札幌のグルメスポット「創成川イースト」のおすすめ店12選!
創成川イーストとは?
「創成川イースト」とは、札幌市中央区の「創成川」とそれに並行する「創成川通り」の東側の地区を指します※。古い街並みと近年盛んに行われているマンション建設が共存する、そんな独特の雰囲気を漂わせる地域です。
中心に位置する「二条市場」は札幌を代表する観光・グルメスポットであり、周辺には新たな「食」を提供する店も増えています。
今回はそんな「創成川イースト」で “グルメを楽しむならここ!” というおすすめの店をご紹介します。
朝・昼・晩(夜)という時間帯ごとにご紹介しますので、「創成川イースト」を一日中楽しむ時の参考にしてください。
※ 範囲の厳密な定義はありませんが、ここでは北は「サッポロファクトリー」周辺、南は「国道36号線」。東端は「東7丁目」あたりと想定してご紹介しています
創成川イーストの「朝」
創成川イーストの「朝」は早い。それは中心部に「二条市場」があるから。
さらに、ちょっとお洒落なカフェも開店します。
FAbULOUS:“萌え断”ならこの店のモーニングサンド!
「創成川イースト」で朝をオシャレにスタート!
そんな時には「FAbULOUS(ファビュラス)」へ行ってみましょう。
“衣・食・住” に “アート” も融合した空間が併存するカフェレストランです。外観は雑貨屋か花屋にも見える店構えで、入店しても「ここは何の店?」という印象を持つかもしれません。
カフェレストランとしては、1日をモーニング/ランチ/カフェ/ディナーと4つの時間帯に分け、それぞれの料理を提供しています。
今回は4つの時間帯から「モーニング」をご紹介します。
この店の「MORNING MENU」はサンドイッチorトーストとDRINK BARの組み合わせ。
一番人気は「ベジタブルサンド」(税込980円)。見た目もビックリという分厚さで、アボカド・キャロットラペに紫キャベツ・レタス・トマト・キュウリを整然と重ねまま半分にカットします。
その断面は配色も見事で、まさに“萌え断”!写真映えもバッチリです。
その他、「フルーツサンド」(980円)やトーストに「小倉&ホイップクリーム」(780円)、「たまごサラダ」のトーストセット(880円)なども用意されています。
コーヒーやホットティ、オレンジジュースなどのフリードリンクと組み合わせて、朝のひとときをゆったりと過ごしましょう。きっと良い1日のスタートになりますよ!
なお、直近では感染防止の観点から営業時間を変更する場合があるので、事前の確認をおすすめします。
店名:FAbULOUS(ファビュラス)
住所:札幌市中央区南1条東2丁目3-1 NCKビル 1F
電話番号:011-271-0310
営業時間:9:00〜21:00
定休日:不定休
アクセス:地下鉄東西線バスセンター駅3番出口 徒歩1分、大通駅34番出口 徒歩5分
食事処 ながもり:二条市場で“焼き魚”ならここ!
