札幌のお洒落タウン円山でおすすめのグルメ10選!
札幌の「円山地区」といえば、もちろん地名の由来となる標高225mの円山、その麓には円山公園や北海道神宮、円山動物園などの自然にあふれる観光スポットがあることで知られます。
さらに閑静な住宅街や北海道神宮への裏参道を中心にお洒落な飲食店が点在し、札幌有数のグルメスポットにもなっています。
今回は札幌の中心部ともいえる大通駅から地下鉄東西線で3駅とアクセスにも便利な円山公園駅を中心に、周辺のおすすめ店をご紹介します。
ラーメン、中華、スープカレー、蕎麦、居酒屋、焼き鳥、日本料理、寿司、フレンチ、BARとランチにディナー、仕上げの一杯まで楽しめる10の料理ジャンルから幅広く選んでみました。
円山 嬉:円山で人気の無化調ラーメン
円山で“無化調”のラーメンといえば「円山 嬉(うれし)」は外せません。
この店はご主人のワンオペでありながら、券売機の前でちょっと悩んでしまう(ほど魅力的な)メニュー構成で「麺」も3種類用意するというこだわりです。
入店後はまず券売機での食券購入ですが、“トップオブメニュー” といえる(その店のおすすめのことが多い)左上ボタンには「魚醤」が表示されています。
同じ醤油系では「チャルメラ正油・正油キムチ」、味噌系は「味噌・辛みそ・辛みそキムチ・みそカレー」、塩系は「しお・うま塩・塩ブラック・しお梅・しおキムチ・しおカレー」その他カレー味には「とろみカレー」もあります。
醤油・味噌・塩の定番3種類をそろえながら、チャーシュー(この店ではトッピング扱い)などでメニューを増やすより、独特なバリエーションに展開していることがこの店らしさです。
最初であればまず「魚醤」からスタートしてみてはいかがでしょうか。無化調とは思えない深い旨みを味わえることでしょう。
なお、麺は塩系に合う「細麺」、魚醤など正油系によい「中麺」、味噌やカレーなど濃厚なスープに向いた「太麺」という3種類が用意されています。おすすめの組み合わせ以外に、時々麺を変えてみるのも新たな発見があって楽しめるかもしれません。
・店名:円山 嬉
・住所:札幌市中央区大通西23丁目1-16
・電話番号:011-215-4478
・営業時間:11:00〜24:00
・定休日:水曜日・第3火曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
中華飯店 秀円:円山で町中華を楽しめる
オシャレな街として知られる円山にあって、庶民的な「町中華」が楽しめる店なら「中華飯店 秀円(ひでまる)」が人気です。
円山のグルメストリートとも言われる裏参道に対しこちらは表参道、その第一鳥居の袂に店はあります。
店内にはテレビ、さらにはズラリと並んだコミック類。これぞ街中華といった雰囲気ですが、人気の理由はそれだけではありません。
料理もラーメンをはじめとする麺類・点心・各種の炒め物などがそろっており、さらにそれぞれが「小サイズ or ハーフ」でも注文できるため、より多くの料理を楽しめる。これも「秀円」の魅力になっているのです。
そんな豊富な料理の中でも一番人気が「チャーメン」。
北海道では小樽などでご当地グルメにあげられる「あんかけ焼きそば」ですが、この店では「醤油・塩」の2種類の味があります。
具には豚肉に各種の野菜、エビやイカなどの魚介類が投入され、麺には香ばしい焼き目。これが秀円「チャーメン」の特徴です。
そのほか、店の自信を感じさせるその名も「名物 レバニラ炒め」は高品位なレバーを軽く揚げて炒め、食感と旨味を同時に味わえる一皿に仕上げます。
これらを(小)あるいはハーフサイズで組み合わせていろいろ味わう。まさに “街中華ならでは” の楽しみ方といえるでしょう。
・店名:中華飯店 円山 秀円
・住所:札幌市中央区北1条西25丁目1-23
・電話番号:011-640-7766
・営業時間:11:30〜22:00
・定休日:火曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
スープカレー MATALE:裏参道で人気のスープカレー
円山のグルメストリートといえば「裏参道」。その裏参道で人気のスープカレー店が「MATALE(マタレー)」です。
気軽に使えそうなカフェ風でありながら、オシャレ感も漂う店造りも魅力といえるでしょう。もちろんスープカレーの味も人気の理由であることは間違いありません。
この店のスープカレーは野菜と半熟卵がベースの具材として入っており(3種類の)スープと辛さを決めたら後はメイン具材を選ぶだけ。
一番人気は「手作りハンバーグ」。ハンバーグはオンライスで提供されます。
そのほかにも「牛ロースステーキカレー」や「道産牛スジ煮込みカレー」、さらに「チキン」系や「鴨のロースト・角煮・ベーコン・生ラム香草焼き」など肉を使ったバリエーションメニューが豊富なのも特徴です。
チキンはパリッと揚げた「パリパリ」か「煮込み」かを選べるようになっており、それぞれの食感の違いまで楽しめます。
