲げますが、北海道における焼き鳥は「豚肉」もよく使われ、ここ金富士でも「豚肉・もつ」もメニューに載っています。
ほとんどの串は3本で280円、豚系は「ブタ」「タン」「ガツ」「レバー」。鳥系は「とり」「とり皮」「とりもつ」というラインアップ。
そしてユニークなのが、お酒を頼むごとに「お通し」が無料で付いてくること。
「生ビール」は470円。日本酒の「佳撰(男山)」や「にごり酒」は300円とリーズナブル。
そのため串を一皿注文すれば、後はお酒だけ。なんて注文も可能です。
今回の注文の場合、生ビール(470円)+にごり酒(300円)+レバー(280円)、これで合計1,050円。生ビールを「佳撰」に変えれば何と880円!
こんな「晩酌セット」いかがでしょうか?
・店名:やき鳥 金富士
・住所:札幌市中央区南5条西3丁目 N C北専プラザB1F
・電話番号:011-531-7740
・営業時間:17:00〜24:30
・定休日:日・祝日
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
四文屋(すすきの店)
「四文屋」といえば東京は中野の新井薬師に本店を構え、都内を中心に全国に店舗展開をしています。もちろん札幌にも進出しており、現在6軒の店舗があります。
ここでは代表として「すすきの店」をご紹介します。
これだけ多くの店舗がありながら「チェーン店」っぽさを感じさせず、各店とも新井薬師「分店」のような雰囲気を持っているところが「四文屋」の魅力でもあります。
看板メニューは「焼とん」。これが全て100円(一部例外あり、以下全て税抜)なのです。
この焼とんを中心に「晩酌セット」を組んでみましょう。
まず焼とんから「シロ・レバ・カシラ」の3本(300円)をチョイス。
これに人気の「もつ煮込み(煮込み豆腐もあり)」(350円)、ドリンクは「生ビール」(350円)。
これで(税抜ではありますが)1,000円という手頃なセットになります。
まずはこのあたりからスタートして、もう少し飲みたいなら名物「梅割焼酎(金宮25°)」(350円)などはいかがでしょう?
焼とんや煮込みとの組み合わせでは「通好み」で知られるお酒です(ただし3杯まで)。
ここ「四文屋 すすきの店」は15時から営業しているので、“午後のちょい呑み”や“ゼロ次会”にはうってつけ。もちろん夜の宴会でもそのコスパの高さは抜群です。
・店名:四文屋 すすきの店
・住所:札幌市中央区南5条西5丁目 ASIL SAPPORO
・電話番号:011-521-4567
・営業時間:15:00〜24:00
・定休日:無休
・アクセス:地下鉄南北線すすきの駅 徒歩5分
札幌で「一人飲み」を楽しもう
札幌で「一人飲み」を楽しめるおすすめ店をご紹介しました。
「晩酌セット」のある店、「昼呑み」向けのセットを用意している店、そして「自分で手頃なセットを組める店」のセレクトになりました。
どの店もメニューに特徴があること、コスパがとても高い(セットでお得になっている)ことが共通しています。
ぜひ札幌での一人飲み、昼呑み、ゼロ次会、締めの一杯…を楽しんでください!