「創成川イースト」を代表する観光名所であり、グルメスポットでもある「二条市場」。100年以上という歴史を持つ伝統の市場です。
そんな二条市場で朝食なら「食事処 ながもり」をお勧めします。この店は数ある二条市場内の食堂の中でも海鮮系の丼はもちろん、特に焼き魚の質が高いことで知られています。
例えば「開ほっけ定食※」(税込980円)を頼んでみれば、目の前に現れる「ほっけ」は皿からはみ出すほどの大きさと、その脂の乗りに驚くはずです。※店頭の品書きには「真ほっけ定食」とあります。
その他、「サーモンハラス」(880円)や「銀鱈」(1,200円)、「銀むつ」(1,200円)などの各定食も人気です。
もちろん海鮮系の丼も人気で、特に「いくら丼」(2,300円)やハーフ&ハーフの「うに・いくら合わせ丼」(3,400円)などは是非一度お試しを。
看板にも「美味 かに汁」とあるように、「かに汁」(350円)はまさにこの店の“看板商品”。ややあっさり目の味付けで、かにの旨味とのバランスが良く、口の中に“北海道”感が広がります。
店内にはアイドルグループのサインとその訪問時に食べたメニューをしっかり「セット」として売り出しており、それを目的に訪問するお客さんも増えています。
店名:食事処 ながもり
住所:札幌市中央区南3条東1丁目8
電話番号:011-222-6733
営業時間:8:00〜18:00
定休日:無休
アクセス:地下鉄バスセンター駅 徒歩8分
魚や がんねん:魚の目利きが作る「海鮮丼」
「二条市場」からおすすめの「海鮮丼」が食べられる店をもう一軒ご紹介しましょう。
その店は「魚や がんねん」。北海道らしい新鮮な魚介の定食や丼類が人気の店です。
二条市場内からはやや南側に隣接したビルの一階でひっそり営業しているので、観光客には穴場的な店になっています。
地元の食通や常連の出張客がよく見られるようです。
その理由は、元(二条市場の)鮮魚店で働いていたご主人の “目利き” にあります。
つまり他店と比べてもコスパの高い料理が食べられるのです。
メニューは主に「海鮮丼」「お刺身定食」「焼魚定食」の3分類。
黒板には「のり」や「たらこ」などの“ご飯のおとも”があり、その他「数量限定」の定食が書かれていることもあります。
この店でまずおすすめしたいのは「6色丼」(1,900円、以下全て税込)。
生本マグロにほたて、ズワイガニ・サーモン・タコに極上イクラという構成です。
生の本マグロにこだわり、ホタテも「赤玉」と呼ばれるオレンジっぽい色の希少品が登場します。
丼定番のズワイガニに加え、サーモン・タコはともに単独の定食メニューにしているほどの品質で、イクラはその名のとおり“釧路産の極上もの”。
この店の売りの一つになっており、市内の海鮮丼の中でもトップクラスの素材といえるでしょう。
ご飯は酢飯 or 白飯を選べます。酢飯はほどよい酢の効かせ方で、どの魚介とも良く合うものです。
そして「海鮮丼」ながら、サラダに小皿(一品ものに漬物)、味噌汁が付いてくる“定食”スタイルです。
この内容で2000円以下とは、周辺の店と比べてもかなりの高コスパであることは間違いありません。
二条市場での朝食なら、ここ「魚や がんねん」をぜひ覗いてみてください!
店名:魚や がんねん
住所:札幌市中央区南3条東1丁目5 アルファコート 1F
電話番号:011-272-3770
営業時間:8:00〜14:00
定休日:不定休
アクセス:地下鉄大通駅35番出口 徒歩4分、バスセンター前駅1番出口 徒歩3分
たけ江鮨:カウンター3席の名物寿司店
引き続き「二条市場」から今度は、穴場の寿司店です!
その店は「たけ江鮨」。“たけえ(高い!)” という自虐的な店名もユニークですが、味は本物の店です。
この店、二条市場の通りを歩いているだけでは見つかりません。
市場の中に入った通路にあるからです。
暖簾のかかった店はカウンターに椅子がわずか3席!
その横にあった立ち食いスペースにも(現在は)椅子が置かれ計5人が座れますが、ネタケースを目の前にした席はたったの3席しかありません。
メニューはセットものが中心。9貫で1,500円(税込)の「竹」からあり、「まぐろとろ」「うに」「いくら」などの高級ネタは「特上」(10貫2,500円)から入ります。
さらに2貫が追加された「おまかせ」(3,300円)なら、その日のおすすめを全て握ってくれます。
特に「まぐろ」にはこだわり、常に高品質なものが用意されています。
シャリはやや小さめなので、12貫でもあっさり食べ切れるでしょう。
「お好み」で一貫から注文できるので、最初にセットを頼んで、お腹の具合で追加するのがおすすめです。
創成川イーストで朝をスタートするなら、ここ「たけ江鮨」は候補の一軒として覚えておいてくださいね!
店名:たけ江鮨
住所:札幌市中央区南3条東1丁目8 二条市場内
電話番号:011-251-5362
営業時間:8:00〜17:00
定休日:不定休
アクセス:地下鉄大通駅36番出口 徒歩5分、東西線バスセンター前駅1番出口徒歩3分
創成川イーストの「昼」
創成川イーストのランチなら「中央バス札幌ターミナル」へ行ってみましょう。その地下街には “穴場” の店がたくさんありますよ!