・店名:スープカレー MATALE(マタレー)
・住所:札幌市中央区南1条西23丁目1-8
・電話番号:011-641-8844
・営業時間:11:30〜15:00、17:00〜22:00(土日祝の昼は〜16:00)
・定休日:木曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
さくら庵:住宅街に佇む蕎麦の名店
円山も少し南に向かうと閑静な住宅地が広がります。
そんな中にひっそり佇む蕎麦店が「さくら庵」。
控えめな看板だけなので、遠目には何の店か分かりませんが、中に入ってみれば「和」の雰囲気に溢れた造りになっています。
この店のそばは白っぽい更科系のもの。コシもしっかりあって、辛口のつゆになじみます。
人気は「鴨せいろそば」。
ローストビーフのような薄いピンク色を残す鴨肉は高級感たっぷり。温かいつゆが別盛りされて、鴨肉に好みの分量をかけていただくスタイルです。
「天ぷら」も名物の一つで、そのサックリとした揚げ切りは専門店顔負けといえるもの。
それを味わえる「天せいろそば」や温かいつゆに天ぷらが入った「別製天せいろそば」はこの店の定番となっています。
・店名:さくら庵
・住所:札幌市中央区南5条西24丁目1-34
・電話番号:011-533-0789
・営業時間:11:30〜15:00、17:00〜19:30(月土日)
・定休日:水曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩8分
とまり木処 ひだまり:円山でコスパ抜群の居酒屋
円山で居酒屋、特に仕事の帰りがけに一人飲み、そんな時におすすめしたい店が「とまり木処 ひだまり」です。
おすすめは「ほろよいセット」。
「お通し」に3品選べる「おつまみセット」、名物の「煮込み」、これにお酒が2杯という組み合わせですが、お酒は「ホッピー」も選べます。
このホッピーが驚きで、「ナカ(中)」と呼ばれる焼酎が、大きなグラスになみなみと注がれてくるのです。最初はホッピーをほとんど入れられないほどで、これだけで他店の3〜5倍ほどの量になるでしょう。
腕達者のご主人が作る料理はどれもがオススメですが、中でも自信満々なネーミングの「絶品チャーハン」は一度お試しの価値ありです。
ランチには、こちらも人気の「ラーメン(各種)」とのセットがコスパ抜群といえる値段設定になっています。
・店名:とまり木処 ひだまり
・住所:札幌市中央区大通西24丁目1-30 第5長寿庵ビル1F
・電話番号:011-676-4222
・営業時間:11:00〜14:00、17:00〜LAST
・定休日:日・祝日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
しろ(SHIRO):円山のお洒落系焼き鳥店
お洒落な街円山で、札幌 “お洒落系焼き鳥” の先駆けとなった店がここ「しろ(SHIRO)」でしょう。
高級寿司店を思わせるような一枚板のカウンターに、ワインの揃えが自慢です。
元はワインバーの姉妹店からスタートしたことで、煙が充満したオヤジの店というおイメージを脱して“ワインで焼き鳥を楽しむ”というお洒落なスタイルを作り上げました。
しかし、そんな見た目だけがこの店の持ち味ではありません。
焼き鳥に使う「鶏」には徹底してこだわっており、比内地鶏を生産者から直接仕入れています。
それを店で捌いているため、メインの鶏肉はもちろん希少な部位が常に確保できるのがこの店の強みになっています。
特に「ソリ」はフランス語で「愚か者はそれを残す(ソリレス)」を意味するほどの希少部位で、一羽に2個しかなく、丸ごと取り出すため包丁が入らずにジューシーさが保たれるという肉なのです。
こんなこだわりの焼き鳥を摘みながら厳選のワインを味わう。
これぞ、円山の地によく似合う「しろ」ならではのお洒落なスタイルといえるでしょう。
・店名:しろ(SHIRO)
・住所:札幌市中央区南4条西24丁目1-24
・電話番号:011-521-4060
・営業時間:18:00〜24:00
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩6分
日本料理 とらや:円山で味わう日本料理の真髄
円山公園にほど近い環状通り沿いに店を構える「日本料理 とらや」は、札幌でも屈指の和食を楽しめる名店として知られます。
この店の特徴は季節ごとの「野菜」を味わえること。
そのために自家農園まで設けているほどのこだわりなのです。
名物は「15種類の野菜のおひたし」ペコロスやズッキーニ・ニンジン・レンコン・カリフラワーなどたくさんの野菜の「旬」が楽しめます。
さらに「ごはん」のおいしさも店の看板とするもので、季節の食材を使う「土鍋炊き込みご飯」はもう一つの名物となっているほどです。
夏には「うなぎ」、秋には「松茸」という限定の会席もメニューに登場し、ここにも旬を感じることができるでしょう。
・店名:日本料理 とらや
・住所:札幌市中央区大通西28丁目4-14