もちろん「二条市場」も昼はまだまだ営業しています!
七福食堂:チャーハンが大人気の“おでん食堂”
創成川に並行した「創成川通り」の東側に面して立つ「中央バス札幌ターミナル」ビルですが、その地下には穴場の店が並ぶ地下飲食街があります。
その中一軒「おでん 七福食堂(しちふくしょくどう)」は昼時には圧倒的な集客を誇る人気店です。
店は昭和の雰囲気を漂わせるノスタルジックな造り。暖簾には大きく「おでん」の文字があります。
しかしこの店、一番人気は「チャーハン」なのです。ランチタイムにはお客さんの9割近くが注文するほど!
その「チャーハン」は肉・玉ねぎ・にんじんに卵、そして紅生姜を乗せたシンプルな具材(カニ・ホタテのチャーハンもあります)、味付けは実に “家庭的” でボリュームはたっぷりながら値段は500円。
税込なので本当の“ワンコイン”、しかも大根のサラダと味噌汁も付いてです!
(「中盛」600円もありますが、かなりの量になります)
昼には看板の「おでん定食」(700円)もありますが、昼はチャーハンが人気の食堂、夜は“一人飲み”もできる大衆居酒屋になります(通し営業なので昼飲みもできます)。
おでん以外にも居酒屋定番の「冷奴」(200円)や「きゅうりみそ」(200円)をはじめ、懐かしの「魚肉ソーセージ炒め」や「赤ウインナー炒め」(各300円)など、魅力的な品揃え。人気の「チャーハン」も昼同様に注文可能です。
バスターミナル(「大通バスセンター」ではないのでご注意を!)を利用の際はもちろん、創成川イースト散策の折にも寄ってみてはいかがでしょうか?
場所は地下鉄東西線のバスセンター前駅(ホームからは5分、2番出口からは2分程度)ですが、さっぽろテレビ塔から創成川通りを挟んで斜め向かいにあるので、大通駅からでもアクセス可能です(東西線ホームからは10分弱)。
店名:おでん 七福食堂
住所:札幌市中央区大通東1 中央バス札幌ターミナルB1F地下飲食街
電話番号:011-221-1769
営業時間:11:00〜21:00(土日祝〜20:00)
定休日:年末年始
アクセス:地下鉄東西線バスセンター前駅 徒歩5分
らーめん紫雲亭:名店インスパイアのラーメン!
同じく「中央バス札幌ターミナル」ビルの地下にある食堂街でラーメンなら「らーめん紫雲亭(しうんてい)」があります。
この店で印象的なのは、店内に飾られる「富公」という暖簾。
「富公(とみこう)」とは、かつて札幌でその名を轟かせた有名店で、平成4年(1992年)に店主の逝去により閉店しました。しかしその後も語り草となり、今でもその “伝説の味” を求め続けるファンが多いことで知られます。
ここ「らーめん紫雲亭」は創業店主自身が「富公」の熱心なファンであり、富公の閉店後、洋食のシェフからラーメン職人に転身した際に富公の暖簾を譲り受け「その味を目指した」というエピソードがあります。
そんな経緯からかつての富公ファンが紫雲亭に集まるようになり、店に飾られる暖簾を懐かしみながら富公インスパイアのラーメンを味わっているのです。
一番人気は富公同様に「醤油ラーメン」(税込800円)。
豚骨にアジ煮干しなどを組み合わせた「ダブルスープ」系で、麺は富公と同じ西山製麺の “特注低加水麺” を使っています。
その他“店主オススメ”とある「塩ラーメン」や「カレーラーメン」もあります。
サイドメニューの「ハーフキーマカレー」「ハヤシライス(ハーフ)」「ミニチャーシュー丼」はラ ーメンとのセット(+300円)限定になります。
特に「キーマカレー」は本格的なスパイス感のあるもので、このスパイスの刺激がラーメンのスープともマッチします。
なお、営業時間の最新情報はFacebookでご確認ください。
店名:らーめん紫雲亭
住所:札幌市中央区大通東1-3 中央バス札幌ターミナル B1F
電話番号:011-271-4010
営業時間: 11:00〜20:00(土・祝〜19:00)
定休日:日曜日・第一月曜日
アクセス:地下鉄東西線バスセンター前駅(2番出口) 徒歩2分
だるま軒:ここぞ札幌ラーメンの“元祖”店
創成川イーストの中心ともいえる「二条市場」には札幌ラーメンの “元祖” があります。「だるま軒」です。
戦後間もない昭和22年前後頃、札幌の薄野で何軒かのラーメン屋台が営業を始めました。これらが今に続く札幌ラーメンの発祥となります。その中の一軒が「だるま軒」で、昭和24年(1949年)には二条市場の一角に店を構えました。
札幌ラーメンの走りとなった「だるま軒」はその後も営業を続け、今なお二条市場の一角で昔ながらの「札幌ラーメン」を作り続けています。
店に貼ってあるメニュー表の一番上には「醤油ラーメン」(税込750円)。それが表すように “元祖” の札幌ラーメンは “醤油味” なのです。
今でこそ人気の「味噌ラーメン」ですが、だるま軒開店から数年後の昭和29年(1954年)に「味の三平」のメニューに載ったのが最初とされています。
「だるま軒」の醤油ラーメンは昔懐かしい支那そば風で、口当たりの柔らかい縮れ麺に澄んだスープ。具はチャーシュー・メンマにネギ・海苔に(特徴的な)薄い伊達巻が乗っています。
おすすめは「定番セット」(950円)。「醤油ラーメンとミニカレーライス」のセットです。
面白いのは「逆セット」(950円)というメニューもあって、こちらは「ミニ醤油ラーメン+カレーライス」、つまり逆になるわけです。
セットの「カレーライス」は単品(700円)としても人気のメニューで、ラーメンのスープを使ったこの店ならではのカレーです。
この(定番・逆)「セット」は “醤油ラーメンだけ” の組み合わせ。この辺にも “元祖” としてのこだわりが感じられます。もちろん「みそラーメン」も炒めたもやし入りのオーソドックスな味が楽しめるので、ぜひ一度お試しを。
創成川イーストで昼食なら、ここ「だるま軒」で “元祖” の札幌ラーメンを味わってみてはいかがでしょうか(2021年12月時点では8時からの「朝ラーメン」もやっています)。
店名:だるま軒
住所:札幌市中央区南3条東1丁目 新二条市場内
電話番号:011-251-8224
営業時間:11:00~17:00(売切れ終了)
定休日:木曜日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩8分
洋食マーシュ亭:ランチにおすすめの「カツカレー」
札幌で屈指の人気洋食店「マーシュ亭」は地下鉄東西線バスセンター前駅(5番出口)からすぐ。まさに “創成川イースト” エリアです。
この店では「ハンバーグ」や「ポークカツ」をはじめどの料理も人気ですが、今回は「ポークカツカレー」(税込1,300円)を紹介します。
この店では洋食店らしく、“とんかつ” は「ポークカツレツ」としてランチの定食でも提供しています。
そして洋食といえば「カレー」。この店では「海軍カレー」(ポーク&野菜)が人気です。
この2つの人気料理を組み合わせた、まさに“黄金のコンビ”メニューが「ポークカツカレー」なのです。
注文後、目の前に置かれた「ポークカツカレー」はカツの真ん中の一切れを肉の断面が見えるように配置しています。そのきれいな色と厚みに目を奪われるでしょう。
衣は(カツレツらしく)あくまで薄く、肉と一体化しながらクリスピーな揚げ切り。そして肉は厚切りならではのサックリした食感になっています。
カレーは懐かしさを感じる “洋食屋さん” の味。その深いコクには職人のこだわりが詰まっています。
創成川イーストのランチなら、ここ「マーシュ亭」の「ポークカツカレー」はイチ押し!です。
ただし予約はできず、ほぼ待ち行列がありますので、それは承知の上で訪問くださいね!