・電話番号:011-611-7688
・営業時間:12:00〜14:30、18:00〜22:00
・定休日:月曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
すし 宮川:札幌を代表する寿司の名店
今や札幌を代表する寿司店といえる「すし 宮川」は、円山公園駅近くの南大通り沿いに店を構えます。
その評価はミシュランガイドでも3つ星を獲得するほどで、その知名度は全国レベルといっても過言ではないでしょう。
この店の営業スタイルは17時からと19時30分スタートの2部制です。
料理は「おまかせ」のみで、前半は仕込みの技術を堪能できる「酒肴類」、そして後半は「握り」が10貫ほどのコースになっています。
酒肴類で特に人気が高く、この店のスペシャリテともいえる一品が「蒸し鮑」。
鮑の肝と煮汁で作ったソースとともに提供され、鮑を食べた後にはソースに少しのすし飯を追加してその旨味をしっかり味わえます。
中トロの漬けや茹でた車海老など江戸前の仕事も感じられる握りも魅力的で、総合的にも満足度の高い寿司店であることは疑いようがありません。
・店名:すし 宮川
・住所:札幌市中央区南1条西24丁目1-30 円山OCT BLD1F
・電話番号:011-613-2221
・営業時間:17:00〜19:15、19:30〜(2部制)
・定休日:水曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
料理とワイン Bontemps:南円山の隠れ家フレンチ
「ここにお店が?」と思わせる南円山の住宅街。周りには飲食店どころか何の店も見当たりません。
その分、ゆったり落ち着いて食事が楽しめる「料理とワイン Bontemps」は円山で知っておきたい一軒です。
ご主人は本場パリでの修行経験もあり、直近では道東のオーベルジュのシェフとして活躍された方。
この店では本格的なフランス料理のコースから、ワインバー的にアラカルトで楽しむこともできる懐の広さが魅力です。
例えばチーズを使った小さなシューである「グジェール」にグラスシャンパンで乾杯。
その後は「コンテチーズのファーブルトン」やひと口サイズの「海老パン」、さらには「甘エビとマカロニのグラティネ」などワインにベストマッチな料理が待っています。
しっかり食事をというならこの店の名物ともいえる「標茶町 星空の黒牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」を赤ワインとともに味わってみてはいかがでしょうか。
きっと店名どおりの “bon(良い) temps(時間)” を過ごすことができるでしょう。
・店名:料理とワイン Bontemps(ボンタン)
・住所:札幌市中央区南6条西21丁目3-8
・電話番号:011-206-9227
・営業時間:11:30〜13:30(金土日)、18:00〜23:00(L.O.)
・定休日:月曜日(祝日営業あり)
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩10分
Bar Relache MARUYAMA:円山の一軒家に本格BAR
「円山での食事のあと、ゆったりした時間をお酒とともに楽しみたい」
そんな気分なら「Bar Relache MARUYAMA(ルラーシュ円山)」へ寄ってみることをおすすめします。
円山の中小路にポツンと灯る看板、一軒家をリノベーションした隠れ家的な店構えです。
店内は照明を適度に落とした落ち着く雰囲気で、最初に出されるチャームから手抜きのないことがわかります。
チーズにナッツ、カナッペなどの組み合わせで、しばらく“つまみ”に悩む必要がないほどです。
おすすめは「フルーツカクテル」。
季節ごとに旬の果物を厳選してカクテルを作ってくれます。
ある時は「アンデスメロン」のカクテル。さらに「イチゴ」や「パイナップル」、夏には「スイカ」のカクテルなども味わえます。
2人のバーテンダーの接客も良く、一人飲みや連れだっての訪問などその時の状況に合わせた距離感でのコミュニケーションもこの店の魅力といえるでしょう。
・店名:Bar Relache MARUYAMA(ルラーシュ円山)
・住所:札幌市中央区南1条西25丁目1-10
・電話番号:011-614-0006
・営業時間:19:00〜翌2:00
・定休日:日曜日
・アクセス:地下鉄東西線円山公園駅 徒歩1分
円山でお洒落にグルメを楽しもう!
札幌のお洒落タウン「円山」でおすすめの店を料理のジャンルごとにご紹介しました。
どの店も名物といえる料理があるので、まずは記事を参考にその一品を食べに行くことをおすすめします。
円山は札幌中心部からそれほど離れていない場所にもかかわらず自然もたっぷり、人気の観光スポットもあるので、散策のついでに円山でお洒落にグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。