・店名: 洋食 マーシュ亭
・住所:札幌市中央区大通東2丁目15-1
・電話番号:011-281-7772
・営業時間:11:00〜14:00、18:00〜22:00
・定休日:日曜日
・アクセス:地下鉄東西線バスセンター前駅5番出口 徒歩1分
創成川イーストの「夜」
創成川イーストの「夜」はディープな雰囲気が漂います。昔ながらの建物をリノベーションした新しい飲食店が多いからでしょう。そこには創生川エリアの “旧” と “新” が融合した世界があります。
第三モッキリセンター:札幌の酒飲みの“聖地”
札幌で大衆酒場といえば、ここは絶対に外せない!そんな店が「第三モッキリセンター」です。
創業は、90年以上前の「角打ち(酒屋の店内で飲ませる営業スタイル)」から。「モッキリ(もっきり)」とは、お酒をコップや升に盛って一杯ずつ売ることで、この店が角打ちの前身を持つことをその店名が表しています。
場所は地下鉄東西線バスセンター前駅の3番出口から徒歩1〜2分(大通駅からも地下通路経由で同じ出口を利用できます)。繁華街ではないものの店内は連日賑わっています。これぞ「創成川イースト」!
店の造りは東京の老舗居酒屋に見られる「コの字型」カウンターが中心の、まさに正統的大衆居酒屋スタイルです(テーブル席、座敷もあります)。
大衆居酒屋といえば何といっても「安くてうまい!」、つまりコスパが重要ですが、もちろんこの店もその条件は十分満たします。
「納豆」は税込154円、定番の「枝豆」や「冷奴」などは220円。さらに居酒屋といえば「ポテトサラダ」。その店の実力を表すともされるメニューですが、じゃがいもの味がしっかりした仕上がりで308円!
どのメニューもおすすめですが、特に人気は「さばの味噌煮」(418円)。しっかり骨も食べられる柔らかさまで煮込まれています。
お酒は「旨口 正一合」が253円、1級(白鷹)が330円。もちろん生ビール(スーパードライ418円)や瓶ビール(エビス大瓶638円、スーパードライ大瓶528円)、焼酎・ウイスキー・ワインと一通りそろっています。
この店のもうひとつの特徴が平日は14時、土曜日は13時から営業していること。創成川イーストでの昼飲みやゼロ次会にもうってつけの一軒です。
店名:第三モッキリセンター
住所:札幌市中央区南1条東2丁目2
電話番号:011-231-6527
営業時間:14:00〜22:00(L.O.21:30)、土曜日は13:00〜19:30
定休日:日曜日・祝日
アクセス:地下鉄大通駅 徒歩5分、バスセンター前駅 徒歩3分
ラズベリー ベレー:まさに“穴場”のダイニングバー
「創成川イースト」の中でも “穴場” 感の漂うスポットで知られる「M’s」のひとつ「M’s EAST」にある隠れ家的ダイニングバーが「ラズベリー ベレー(RASPBERRY BERET)」です。
二条市場の道を挟んだ北側にある「M’s EAST」の2階。螺旋階段を登って奥に向かえば、目的の店「ラズベリー ベレー」はあります。
店内はL字型のカウンターが5席(Max6席、上階にテーブル席がありますが現在は使われていません)。カウンター内の女性店主ラズベリーさんとの距離感がこの店の特徴のひとつです。
メニューはホワイトボードに書かれており、お酒を頼むと「お通し」(400円税抜)が提供されます。手抜きなしのお通しを食べながらボードを眺めます。
ボードのメニューはどれもが外れのないものですが、その中でも人気の一品が「トリレバーのパテ」(600円、小サイズ400円)。
鶏レバーの旨味だけを抽出したかのような味わいに滑らかな舌触り。丁寧な作りを感じさせます。ワインとの相性も抜群です。
「豚ホホ肉の赤ワイン煮込み」(900円、小600円)も同じくワインの進む一品です。
各料理は2人でシェアしてちょうどよい量ですが、一人飲み向けに(小サイズ)が用意されているのはまさにこの店らしい対応でしょう。
創成川イーストの雰囲気を楽しむなら、「M’s EAST」の奥にある穴場のダイニング「ラズベリー ベレー」。ここに行かない手はありません!
店名:お酒とお料理 RASPBERRY BERET(ラズベリーベレー)
住所:札幌市中央区南2条東1丁目1 M’s EAST 2F
電話番号:011-207-2340
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜・第1・3月曜日
アクセス:大通駅34・35番出口、バスセンター前駅1番出口 各徒歩5分
こつまみ酒場chiko:少し早めの“一人飲み”もOK!
札幌で一人飲み、それも「創成川」付近にいるなら迷うことなく「こつまみ酒場chiko(チコ)」に行ってみましょう。
「創成川イースト」では南端に位置する国道36号線沿いにあります。
古い一軒家を改築した店内はほどよい “昭和感” を残し、厨房を囲むカウンターは屋台のような雰囲気です。
まさに “一人飲み” には最適な造りといえるでしょう。
そしてこの店、オープンが16時!(通常営業時)、少し早めの “一人飲み” にはうってつけ!なのです。
料理は「おばんざい系」のおつまみが充実しており、それを“蕎麦猪口(そばちょこ)”で提供するのがこの店のスタイルです(「蕎麦ちょこおかず」全品400円)。
それを数品つまんで、軽くお酒を楽しむ。まずはこれが定番の楽しみ方。さらに、食事をしたいならプラス200円で「ごはん・みそ汁」を付けた好みの定食も作れます。
メニューは“その日の店主の気分で自由気まま”に入れ替わるのもこの店らしさで、お客さんの要望を取り入れた料理などが登場することもあります。
最近(2022年1月)のメニューでは、「マグロの生姜煮」や「豚パイカですき焼き風」、「カレーポテサラ」などなど。
ここ「こつまみ酒場chiko」は気軽に入れてチョイ飲みもよし、オリジナル定食で晩ご飯にするもよし、楽しみ方いろいろの便利な店。創生川イーストを楽しむならおすすめの一軒ですよ!
店名:こつまみ酒場chiko
住所:札幌市中央区南4条東2丁目
電話番号:050-3418-0272
営業時間:17:00〜24:00
定休日:月曜日(不定休あり)
アクセス:地下鉄線南北線すすきの駅 徒歩5分
チャンネル:創成川沿いの三角屋根
創成川に沿って走る「創成川通り」の東側に面してポツンと “三角屋根の不思議な建物” が目に入ります。
この店こそここで紹介したい店、「チャンネル」なのです。
ちょっと風変わりな見た目からはどんな店なのか全く想像ができませんが、入口には「ひらたく言ってしまうと洋風居酒屋」という案内があります。
雰囲気はちょっと高級感のあるワインバーのようですが、席に着いてメニューを見てみれば、居酒屋の定番であるポテトサラダも用意されていました。
ただしネーミングは「くるみとブルーチーズのポテトサラダ」(税込580円)。ただの “ポテサラ” ではなさそうです。
目の前に登場したポテトサラダは小鉢にそびえ立つように盛り付けられています。甘みのあるポテトにくるみの食感、そしてチーズの旨みが加わってワインにぴったりの一品でした。
さらにおすすめは「しいたけのオーブン焼き」(700円)。
シンプルなネーミングながら、食べてみると椎茸だけではなく複雑な旨みが口に広がります。
お店の説明(ブログ)には「鶏のムースを詰めたシイタケ椎茸に、数種類のキノコをペースト状にしてチーズと混ぜて作った生地をかぶせて、焦がしバターとフォンドボーのソースを中に仕込んだもののオーブン焼き(原文まま)」…実はとても手の込んだ料理なのでした。
そしてデザートには特製の「プリン」(450円)がおすすめ。
メニューには「濃厚カラメルをあとのせ。温、冷、甘、苦の組み合わせ」とあり、食べてみればまさにその通りの味わい。
“締め” までしっかり満足させてくれる名店です。
店名:チャンネル
住所:札幌市中央区南3条東1丁目1-6
電話番号:011-231-0324
営業時間:18:00〜23:00
定休日:月曜日・第3日曜日
アクセス:地下鉄東豊線すすきの駅 徒歩4分
創成川イーストで“伝統と革新”のグルメを味わおう!
創成川イーストでおすすめの店を「朝・昼・晩」という利用機会に分けてご紹介しました。
創成川イーストの大きな特徴は新旧が融合した街並み。そこでは一日を通して “伝統”と“革新”のグルメにも出会えます。
どの店も “ここならでは” という名物料理を用意しています。
ぜひ、札幌の注目エリア「創生川イースト」のグルメを味わってくださいね。